遠藤@犬猫馬好き普通の獣医師の診療日記&訓練手帳

グリーンピース動物病院院長です。過去の診療記録はリストをご参照下さい。最近の記事の内容は私生活です。

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9才2ヶ月令になるトイプードルのココちゃん。 シャネルの創業者と同じ名前なんですね。
 
で、このココちゃんが、昨日昼食を普通に食べた後から、元気が異常に低下して、震えが来ているのと、やや軟便を輩出し、食欲もそれ以降はほとんど無いということで、本日来院して来ました。
 
本当ならば、ココちゃんは、重度の歯周病の処置を15日に予定してまして。 今日はその術前検査をするはずだったのですが。
 
急遽疾病の診察ということになりました。
 
体温も39.3℃と、平熱に近い、あるいはごく軽度の発熱という感じですし。胸部聴診も全然普通です。

軟便と元気食欲消失以外に取り立てて特異的な症状はありません。
 
一応血液検査はしてみようということで、採血をしました。
 
全血球計数で細菌と闘う白血球の一種である好中球と、血小板数が正常範囲よりもわずかに高値なのは、歯周病の診断の時からそうです。
 
血液生化学検査での数値に、総コレステロール値が450mg/dlオーバーというかなり極端な結果が得られました。 ココちゃんの総コレステロール値は今まで比較的高い数値ではありましたが。 昨年6月に計測した時でも320mg/dlでしたから、これは相当の上昇です。
 
総コレステロール値が上昇する疾病と言えば、まず甲状腺機能低下症、胆管閉塞、副腎皮質機能亢進症なんかが疑われます。
 
胆管閉塞であれば、アルカリフォスファターゼの上昇とビリルビンの上昇が同時に見られますし。 副腎皮質機能亢進症での総コレステロール値の上昇は普通ここまで極端にはならないのと、アルカリフォスファターゼの上昇が見られないことから副腎疾患も除外です。
 
結局、症状と検査データから甲状腺疾患を疑うことにして。 再度採血をして、血清を分離し、検査センターで甲状腺刺激ホルモン(TSH)とフリーT4(FT4)を測定してもらうことにしました。
 
一応、甲状腺ホルモン製剤は、下痢止め、整腸剤、悪玉菌対象の抗菌剤の「下痢セット」と併せて、暫定的に処方しました。
 
検査センターからの報告は、3日後くらいには返って来ると思います。
 
診断が的中してココちゃんが元気になりますように。
 
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