|
オリンパスの過去の買収案件を巡って粉飾決算の可能性が指摘されたという報道。
これを受けたオリンパスの株価は10時現在734円(-300円)ストップ安で張り付いている。
背任ではなく粉飾ということになれば、上場廃止も免れず明らかに企業倒産を見据えた展開となることは十分に想定されるであろう。
菊川元社長は、当初解任したウッドフォード元社長を口汚くののしっていたわけであるが、粉飾の隠避ということであれば、同社の存続は難しい状況である。PER,PBRに照らしても極めた高く推移してきた同社株であるが、その株価維持の背景に薄汚れた優良企業とは思えない事案が潜んでいるとしたら、今後の海外投資家の日本企業のコンプライアンス、ガバナンスに対する懸念は相当深いものとなり、更に日本株全体へのダメージは計り知れないものとなる可能性がある。
ここまで来たら、当局の介入による徹底した事実究明がなされなければ同社というよりも日本企業の懸念は払しょくされない。
オリンパスの現経営陣、および歴代経営陣もその責は当然問われることになるであろうが、さらには監査法人もまたぞろこういう不祥事に加担したとなれば、監査法人の存続も問われなければならない。
幸いにオリンパスは、医療機器、映像分野で優良な技術力を有しており、その技術力は買収等を通じて生き延びてほしいものである。
オリンパスというブランドも消える可能性が大きくなったが、コニカ、ミノルタ、京セラ(ヤシカ)、に続きまたぞろ名門カメラメーカーが消える事態になりそうだとは・・(ペンタックスも事実上消えたようなものであるが)
戦後の日本の独壇場であった精密・光学を支えた産業分野が明らかになくなっていくのだろう。
*****************************
オリンパス、過去の損失先送り認める 粉飾決算の可能性も産経新聞 11月8日(火)9時21分配信
同社では、これまで過去の買収案件にともなう過大な支出については「適切に処理しており、問題はない」と説明してきたが、過去に粉飾決算を続けてきた可能性が出てきた。 オリンパスをめぐっては、英医療機器メーカー「ジャイラス」買収の際に、助言会社に660億円もの報酬を支払っていたほか、健康食品会社など国内3社に734億円もの巨額の投資を行ったことが問題視されている。 この件を問題提起していた英国人のマイケル・ウッドフォード元社長が10月14日に解任。直後に同氏が「過去の買収に不明朗な資金の流れがあった」と指摘し、株価が急落するなど経営が混乱が続き、株価も急落が続いた。 この責任を取って、同氏の後任として再登板した菊川剛会長兼社長も2週間足らずで辞任した。 ウッドフォード元社長の問題提起を受けた投資家などから疑念の声が上がり、オリンパス側は一連の買収の妥当性を調べるため、弁護士と公認会計士6人で構成する第三者委員会を設置。第三者委は、買収を決めた経営判断の妥当性や違法性の有無を調査し、12月上旬にも最終報告書を取りまとめる予定だった。 同社では、「今後、第三者委員会への情報提供を通じて、真相の究明を尽くすべく、最善の努力を尽くす所存です」とコメントし、株主、投資家、取引先などに迷惑をかけたと謝罪している。 同社では、これまで過去の買収案件にともなう過大な支出については「適切に処理しており、問題はない」と説明してきた |
全体表示
[ リスト ]




