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先週末は懸念された欧州特にイタリアの債権安もいったん緩んだ形で、欧米の株価は大きく回復を見せた。一方の日経は、残念ながら相変わらずダウに対してアンダーパフォーム状態である。
ここ1年間の状況を見ても
1.東北震災後の株価の下げが回復していない。
2.8月の米国債務危機、ならびに欧州債務危機の下げが回復していない。
すなわち、危機に対してはきっちりと下げながらもその後の回復はおぼつかない、危機があるたびに水準を切り下げる展開となっている。
やはり大きくは、1.震災復興のあまりにも遅い遅れ、2.民主党政権の政権基盤の弱さと政策的な対応力のなさ、3.無抵抗な円高進行
と個別企業や経済の問題というよりは、政治の問題が重くのしかかっているようである。
月曜は、+100円ぐらいの上げを期待する向きが多いが、寄り天となる可能性も高く、円高の進行も76円台が目前ということで、日本株への大きな期待は無理なようである。
是非とも、認識をしておかなければならないのは、世界のマーケットは欧州危機が重しであるが、日本株は欧州危機以前の政治の問題が解決されない限り、上昇局面が来ることはないであろう、ということである。
ダウを見て甘い期待を持たないように・・・
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11月3日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は、対ギリシャ融資の次回実施をいったん棚上げすると表明した上で、ギリシャが5週間後に予定している国民投票はユーロ圏を最初に離脱する国になるかどうかを決めるものになるとの認識を示した。
独仏首脳らは2日遅く、ギリシャのパパンドレウ首相と同国の財政危機をめぐりフランスのカンヌで協議した。独仏側は近く実行するはずだったギリシャへのつなぎ融資80億ユーロ(約8600億円)を先送りすることを決め、先週合意された包括的救済策をギリシャが国民投票で否決すればギリシャは欧州から全ての支援が受けられなくなると警告した。
メルケル独首相は記者団に対し、「国民投票はまさにギリシャがユーロ圏にとどまりたいかどうかをイエスかノーで問うものだ」と述べた。サルコジ仏大統領は、ギリシャ国民が救済パッケージを拒否すれば、パパンドレウ首相率いる同国政府は「1セント」の支援も得ることはないだろうと言明した。
政権基盤の弱さに苦しむパパンドレウ首相は記者会見で、国民投票実施を決めた判断の正しさを主張、ギリシャが救済条件を受け入れるためには「より幅広いコンセンサスが必要だ」と説明した。その上で、国民投票の結果がユーロ圏残留を支持することになるとの自信を示した。
国民投票で具体的にどのような質問をするのかについて言及を控えたパパンドレウ首相は、今は正確な文言を示すときではないと述べながらも、「プログラムについてだけでなく、ユーロ圏にとどまりたいかどうかを問う質問だ」と付け加えた。
ユーロはカンヌ時間3日午前1時(日本時間同9時)現在、0.4%安の1ユーロ=1.3691ドル。






