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我々の訪問した北京ではDRGが導入され、病院管理局が病院改革の指導に入っている。また視察したタイ、ミャンマー、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガボール、ブルネイのASEAN各国では、民間病院管理会社とファンド、そして国立病院ですら企業と同じ仕組みを以て高い質の医療の場を提供している。1000人当り病床数、在院日数ダントツ世界一の日本にはそうした仕組みがまだ少ない。医療制度改革が進まざるを得ない日本。もはや診療報酬だけをみても最適解は見いだせない。診療報酬を見ながらも、しっかりしたガバナンスのもとで、可視化を行い、増患、単価アップ、生産性向上を行うためのマネジメントが必要だ。とりわけ現状を把握し行動するための人、時間、情報、カネ、モノの可視化は不可欠。日本の現状を認識し危機感を持てるのか、医療の存続に強く執着できるか。可視化を行うためのツールと意思がなければ始まらない。 加えて組織の行うべきことや一人ひとりの役割明確化、強いリーダーシップによる問題解決、適正利益の確保、適切な評価による教育と処遇のための手法とツールはこれだ、と話をしました。 |
病院再生の時代
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病院再生にはさまざまな意味があります。財務的な問題もありますし、いま、財務的な問題はないけれども、マネジメント自体に問題があり、早晩キャッシュが不足するといった病院、現状はなんとか運営しているが戦略が不鮮明でいずれ。環境変化によって大きな問題が発生するというケースなどがそれらです。
財務的な問題を解決したとしても、実はその病院が、上記に記載した他の問題を抱えている場合には、早晩、元の木阿弥になる可能性があります。
すなわち一時的にはなんとか延命したとしても、本質的なところを解決しないかぎり、本当の成果をあげることができない。そうであれば長続きせず、また財務問題が発生するということです。
であれば、やはり、組織や業務フロー、それ以前に戦略立案や組織を一定の方向に振り向けていくためのリーダーの育成が行われなければならず、またトップマネジメントの考え方や行動様式を全面的に変革していくことが病院再生の重要な対策になります。
結局は当該病院が地域において存在意義を見出させるのか、地域住民に大きな価値を提供しているのかを確認し、それが期待通りにできていないのであれば、期待に応えるかたちで対応する、という戦略が採用される必要があります。
なお、医師が病院のマネジメントに関与し、技術論だけではなく、臨床の力により患者を集めるといった側面がある段階から求められます。
いくらプロモーションやプロパガンダがうまくても、来院したら医師はいない、待たされる、期待通りの診察をしてもらえない、治療成果があがらない、アウトカムが悪いといった事態が生まれれば意味がありません。
あの医師がいるから、この先生が治療をしているから、といったところで患者さんが集まるとすれば、それは医師の臨床面でのブランドが成果を呼び寄せているということに気付く必要があります。
したがって、背景に病院存続を思い、一方で患者さんへの愛情をもって診療活動をしていくことが大切になります。いくら患者さんのためといっても方向を誤り、病院の利益を逸失すれば、病院は業績があがらず淘汰されてしまいます。バランスをもって医療を行うことが重要です。
したがって病院再生は、財務問題を解決すればそれで済む、というものではなく、医師がマネジメントに対する意識をもち、組織全員をけん引し、全職員の協力により、たくさんの患者を治療し、適正利益を出し、病院を存続させてこそ成立するものだ、ということを認識しなければなりません。それがなければ医療を提供し続けられない、と理解する必要があります。
財務問題の解決と、病院幹部や医師のマネジメント能力の構築といったことが病院再生であるという帰結です。
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私は銀行員であった時代、本部にて京都支店や札幌支店、旭川支店、そして都内複数店とともに大阪支店も担当していました。当時は例えばボーリング場のR社がまだ、大阪で数店舗で営業をはじめた頃で、コンサルティング部に所属していた私はよくボーリング場に通い、フランチャイズ用のオペレーションマニュアルを作成するお手伝いをしていました。 |
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先日、弊社で再生チームのミーティングがありました。 |
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意外と重視されなければならない事務部の機能として、経営企画があります。戦略立案や戦略の具体化において経営企画室といった専門チームがない病院は、行動が遅くなります。 |




