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白雲の毒

枯葉剤の傷跡
昨夜のNHK教育テレビの番組ETV特集で、あまりにもショッキングで惨い映像を目にした。番組名は「枯葉剤の傷跡を見つけた」であった。

1960年から15年間、1975年4月30日のサイゴン陥落まで続いたベトナム戦争の最中、化学実験と称してアメリカ軍と南ベトナム軍は、高濃度のダイオキシンを含む除草剤(枯葉剤)を、北ベトナム(当時)の農地や森林などに空中から撒き散らした。

その影響は甚大なもので、300万人を超えるベトナム人が被害を被っているとも云われている。
癌の発症や催奇形性など、汚染された遺伝子が孫子の代まで続く実に恐ろしい毒物だが、枯葉剤を投下した当人、アメリカ軍の退役軍人(約4万人)にまでその被害が及んでいる。

その補償問題として、
1984年、ベトナム帰還兵らが集団訴訟で枯葉剤製造会社を訴えた裁判では、審理入りの直前になり、原告代表者が突如会社側との和解を発表した。
製造会社側は、枯葉剤の被害を認めない状態で、原告側に補償金を支払う事で合意した。

裁判に於いて、帰還兵らによる枯葉剤被害との因果関係について、実証されないまま帰還兵らの証言はお蔵入りとなってしまったのである。
後に、この突然の不明瞭な和解を不服として、帰還兵や遺族らによって1989年に再び集団訴訟が行われたが却下されている。
ただ、次世代までの影響について耳を傾け、国としての補償を認めたのがクリントン元大統領だった。

また一方、ベトナムの被害者がアメリカの枯葉剤製造会社を相手取り訴訟を起こしたが、「アメリカの司法を外国に開放すべきでない」とこれもまた却下された。
何れにせよ、戦争としての大義名分とはいえ、原爆にしろ枯葉剤にしろ、全ての物や人をことごとく破壊、抹殺するとんでもない武器を製造し惜しげもなく使うのはアメリカだけである。・・・

ベトナムで奨学金制度を創設した坂田さん

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ご訪問が出来てなくて、すみません。 ベトナムにいる僕としては、複雑な気持ちです。 僕は、HCMCにいますから、もと南の人が多いのと、平均年齢26歳という人口構成のために、枯葉剤を知っているベトナム人が、周りにいないのです。

報道は管制されているし、日本アメリカと蜜月のベトナムでは、全く風化しているのです。

統制というのは、怖いものだと思います。

2011/3/7(月) 午後 10:34 Bruce 返信する

白雲の毒・・リアルで怖い表現ですね。

2011/3/7(月) 午後 10:56 [ 虎のしっぽ ] 返信する

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ブルースさん
有難うございます。
私も生々しい現実を見て愕然としました。
何と恐ろしい事をやったものだと憤りを感じてなりません。
その現実を伏せる報道統制は如何なものかと思いますが、ネット社会の今、直ぐに情報は入手出来る時代です。
その悲惨な現実が、時と共に風化するのは非常に残念な事です。

2011/3/8(火) 午前 11:13 ワイルドパワー 返信する

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なりひらさん
有難うございました。
是非ともあの悲惨な現実をご覧下さい。二度とあんな惨い事は止めて頂きたいと痛切に感じました。

2011/3/8(火) 午前 11:15 ワイルドパワー 返信する

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