よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

地域になくてはならい病院になるために.。そして病院職員が安心して患者さんのために働ける病院となるために

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   医療環境は大きく変化する。機能分化と平均在院日数短縮により、病院病床を削減するという考え方だけではなく、医療費そのものを負担できなくなってきた政府が、医療費自己負担増に手をつける段階になってきた。いわゆる後期高齢者については所得に関わらずすべての利用者の自己負担2割の医療費をという意見もでているし、いずれ5割の自己負担が当たり前の時代になることは間違いがない。
 
   さらに、2014年からは消費税が導入され、最大22%程度までのアップが適切であるという意見もあり、負担ができない患者が受療率を下げてくる可能性がある。単価は相対的に引き下げられ、患者が減少ということになれば、医業収益は減少する。
 
   したがって医業費用をどのようにマネジメントするのかが、とても重要なポイントとなる。利益がでる、そしてキャッシュが残らなければ病院は運営を行うことができないからである。財務管理や経営分析は、最終的には利益を出す道具であることを忘れないようにする。
 
   医療の質を向上させ、患者さんから評価を受け、たくさんの患者さんに来院してもらう。そして治療を円滑に行い早期に退院してもらう。このプロセスをうまく回すことができるように、これらを使い管理することで利益を出すことができるようになる。患者を増加させる。必要な医療を行ない単価をあげる(患者数×単価=医業収益)。
 
   そして仕組みを業務改善し個人の能力を高めてくことによ(医業)費用を削減する結果として利益を出す。利益をつかって処遇を改善する、設備を整える、よい医療を行なうためにコストをかける、といったながれをつくりあげていく必要がある。
 
   サードレベルの教科書として、何年も前に書いた文章であるのに、切迫した状態で迫ってくる気がします。診療報酬改定の影響も10月以降、目立って強くでてくることになることや、医療介護総合推進法の厳しさはいうに及ばず、次回の診療報酬改定がどのような方向に進むのか。
 
   また、もっといえば来年から社会保障費に消費税が課せられるという事実もあり、弾力性がどうであるのか(診療報酬に消費税が課せられることによる患者の減少の割合)、といった問題の先がみえなないことも不安をかきたてます。
 
   幸い、受講者の皆さんはとても元気で、聡明で、かつやる気に満ち溢れており、これからの看護、そして医療が安心であるという思いをもつことができました。財務管理や経営分析のスキルが、現場でどのように生きるのか、そしてどう生かしていかなければならないのかについて懸命に説明しましたが、少しでも出身病院に役に立つレクチャーができればよいと、改めて思った時間でした。
 
   増患、単価アップ、生産性向上についての徹底的な取り組みを行うことをお願いしましたが、改革がうまく進捗していくことを期待しています。
  
 
 

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