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先週は、奄美諸島の喜界島に滞在していました。
ダイビングが目的じゃなくて、当地の物産をチェックすることと、数軒の農家におじゃまして、こちらが
持ち込んだホーリーバジルというハーブの種を試験的に蒔いていただくこと。
町役場も訪問して町長や副町長、各部署の課長さんにもご挨拶してきました。
沖縄が好きで、いろんな島も訪れていますが、喜界島のような島を見たのは初めて。
昔は太宰府と密接な関係もあり、独自の文化も持ち、太平洋戦争中には特攻隊の最終出撃地点として、
海軍航空隊、陸軍航空隊の基地も保有していたなど、歴史的には貴重な財産もあるのに、島自身でほぼ
なんにも残す努力をしていなかったため、名所・旧跡的なものはほぼ残っていません。古い石垣や家並み
も、行政が保存するような努力もないので、どんどん人が島外に流出して廃屋になった不動産は、島最大の
権力者である数社の建築会社が買い取って、縄張りを拡大していって取り込むだけ。
なので、若い方々が町内の良いポジションのエリアで商売をすることは不可能です。かろうじて、中心
からはるかに遠いところで商売を始めたとしても、維持することすらできずに、数年後には退却して
しまうことが多いのです。若い方々の新しい考えは、島の権力を握っている古い人々と建築会社によって
潰されるのが日常なので、みんな島外に出てしまいます。現存する島民は8千人、島外で生活している
喜界島出身者は7万人(?)ともいわれています。
そんなことで、観光業は壊滅し、昔5軒以上あったダイビングショップも、いまは週末しか営業しない
漁師さんのショップが1軒あるのみです。
なので、海は素晴らしいです。年間を通して一部のリピーターしか海に入りませんから、サンゴが破壊
される恐れもないのです。喜界島は地形がすばらしく、残波岬のような光景がつぎつぎに現れます。
ウミガメは嫌になるほど出現してきますが、人慣れしていないのでちょっと接近しづらいのが欠点かも
しれません。
陸上の仕事が忙しくて、1日のみの2本しか潜れませんでしたが、おそらくこの日、喜界島全島でダイビン
グをしていたのは私たち2人だけだったでしょう。
いいんだか、悪いんだか、島の海独占でした(笑)。
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