「ブックラヴァーズ」のススメ!

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製作ブランド:C-side
あらすじ
終戦から10年を経た昭和33年の冬。
日本には特別に売春を許された地区が幾つも存在していた。
その特別地域は警察の地図に赤い線で記されていた事から、
「赤線」と呼ばれ、人々の欲望と侮蔑を一手に引き受けていた。
主人公はそんな赤線のうち一つである玉柳に足を踏み入れた少年、如月真之。
真之は戦後の混乱期、幼少の頃生活の為に娼婦に身をやつした母を追って赤線街・玉柳に入った。
国会での売春防止法制定を受け、赤線街はあと数カ月で失われる。
手がかりを失う前にと玉柳を訪れるが、母の手がかりは無く途方に暮れる。
疲れ果て倒れる真之。
そんな彼を介抱してくれたのは、不思議な落ち着きをもった空崎静枝だった。
彼女は玉柳の赤線宿「薫屋」の娼婦。
静枝はこの街で母が見つかるまで真之を保護してくれる事となった。
赤線街での日々繰り返される生活と人情と情事。
子供としての無力さと恋を覚え、成長をする真之。
いつしか少年の小さかった手は、大事な者を守れるほどに成長して行く。
そして、真之は母と再会する時、何を思うのか?
彼の手は、いったい何を、誰を守るのか?
赤線の灯が消える、昭和33年の春――
運命の日は静かに迫っていた――

【評価】

85点

【批評】

隠れた良作とは良く言ったもので、久々にゲームで泣いてしまった作品。
たぶん、ヒロインが娼婦であるってことが大きく由来しているのだとは思いますが、
流布していないのが正直勿体ない。
時代考察といい、最近のゲームとしては珍しい題材でもあるだけに、
18禁らしいゲームとして是非プレイして欲しくはあります。

確かにお客さんとの絡みのシーンはありますが、
直接的にあるのは千尋さん平間さんの1シーンのみですし、顔も映りません。
それにラストにいけばいくほど、平間さんに対しては愛着が湧いてきますので、
苦手な方は一瞬だけ目をつぶって欲しいところ(苦笑

さて、それでは個評に――

まず、娼婦という職業と時代背景・考察を上手く織り交ぜ、
『真之は母と再会する時、何を思うのか?彼の手は、いったい何を、誰を守るのか?』
といった部分を上手くまとめていることを賞賛したいです。
母親探しにきた主人公、なぜ“薫屋”の人々はどこか悲しげな様子で主人公を受け入れたのか。
その時点で考えると明らかにミスリードするんですが、
真相が分かったときなどは
いかに周囲が“大人”ばかりで、主人公だけがただ一人“子供”であったかを痛感するはずです。
主人公が成長するのと同時に、
ユーザーの方もどこか考え方が変わり、視野が広くなっているのではないでしょうか?

ただ、短い作品なのに、
OHPのキャラ紹介が微妙にネタバレしてるので、注意して欲しいところです。
購入を考えるうえで、キャラについて把握しておきたい気持ちは分かりますが、
予備知識もなくまっさらな状態でプレイして欲しいので、ここはグッと我慢した方が良いかと……
我慢した方が気持――いや、これ以上はやめておきます(苦笑


それと成長するまでの主人公は、本当に痛い子なのでプレイしていると結構キツイかもしれません。
基本的にグレーゾーンで止まってくれるのですが、
お客さんが入っている静枝さんの部屋に特攻をかけて、客を追い出したときなどは、
気持ちは分かるけど、あちゃーを通り越してコッチが目をそらしたい気持ちで一杯でした。

ただし、ラストの辺りは最高にカッコイイ姿をみせてくれますし、
大切な誰かのためには、始めから身体を張れるような子なので……
良く言えば“まっすぐな子”なのでしょうね。
恐らくは序盤でも許容範囲の範疇には入ると思います。

つまるところ最後には、“子供の眩しさ”“大人の思慮”を主人公は得るのです。
オート三輪で赤線街をつきぬける前半と、ひたすらにビターな後半の展開の渾然さが素晴らしいとだけ。


ヒロインは3人いるものの、
ほとんど1本道で、重要な場面で登場するヒロインが変わるくらいです。
もちろん、ラストは選んだヒロインと迎えることができますが、
大筋では最後まで話は変わらないので、好きなキャラからプレイした方が良いかと思います。
ただ、多少描写の多さに違いがあるので、
段々とキャラの心情が見えてくるようにプレイしたいなら――
『千尋 ⇒ ※楓香 ⇒ 静枝』の順番が良いかと。

※ぶっちゃけ、楓香は好きな位置でプレイして、OKだと思います(笑

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静枝さんの部屋に特攻をかけて…の部分で俺は思わずやめてしまった作品です(;・∀・)
そこまでの作品ならもう一回やってみてもいいかな?

現在はBullet Butlersを終わらせて、クロノベルトに手を出したところですw

2008/7/7(月) 午前 1:09 サンデン

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さんでん>あそこが一番キツイとこだから、そこ我慢すりゃ良い作品だと思うよ(笑

自分は今、幼馴染はベットヤクザをプレイ中。
……ち、なんか非常に品位的に負けた気がするZE(コラ

2008/7/8(火) 午後 11:29 彼方

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プレイしていて主人公が成長していく様は解かるんですが、キャラ数が少ないのだからヒロイン達の話をもう少し掘り下げて欲しかったなと

いい作品なんですけどねw 記事に書かれていた様にちょっと短いかな

2009/3/15(日) 午後 4:02 [ カンダタ ]

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もももさん>まあ、実際問題、
娼婦ヒロインを掘り下げるってのもなかなかネックなので、
せめてもう少し個別イベントは欲しかったかなって気がしますよね(汗

2009/3/16(月) 午後 5:25 彼方

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初めてコメントします。
赤線があった頃の時代の状況に関心があり、東京の東向島などに現在も残る当時の建築物を取り上げたサイトなどを見ているうちに、このゲームの挿入歌の「鳥籠に見た夢」の存在を知り、中古品を探して購入しました。
アダルトゲームには全く興味がなかったのですが、売春防止法完全施行直前の赤線街で生きる人々とそこに入り込んだ少年の成長というテーマにすごく惹かれました。また、ヒロインたちがすごく魅力的で、疑似恋愛気分もそこそこ味わえました。好きな場面はセーブして何度も見ています。
もちろん、アダルトゲーム・美少女ゲームであるからなのか、主人公がヒロインからやけにちやほやされるご都合主義的なところが気になりましたし、登場人物の心情や過去を掘り下げて描写するとよいと思う面もありました。ゲームのジャンル上仕方ないのかもしれませんが、もっと多くの人に知ってほしい作品だと思いました。

2019/1/14(月) 午後 9:11 [ tyj*5*83 ]

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