よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

地域になくてはならい病院になるために.。そして病院職員が安心して患者さんのために働ける病院となるために

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  人は誰でもうまくやりたいと思って行動しています。やりたいことややらなければならないことがあるからです。どのようにすれば、うまくやれるのか、満足できるのか、そして達成感を得ることができるのかを考えることが大切です。

  まずは、何をしたいのか、しなければならないのかについて、思いをもつことが必要です。ただ、思っただけでは何も解決しません。思いを信念に変えることが必要です。これは俺にしかできない、私がやるんだという意志がなければ行動につながらないからです。これをやらなければと思い続けても行動につながらなければ物事は達成しません。

  なので、思いの次に信念が必要であると覚えておかなければなりません。次に何かをするときには技術が必要です。技術を身に付ける必要があります。技術にはどのようなものがあるのかについては様々です。何をしなければならないのかにより当然変わりますよね。それを列挙してチェックしなければなりません。そして重要なのは、人間力です。

  人は一人で生きているのではありません。多くの人に支えられて、またあるときにはこちらが助けながら何化を行い、生きています。ですから、どれだけ相手のことや社会貢献することを考えて行動するかにより大きく成果は異なります。何かを成し遂げるときの人間性がとても大切になるのです。

 もちろん、技術や人間力を身に付けるときには第三者とコミュニケーションをとらなければなりません。さらに何かを伝えるときにもコミュニケーションが求められます。コミュニケーションがうまくできなければ、ことは成就しません。成功のためには、思いと信念、技術と人間力、そしてそれらをコントロールするコミュニケーションが必要だという結論です。結果達成感を得る。思い、信念、技術、人間力、コミュニケーション達成感を6つの成功の要件としています。

 しかし、これらを日常的に活用するためには、自分の行動に容易に反映させる方法を考えなければなりません。そのために、サイコロを道具として使います。サイコロは1から6までの数字が振ってある正六面体ですが、あるとき、サイコロの目を一つひとつたどると、上記の6つの成功要件を表すことができることを発見しました。そもそもサイコロは遊具ではなく、我々を成功に導くための道具であったという仮説です。

 これをサクセスキューブと名付けました。何かをしたいとき、しなければならないとき、サクセスキューブを頭に思い浮かべます。一つひとつ振られた目にそって、1思い→2信念→3技術→4人間力→5コミュニケーションとサクセスキューブをつくりあげていくと、そのでき具合により満足が溜まりキューブが完成したときの、6達成感がつくられキューブが完成します。

 人の器もキューブであり、もってうまれた箱に、日常のキューブ(サクセスキューブ)を埋めながら生きています。自分の器を大きくすることも、せっかく持って生まれた自分の器にサクセスキューブを埋めきれず、器を使い切らずに最期を迎える人もいます。自分の器をイメージし、日頃からたくさんの思いをもちながら行動し成果をあげ続けていく必要があると考えています。

 もちろん、うまくいかないことも凹むときもありますが、サクセスキューブ、そしてキューブの6要素を常に思いうかべて行動することが人生を充実して生きるポイントです。

 実は、人もキューブのかたちをしていて、思いは足に意識し、信念は背中に現れます。そして左腕は技術、右腕は人間力(君は私の右腕だというときにはたいていその人の人間力を買っています)、顔や胸、腹など正面はコミュニケーションを図る面であり、達成感は頭で感じるものだという仮説です。

 基本的に人間はキューブを表しているという結論です。鏡を見ながら、また意識をしながら自分がキューブであり、いくつかある思い事にどこまでキューブができているのかを考え、不足するところを見つけて行動につなげるように自分を鼓舞していくことが有効です。

 思いを達成するためにはキューブの概念を覚える、そして自分自身がキューブを化体(けたい)していると、受容れることが重要です。

 なお、会社もキューブです。社員が一つ一つ仕事の成果をあげて、やらなければならないこと、やりたいことのキューブを完成させ、社長の器で設立された会社のキューブに入れる活動が日々行われています。キューブを完成し、会社のキューブに入れて積み上げていくことで、会社も当初の器を大きくして会社を成長させることができます。

 もちろん、せっかくの会社の器がありながら、器をつかいきれずに終わってしまう会社もあることでしょう。(もちろん、この文脈での会社は病院やクリニックに置き換えて考えなければなりません)。キューブづくりをしっかりと理解して、行動する社員(職員)が多ければ多いほど、会社が大きくなることがよく理解できます。ということを詳しく書いた本を出版しました。電子ブックもあります。
                                                                                
 他のブログでも説明していきます。興味があればブログをフォローしてくださいね。

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30年の改定により、うまく成果を挙げている病院とそうではない病院があります。前者は、国が求める政策を取り入れ、人員を集め、行なうべきことを行っている病院です。後者は、ルール通りにしようとしてもできていない病院です。その差はどこにあるのかはとても明確です。
日常的に組織づくりを行っているところと、そうではないところの差が明確に出ているのです。
組織づくりとは、目標を決め、決めたことを実行する体制のことを言っています。組織目標が決まると、各部署が行うべきことと行うことができるよう、各部署の幹部が動きます。病院方針を各部署方針に落とし込み、落とし込んだ方針が自然に各部署に落とし込まれながら、構成員がなんとか方針を達成しようと能動的に行動し始めるのです。毎月の成果は確認され、検証されて、できていないことが明らかになり、何とかそれをできるようにしていこうと各人が協力して行動します。目標管理制度や評価制度、教育制度が整備されるとともに、委員会活動はいうに及ばず、業務改善や日々のコミュニケーションの円滑化など、さまざまな活動を積極的に行われます。

また。その組織は、何かあったときに、トップのリーダーシップが発揮され、どのようなことにも柔軟に対応できる組織です。このような組織は、どのようなことがあっても成果を上げ続けることができます。人も集まるし、定着率も高いので業務は滞ることはでありません。
経営企画や医事が制度をしっかり咀嚼し、具体的な行動にまで昇華したうえで、実務が行われます。個々での肝はリーダーシップです。適切なリーダーシップが発揮される環境がなければ、このような状況をつくり出すことはできません。
リーダーに信念があり、マネジメント能力に優れている。知識や経験がなくても、うまく人を使い、できる人、あるいは、例え常にできる人を傍に置けなくても、そのつど、あることができる人を探し出し、業務ごとにミッションを与え、成果を挙げるよう誘導することができるリーダーが求められています。
思いがあり、信念により思いを意志に変え、経営に必要な技術を身に付けるとともに、豊かな人間性をもって他人とコミュニケーションがとれる人です。
こうしたリーダーがいれば、職員は力を発揮し、皆が一つの方向を向きながら成果を挙げるために頑張ることができます。

これからの日本の医療はとても厳しい環境に置かれます。マネジメントの巧拙により、病院の盛衰はきまります。新しい時代をつくるためにも、原点に戻り、自院のマネジメントの仕組みがあるべきものになっているのかどうかをしっかりと確認してみることが必要です。
なお、うまくいかない病院の事例を一つだけ紹介しましょう。医療療養病床1の1病棟と医療療養病床2の1病棟をもった病院がありました。今回の改定で病院として医療療養病床1、すなわち医療区分23の患者を80%とらなければならないことになりました。日常的にガバナンスがなく、変化にうまく対応できなかったために、23区分の紹介を増やすこと、看護師の看護レベルを上げること、職員の定着率をあげることがうまくできず、目標を達成することができません。
リーダーは、「うまくいかないのは人材がいないためなので、仕方がない」というスタンスです。結果、医療療養病床1をとるために、、医療区分1の患者を減らすことになり、単価はあげることができても、稼働率を落とさざるをえず、結局は以前より収益を落とすことになります。こうして、診療報酬の改定があるごとに、達成できないことが増えていき、結果として業績を落とし病院が淘汰されていくのだと思います。
リーダーの覚醒と適切なマネジメントが行われなければ、病院は継続していけないと、理解をしています。

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 病院がこれからを生き抜くためには2つのことを実践しなければなりません。
 一つは組織の軸を確立するということです。病院理念を明らかにして、ヴィジョンを設定し、マーケティングやSWOT分析を行い、戦略を立案したうえで事業計画を立てることが必要です。どこに進んでいくのかを常に考え、その方向に向けて組織の舵をとることがリーダーには求められています。組織の方向が明確であり、日々の業務を行う意味を皆が理解していることが必要です。皆が理解するというためには、方向が具体的な仕事のなかに降りていることが必要です。
 例えば、方向は知っているけれども自分の仕事はいつもと変わらない、では仕事のなかに、方向性が降りているとはいえません。実践のなかで具体的に落とし込まれていて、初めて意味があります。
 以前と行うことが変わった、という変化が目に見えなければなりません。新たに初めたこの業務は、〇〇を達成するためのものだとか、これをするために新しいプロジェクトが始まり、それに参加している、とかの変化がなければ具体的な意識変革を行うことができません。
 何よりも、新たな方向が打ち出され、自分の仕事が変化した。そのなかで新しい方向について考え、仕事のやりかを見直してみるといったながれができることが求められているのです。ヴィジョンや戦略は実践につながり、初めて具体性を帯びます。各職員に役割を与えられるかどうかが、マネジメントの基本であるとすれば、まさに
方向の実践はそのことを意味しています。
 
 また、もう一つは現場の仕事の仕組みをしっかりとつくり、その運用を適切に実施することです。
 仕事のやり方やルールを明確にするとともに、それをしっかりと守る。そのための評価教育を行い、適切な人材配置を行うことが重要です。すべてが順風満帆に進むわけではないので決めたことを守るためには、職員の理解や受容が必要ですし、その都度障害が発生するので、それをクリヤーするための調整が必要です。
 なぜ、これができないのか、ということを何度も言うことが実勢にはあるとしても、それを言い続けることが必要です。言い続けることにより、必ずどこかで言い続けたことが定着し、成果を挙げることができるようになると考えます。
 なお、記録を付ける、分析する、結果データを理解する、問題点を発見する、行動計画を立てる、実行する、そして成果を挙げることに執着する必要があります。常に現状をモニタリングし、次にどのように行動するのかを決めたうえで、計画的に行動するという癖をつけることが求められています。

 ここにすなわち、いまやるべきことの徹底と、モニタリングを行った結果を業務に反映するということを説明しています。
 方向を明確にする⇒実践に織り込む⇒従来の業務の徹底をも行う⇒モニタリングを行い先に結果を業務に反映させること、を怠ることなく実行することで、病院は厳しい時代を生き抜くことができると考えています。これらはもちろんPDCAサイクルのなかに組み込まれています。常に考え方向を見出し、その実現のために問題解決行動を行うことが必要です。




 
 病院がこれからを生き抜くためには2つのことを実践しなければなりません。
 一つは組織の軸を確立するということです。病院理念を明らかにして、ヴィジョンを設定し、マーケティングやSWOT分析を行い、戦略を立案したうえで事業計画を立てることが必要です。どこに進んでいくのかを常に考え、その方向に向けて組織の舵をとることがリーダーには求められています。組織の方向が明確であり、日々の業務を行う意味を皆が理解していることが必要です。皆が理解するというためには、方向が具体的な仕事のなかに降りていることが必要です。
 例えば、方向は知っているけれども自分の仕事はいつもと変わらない、では仕事のなかに、方向性が降りているとはいえません。実践のなかで具体的に落とし込まれていて、初めて意味があります。
 以前と行うことが変わった、という変化が目に見えなければなりません。新たに初めたこの業務は、〇〇を達成するためのものだとか、これをするために新しいプロジェクトが始まり、それに参加している、とかの変化がなければ具体的な意識変革を行うことができません。
 何よりも、新たな方向が打ち出され、自分の仕事が変化した。そのなかで新しい方向について考え、仕事のやりかを見直してみるといったながれができることが求められているのです。ヴィジョンや戦略は実践につながり、初めて具体性を帯びます。各職員に役割を与えられるかどうかが、マネジメントの基本であるとすれば、まさに
方向の実践はそのことを意味しています。
 
 また、もう一つは現場の仕事の仕組みをしっかりとつくり、その運用を適切に実施することです。
 仕事のやり方やルールを明確にするとともに、それをしっかりと守る。そのための評価教育を行い、適切な人材配置を行うことが重要です。すべてが順風満帆に進むわけではないので決めたことを守るためには、職員の理解や受容が必要ですし、その都度障害が発生するので、それをクリヤーするための調整が必要です。
 なぜ、これができないのか、ということを何度も言うことが実勢にはあるとしても、それを言い続けることが必要です。言い続けることにより、必ずどこかで言い続けたことが定着し、成果を挙げることができるようになると考えます。
 なお、記録を付ける、分析する、結果データを理解する、問題点を発見する、行動計画を立てる、実行する、そして成果を挙げることに執着する必要があります。常に現状をモニタリングし、次にどのように行動するのかを決めたうえで、計画的に行動するという癖をつけることが求められています。

 ここにすなわち、いまやるべきことの徹底と、モニタリングを行った結果を業務に反映するということを説明しています。
 方向を明確にする⇒実践に織り込む⇒従来の業務の徹底をも行う⇒モニタリングを行い先に結果を業務に反映させること、を怠ることなく実行することで、病院は厳しい時代を生き抜くことができると考えています。




 

私のマーシレベルは無限大という本を書きました。以前から、どのようにすれが自分が変われるのかちうテーマで考えてきたことの一つの方法として、相手が自分をどう思うのか、また自分は相手をどう思って仕事をしているのかを観察したことがあります。そのときの経験をもとに、結局は自分が変革し、仕事ができる要件を身に付けていくことが必要だと考えたことが本書を書くきっかけになりました。相手の立場に立ち、立場を理解しながら、自分がどのように仕事をしてけばよいのか。自分のミッションを果たしていけばよいのかについてを体系化しました。つたない本ですが、その前書きをご紹介します。

「もし、地球に自分ひとりしかいないのであれば——。ある日、自分以外の人が街から突然消滅してしまったらあなたはどうしますか?誰の助けも借りず、自分ですべてを決めて行動し、生きていかなければなりません。まず、生きていくための食料や水を確保します。スーパーに缶詰やペットボトルなどが残っている間はいいですが、なくなれば自分で確保しなければなりません。種苗店から種を持ちだして栽培を始めたり、魚釣りや野生動物の狩りに行ったり、湧き水を探す、川の水をろ過するなどが日常になっていくでしょう。そもそも電気やガス、水道のインフラは停止し、石油やガスコンロのガスもいずれなくなりますので、火をおこす術を身に付ける必要があります。

当初、ガソリンが手近にある間は、自動車やバイクも動きますが、そのうちそれもできなくなります。最終的に移動は自転車ということになるでしょう。もちろん、壊れたときには修理も自分がします。

健康でいないと、病院に行っても何がどの薬かわからないので、治療薬辞典は手放せません。薬のある間はいいですが、なくなれば大変です。地位があっても、お金持ちであってもここでは何の役にも立ちません。本は読み放題ですが、得た知識の全てをつかう場所もありません。出世したつもりになって社長の椅子に座って満足しても、会社自体が機能していないので意味がありません。他に人がいないので、他人と接するのが嫌いな人の要求は満たされますが、二度と誰とも会話ができないことは、苦痛以外のなにものでもありません。自分に何の役割もない、他人との接点もない、会話もない社会にどれだけ住んでいられるのか、想像してみてください。こうして考えると、私たちはとても恵まれた、便利な社会で生きているのだと気づきます。また、人との接点がいかに愛おしいものかもわかります。長い歴史をかけて人が文明を起こし、文化をつくってきました。物をつくり、産業を育成し、制度をつくりシステムを開発し、経済を発展させ、国民の生活を豊かにしてきました。当たり前のことを説明していますが、今の生活が、実は当たり前ではないことを知らなければならないのです。

少し大上段になりましたが、結局のところ、人はひとりで生きているのではありません。私たちは生まれてから最期まで、自らの役割を果たすために、多くの人に助けてもらいながら生きているのです。

とりわけ仕事を行う社会人として、より良く、そして思い通りに生きられるようにしていくためには、よいコミュニケーションをとることが欠かせません。そして、「どのような人間関係をつくるのか」を考えて行動することが大切である、ということを心の底から理解してほしいと思います。

よいコミュニケーションにより、よい人間関係をつくるためには、相手から好かれることが必要です。多くの場合、人間関係は大きく「好き嫌い」に影響を受けるからです。

もちろん、その感情をもつにいたる理由は複雑であり、人により異なります。また、好きや嫌いの感情を超えて、人間関係を維持しなければならないこともたくさんあります。しかし、好きであれば、物事をうまく進めることができるし、嫌いであれば、真剣に対応できないという、とても簡単な原理で人間関係が成り立つことが多くあると考えています。

相手から好かれるためには、どう行動すればよいのか。嫌われている原因は自分にあるとの前提に立ち、相手を鏡にして自分の行いを映し、自分を修正しながら、思い通りに生きられるための自分をつくることが本書のテーマです。

好かれる人には、「好かれるための態度や行動の要素」があります。好かれるために何をするのか、そのための体系的な枠組みCAN(キャン)モデルを説明します。

正しい仕事の姿勢(Correct attitude)、適切な行い( Appropriate action)、必要とされる人(a person Needed)の3つ(CAN)が、社会人として成功する要素であり、これらを身に付けて仕事をすることが必要です。

そもそも、相手が自分をどう思っているのか。単に好きか嫌いかという単純なレベルではなく、好きや嫌いには程度があります。

大好きや大嫌い、大好きが高じて愛している(=仕事においては、尊敬している)という気持ちや、大嫌いが進み、憎いという気持ちになることもあるでしょう。なんとも感じない、というレベルや、少し好き、少し嫌いというレベルもあります。

さらに、愛しているという気持ちの上に「慈しみ」の気持ちがあります。慈しみは、マーシーといいます。本書では、慈しみを含め、好き嫌いの気持ちを10のレベルで分け、マーシーレベルと呼んでいます。周りを見渡すと、自然にこうした行いをしている、できる人がたくさんいます。

彼らは本当に信頼できるし、誰からも好かれています。皆から、スゴイ人だと一目置かれている人たちです。彼らは自分なりの方法で、相手の自分に対する評価を機敏に感じ取り、自分の行いを修正しながら、成果を挙げています。

人の気持ちは、常に環境に左右されて移ろうものです。いわんややりたいこと、やらなければならないことのために闘わなければならない社会において、好かれ続けて仕事をすることはとても難しいことです。できる人たちの多くには、慈しみの気持ちがあることがわかります。 慈しみの気持ちをもつことが相手から高く評価されて、よい人間関係をつくり、仕事で大きな成果を挙げているのです。

慈しみの気持ちを意識しながら、目の前のミッションを果たすための好かれる行いが、今の社会では求められています。

CANやマーシーレベルの考え方を身に付けることで、誰もが相手を包み込む力をもつ自分になることができます。それは誰からも好かれ、愛されて、思うように生きられる自分をつくることを意味しています。

常に自分の行いを客観視し、好かれるレベルを拠り所にしながら、自分の問題点を修正することが癖になる——そうすることで、自分がどんどん変われていることに気づきます。

それは自己満足ではなく、相手の反応が変わることで実感できるものです。「こんなに喜んでもらえる、好きになってもらえるのか」を実感しながら、毎日自分が成長していることを感じられる喜びを生み出します。この連鎖は、あらゆる場面でコミュニケーションを活性化させ、よい人間関係をつくり、新しい価値をつくることでしょう。

皆が喜ぶ、よいコミュニケーションをたくさんつくり、よい人間関係を街に溢れさせることで、新しい価値をより多くつくりだす。一人ひとりがお互いを思いやり、好かれ合い、仕事ができる環境がつくれれば、これほど嬉しいことはありません。

なお、マーシーレベルの考え方は、仕事をする社会人を対象としていますが、CANやマーシーレベルを拠り所にした行いをする人は、仕事の場だけではなく、地域にも大きく貢献します。自らの行動を変え、自分を変革しながら好かれる力をもった多くの働く人は、家庭でも地域などプライベートでも、その考えや行いを実践し、思いやりに満ちた人間関係をつくりあげることができるからです。多くの方々が新しい自分をつくるために、本書が少しでも役立つことを願っています」

多くの人々に、本書を相手との距離を測り、自分を変革するためのツールとして、使ってもらえると嬉しいです。

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もし、地球に自分ひとりしかいないのであれば——。


ある日、自分以外の人が街から突然消滅してしまったらあなたはどうしますか?


誰の助けも借りず、自分ですべてを決めて行動し、生きていかなければなりません。


まず、生きていくための食料や水を確保します。スーパーに缶詰やペットボトルなどが残っている間はいいですが、なくなれば自分で確保しなければなりません。


種苗店から種を持ちだして栽培を始めたり、魚釣りや野生動物の狩りに行ったり、湧き水を探す、川の水をろ過するなどが日常になっていくでしょう。


 


そもそも電気やガス、水道のインフラは停止し、石油やガスコンロのガスもいずれなくなりますので、火をおこす術を身に付ける必要があります。


当初、ガソリンが手近にある間は、自動車やバイクも動きますが、そのうちそれもできなくなります。最終的に移動は自転車ということになるでしょう。もちろん、壊れたときには修理も自分がします。


健康でいないと、病院に行っても何がどの薬かわからないので、治療薬辞典は手放せません。薬のある間はいいですが、なくなれば大変です。


 


地位があっても、お金持ちであってもここでは何の役にも立ちません。


本は読み放題ですが、得た知識の全てをつかう場所もありません。出世したつもりになって社長の椅子に座って満足しても、会社自体が機能していないので意味がありません。


他に人がいないので、他人と接するのが嫌いな人の要求は満たされますが、二度と誰とも会話ができないことは、苦痛以外のなにものでもありません。


自分に何の役割もない、他人との接点もない、会話もない社会にどれだけ住んでいられるのか、想像してみてください。


 


こうして考えると、私たちはとても恵まれた、便利な社会で生きているのだと気づきます。また、人との接点がいかに愛おしいものかもわかります。


長い歴史をかけて人が文明を起こし、文化をつくってきました。物をつくり、産業を育成し、制度をつくりシステムを開発し、経済を発展させ、国民の生活を豊かにしてきました。


当たり前のことを説明していますが、今の生活が、実は当たり前ではないことを知らなければならないのです。


少し大上段になりましたが、結局のところ、人はひとりで生きているのではありません。私たちは生まれてから最期まで、自らの役割を果たすために、多くの人に助けてもらいながら生きているのです。


 


とりわけ仕事を行う社会人として、より良く、そして思い通りに生きられるようにしていくためには、よいコミュニケーションをとることが欠かせません。そして、「どのような人間関係をつくるのか」を考えて行動することが大切である、ということを心の底から理解してほしいと思います。


 


よいコミュニケーションにより、よい人間関係をつくるためには、相手から好かれることが必要です。多くの場合、人間関係は大きく「好き嫌い」に影響を受けるからです。


もちろん、その感情をもつにいたる理由は複雑であり、人により異なります。また、好きや嫌いの感情を超えて、人間関係を維持しなければならないこともたくさんあります。しかし、好きであれば、物事をうまく進めることができるし、嫌いであれば、真剣に対応できないという、とても簡単な原理で人間関係が成り立つことが多くあると考えています。


 


相手から好かれるためには、どう行動すればよいのか。嫌われている原因は自分にあるとの前提に立ち、相手を鏡にして自分の行いを映し、自分を修正しながら、思い通りに生きられるための自分をつくることが本書のテーマです。


 


好かれる人には、「好かれるための態度や行動の要素」があります。好かれるために何をするのか、そのための体系的な枠組みCAN(キャン)モデルを説明します。


正しい仕事の姿勢(Correct attitude)、適切な行い( Appropriate action)、必要とされる人(a person Needed)の3つ(CAN)が、社会人として成功する要素であり、これらを身に付けて仕事をすることが必要です。


 


そもそも、相手が自分をどう思っているのか。単に好きか嫌いかという単純なレベルではなく、好きや嫌いには程度があります。


 


大好きや大嫌い、大好きが高じて愛している(=仕事においては、尊敬している)という気持ちや、大嫌いが進み、憎いという気持ちになることもあるでしょう。なんとも感じない、というレベルや、少し好き、少し嫌いというレベルもあります。


 


さらに、愛しているという気持ちの上に「慈しみ」の気持ちがあります。慈しみは、マーシーといいます。本書では、慈しみを含め、好き嫌いの気持ちを10のレベルで分け、マーシーレベルと呼んでいます。


 


周りを見渡すと、自然にこうした行いをしている、できる人がたくさんいます。


彼らは本当に信頼できるし、誰からも好かれています。皆から、スゴイ人だと一目置かれている人たちです。彼らは自分なりの方法で、相手の自分に対する評価を機敏に感じ取り、自分の行いを修正しながら、成果を挙げています。


人の気持ちは、常に環境に左右されて移ろうものです。いわんややりたいこと、やらなければならないことのために闘わなければならない社会において、好かれ続けて仕事をすることはとても難しいことです。できる人たちの多くには、慈しみの気持ちがあることがわかります。 慈しみの気持ちをもつことが相手から高く評価されて、よい人間関係をつくり、仕事で大きな成果を挙げているのです。


 


慈しみの気持ちを意識しながら、目の前のミッションを果たすための好かれる行いが、今の社会では求められています。


 


CANやマーシーレベルの考え方を身に付けることで、誰もが相手を包み込む力をもつ自分になることができます。それは誰からも好かれ、愛されて、思うように生きられる自分をつくることを意味しています。


 


常に自分の行いを客観視し、好かれるレベルを拠り所にしながら、自分の問題点を修正することが癖になる——そうすることで、自分がどんどん変われていることに気づきます。


それは自己満足ではなく、相手の反応が変わることで実感できるものです。「こんなに喜んでもらえる、好きになってもらえるのか」を実感しながら、毎日自分が成長していることを感じられる喜びを生み出します。この連鎖は、あらゆる場面でコミュニケーションを活性化させ、よい人間関係をつくり、新しい価値をつくることでしょう。


皆が喜ぶ、よいコミュニケーションをたくさんつくり、よい人間関係を街に溢れさせることで、新しい価値をより多くつくりだす。一人ひとりがお互いを思いやり、好かれ合い、仕事ができる環境がつくれれば、これほど嬉しいことはありません。


 


なお、マーシーレベルの考え方は、仕事をする社会人を対象としていますが、CANやマーシーレベルを拠り所にした行いをする人は、仕事の場だけではなく、地域にも大きく貢献します。自らの行動を変え、自分を変革しながら好かれる力をもった多くの働く人は、家庭でも地域などプライベートでも、その考えや行いを実践し、思いやりに満ちた人間関係をつくりあげることができるからです。多くの方々が新しい自分をつくるために、本書が少しでも役立つことを願っています。




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