遠藤@犬猫馬好き普通の獣医師の診療日記&訓練手帳

グリーンピース動物病院院長です。過去の診療記録はリストをご参照下さい。最近の記事の内容は私生活です。

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05/08〜05/09 猫の膵炎

明日は1週間に一度の休日という火曜日の午後診。
 
鳥取県の山に山菜と自然観察等々で行く予定になっていましたので、心浮き浮きです。
 
しかし、午後診が始まってすぐに、そんな浮ついた気持ちは吹き飛んでしまいました。
 
まず、4日前にチョコドーナツを少しだけ食べた直後から、元気食欲が低下したという避妊済み女の子の若い猫ちゃんです。
 
2日前の初診の時には、軽い肝障害かも知れないと思い。 皮下輸液を行なうと共にその旨の処方をしたのですが。 皮下輸液した直後は少し元気だったけれども、すぐにまたより一層辛そうになってしまったということで。
 
再度血液検査を実施したところ、肝障害はかなり進行しています。
 
嘔吐は最初から全然無かったのですが。 これはどうも怪しいと感じまして。
 
血清を東京のアイデックスラボラトリーズに送って、膵炎の診断に必須の「猫膵特異的リパーゼ」という項目の検査を依頼すると共に、前腕の静脈にカテーテルを留置して静脈輸液を始めました。
 
日が変わって、9日の入院2日目には黄疸も進行して、全然元気が戻りません。
 
私の鳥取の山歩きは、昨晩は犬の子宮蓄膿症の手術が緊急で2件も入ったこともあって、当然のこと中止になってしまいました。鳥取の犬友さんにはご免下さいです。
 
アイデックスラボラトリーズから、夕方にファックスが返って来ました。
 
イメージ 1
 
膵炎確定です。 肝障害は膵炎に継発したものだったのです。
 
最近の膵炎の治療のやり方は、10年くらい前とは随分違って来て、絶食をさせるよりもなるべく早期に食事を与えることが奨励されるようになったのと、人間の薬で膵炎に使われていた膵酵素阻害剤は治療効果のエビデンスが無いという判定が下されて、使用されることが無くなったということです。
 
ヤンガスちゃんも、流動食を少しずつ与えております。
 
米国の教科書では膵炎に奨励されているブプレノルフィンという鎮痛剤も使用開始しました。静脈輸液、鎮痛剤、抗生物質、肝臓庇護剤などいろいろ駆使して頑張るのですが。今後どうなって行くのか?予断を許さない状態であります。
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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