日々これ新たなり

安倍相場から本格的な円安・株高になるか、政治の安定にかかっているだろう

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最近増税問題で識者の目をそらしているかもしれないが、この機にドル−円の為替レートがまたぞろ75円台突入目前に迫っている。
 
昨年10月末の介入効果がそろそろ切れて、日本の通貨当局の手の内が投機筋にバレバレになってきているようである。
 
政策的には、アメリカFRBが金融緩和の延長・継続と2%のインフレターゲットをコミットし、日銀の金融政策が先進国で唯一インフレターゲットを持たない、相対的に緊縮した金融政策になっていく中で、本来債務危機リスクのある円が、緊急避難的にまたぞろ買われ始めている。
 
政府は、増税一点張りで、まったくバランスの取れない偏向した政治運営を行っており、安住も能なしで野田泥鰌の言うことだけしかできそうもない体たらくである。
 
今、この時に為替の問題を誰が真剣に考えているのか?
 
このまま放置すれば、さらなる企業の海外移転、日本の貿易収支の恒常的赤字化、更に失業率の拡大は目に見えている。
 
とにかく、全般的な金融・経済政策が取れない民主党政権は早々の政権の座から降りていただかなければ、本当の日本売りが足音立ててやってきそうである。
 
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FRBがインフレ目標…日銀メンツ失う
 
 1月25日、ついにFRB(米連邦準備制度理事会)が2%のインフレ目標を導入した。食料とエネルギーを除いた個人消費支出(PCE)価格指数で2%を長期的な目標とするとした。これは歴史に残る大方針である。

 インフレ目標は金融政策の枠組みとして広く世界各国で導入されている。数年後のインフレの目標を設定して、金利の上げ下げの幅・タイミングなど具体的なオペレーションは中央銀行に任せるというものだ。

 インフレ目標の枠組みでは、「目標」は政府が関与するが、「オペレーション手段」の選択は中央銀行がやるので、中央銀行には、目標の独立性はないが手段の独立性が確保されるという言い方がなされる。

 バーナンキFRB議長は、インフレ目標が中央銀行の行う金融政策に透明性を与え、またインフレ目標を設定することは市場と中央銀行のコミュニケーションになって経済を安定化させるというインフレ目標の理論の世界的権威だ。

 私は1998年から2001年までプリンストン大学に留学し、当時彼はプリンストン大教授だったので個人的にかなりお世話になり、親しくさせていただいた。

 彼のインフレ目標論について、彼との単独インタビューを掲載した本を出版するなどいち早く日本に紹介してきた。個人的に話したとき、彼の静かな決意を感じたものだ。9年ほど前に、彼がFRB理事に就任したときに、いつか必ずインフレ目標が米国で導入されると思っていた。

 インフレ目標の枠組みを先進国で取り入れていないのは、日本と米国だけだった。もっとも、日本と米国ではパフォーマンスに差がある。

 新日銀法が施行された1998年4月以降2011年11月までの164カ月でそれぞれのパフォーマンスをみよう。日本ではCPI(除く生鮮食品)の対前年上昇率が0〜2%、米国ではPCE価格指数(除く食料とエネルギー)の対前年上昇率が1〜3%にそれぞれなっていれば合格としよう。日本の合格率は16%、米国は98%だ。日本の場合、81%はマイナスかゼロになっているので、デフレターゲットとも揶揄されている。

 今回のFRBのインフレ目標は、日銀の物価安定の理解と同じとの声も聞こえるが、決定的にパフォーマンスが異なっている。また、かつて日銀はインフレ目標を採用しても、手段がなく金融政策で達成できないといっていたが、声明文に「長期的なインフレ率は主に金融政策によって決定されるため、FOMCはインフレの長期的な目標を具体的に定める能力がある」と書かれている。

 日銀はメンツを失ったが、はたしてインフレ目標を採用するのだろうか。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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いつも的確なブログを拝見して大変勉強になります。日銀の独立性の堅持と言う意味で、政府のインフレターゲットは基本的に日銀の政策には取り入れない事が代々日銀に受け継がれてきた考え方であるらしい!と聞いています。平成3年から税収が減収に転じ、失われた20年と言われる昨今でもこの考え方で行くのか?インフレのない資本主義は成り立たない現状でどうしてなのかと私でも感じています。PS 高橋洋一さんをお呼びして開催した研修でも本音トークで国家財政の本質を講演頂いており、インフレにすれば借金なんかすぐにチャラですよ。と言ったような気がしています。

2012/1/31(火) 午後 4:21 [ ジョン君 ]

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いつもコメントありがとうございます。
何でもそうですが、インフレはいつでも悪とか善とか言う考えはないでしょうね。要はトータルの政策の中で、中長期的に何をしなければならないか、そういう観点から今の具体的政策は決めなければいけないと思います。民主との経済政策は、目の前の円安、ハイパーインフレ、国家財政破綻、という恐怖からとにかく増税に走って、デフレ政策をとってますし、日銀もそれを補完している感があります。政権が恐れる国家破綻は誰しも同じですが、増税ぐらいで解決するような生易しいものではないと思いますよ。一番大事なのは、2016年あたりと言われるその時に、日本の国力がいかに充実しているか、これしかないと思います。経済の力を高めないで何をしても無駄でしょうね。
これは、結構私の感覚と近いコラムですが、民主党に対する批判は特に当を得てると思いますので紹介しますね。
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2011/11/post-407.php

2012/1/31(火) 午後 4:43 志村亘輝

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追伸:少し誤解されそうなので補足です。
目の前の恐怖とは、国債の暴落=円安=ハイパーインフレを意味してます。実は円高は、経済力をそぎますが、債務破綻にはいかないですからね。

2012/1/31(火) 午後 4:47 志村亘輝

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米国高官は、TPP交渉の際も適切なレートは
1$=¥75と言ってますので、マーケットは少し
オーバーシュートするかもしれませんね。
対応が遅くなればなるほど「恐怖のシナリオ」が
現実味を帯びてくるでしょう。

2012/1/31(火) 午後 5:35 [ tanukioyaji ]

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75円ですか、それを日本政府は適切なレートと認めて交渉するんでしょうかね?
少なくとも国内では行き過ぎた円高とか、投機筋のよる円高とか言ってますがね。
アメリカの前では黒でも白、それが民主党ですな。

2012/1/31(火) 午後 5:58 志村亘輝


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