渡辺茂樹のいたちものがかり

ニホンイタチをこよなく愛するアスワット顧問/動物学者・渡辺茂樹のブログです!

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初めに短歌を少々。

 「早過ぎる逝ってしまうの早過ぎる君23乙女なる故」

 「血の色は違わないのになぜか白嗚呼なにゆえに君leukemia」

 「残された時の長短丁か半我君がため長の目に張る」

 Nさん、お元気ですか?。気休めを言うつもりはないですが、そうであることを願ってます。貴女に新たにブログUPした旨をメールして、それが届くことで、貴女の生きていることを確認してます。御返信をとは申しません。
一方的に貴女の無事と回復を願いつつ、今日も以下に作文します。
 
 2014年の春のことである。岐阜県南部の山間地集落で鴨長明的に(方丈より広い家で)暮らしているT氏より、「これは何だ?」という写真が送られて来た(写真1)。

イメージ 1

体長は3cm程というからかなり大きい幼獣だ。そのサイズと頭と尾の形状からして、イタチということはあり得ない。テンでもなく、未だ見たことがないアナグマの幼獣とも思えない。つまりイタチ科ではない。タヌキでもキツネでもなく、つまりイヌ科ではない。むろんネコ科じゃない。
Carnivoraでないならば、Rodentiaか?。尾の形状はネズミに似ているが、頭の形が違う。それと、ネズミにしては(ドブネズミだとしても)、大き過ぎる。
 
  ここまで考えて、私はふと気づいた。あれか、それともあれに違いない。どちらも幼獣は私は知らないが、消去法からしてそのどちらかだろう。
となると、生態学的思考をする必要がある。いったい何処で見つかったかのと尋ねたら、庭先に積んだ薪の隙間だそうだ。そこに枯草を材とした巣があり、一匹だけ見つかったという。
ならば母親の体は(大きくとも)スリムだ。つまりあれとは考え難く、あれに違いない。1時間程の思考で、漸く私は暫定的結論に達した。 「すぐにわからんのか。それでもお前は哺乳類のプロか!」とは言わないで欲しい。そもそも私は「それで飯を食っている訳じゃない」という意味では、プロじゃない。
T氏は「プロの」京大教授Mにも写メールを送ったが、「わからない」の一言で片付けられたそうだ。「学者はあてにならない」と憤慨していた。プロには非ずのアマチュア学者と自認する私は、「そんなもんよ、学者なんて」と思う。そもそも日本の哺乳類学にとって、「幼獣は盲点」なのだ。
権威とされている人(例えば前出のM教授)でも、案外それは知らない。そして権威と呼ばれる者は誇り高い故、あれこれ考えない傾向がある。私はそれを厭わない。かような「謙虚さ」が私の矜持である。 
 
 で、私の暫定的結論は、ハクビシンである。それかアライグマかと思ったが、積んだ薪の隙間に営巣していたことからして、アライとは考え難い。
ハクビシンもかなり大きいが、体型はスリムである。いわばまあ、木村沙織のようなものだ(サオリン、ごめんちゃい!)。薪の隙間でも何とか授乳出来るだろう。
 
  だがしかし、それはあくまで暫定でしかない。母校の京大はあてにならぬ故、帯広畜産大学のS氏に「どう思います?」とメールで問い合わせた。京大が動物学のメッカだったのは1970年代位までで、現在は帯畜や農工大の方がレベルが高いのである。
その帯畜のS氏も「ハクビシンは成獣しか知らない」とのことだったが、「足と頭の形はハクビシンに似ている」との判断だった。成獣は尾がもっと長い。
だが尾が成長後に伸長するのは、イタチもテンもネズミもそうなのである。

 確かなのはハクビシンの養殖場から幼獣を入手して比較することだ。
それと、文献検索だ。欧米のMammalogyは日本の哺乳類学よりレベルが高いから、あるいは世界幼獣図鑑のようなものが出ているかもしれない。
中国と欧米と、二段構えで確認の術を試さねばなるまい。
 
 岐阜のこの地は関ヶ原のやや南で、1600年の9月に「島津の敵陣突破退却」のコースになった地だ。旧伊勢街道沿いで、それが関ヶ原で中仙道ならびに北国街道と交錯する。
だから山間地でも、シベリアイタチが分布する可能性はありと思われた。案の定、2011年にそのロードキル死体が発見された。岐阜県内でのシベリアイタチの確認は、文献上は2例目だ。
ただ2例とも、確認地点は山間地ではない。森の中にあるT氏の居住地は「どうかな?」と思ったが、2014代にT氏の方丈(より立派な家)にイタチが侵入した。初めはシベリアかニホンかわからなかった。居間にある煮物を食べ、パンをくわえ去るという大胆さはニホンイタチぽくない。
でも習性は変わることがあり得るし、足跡(写真2)で判定せよと言われるのは辛い。その後に粘着テープで捕獲した個体を写メールを見たら、明らかにシベリアイタチだった。森の中とはいえ(前述のように)旧街道沿いである故、奇異な現象じゃないと言えよう。

 
イメージ 2


 その後1年ほどT氏の方丈(より立派な家)は静かだったが、最近また侵入したという。今度は居間のみならず、天井裏も走り回っているとのことだ。そう、天井裏がシベリアイタチの本来の住処で、居間に出て来る方が珍しいのである。「何とかならんか」とT氏が言うから、「それはASWATにお任せ」と返答した。
再び捕獲するのは易いが、それだと文字通り「イタチごっこ」になる。根本対策としては侵入口を見つけて塞ぐしかないのだ。いま、その技術に最も長けているのがASWATであるのは、間違いない。

 私としては、周辺山林の状況(ニホンイタチがいるかいないか?)に興味がある。それを調査させてくれたら、穴塞ぎ代金はおまけしますよ、Tさん。




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