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藤田宜永さんの「左腕の猫」
アラカン(還暦)世代の男性の恋愛短編集
藤田さんの描く主人公は・・一様に
お金持っていて
オシャレな界隈の素敵なお店を知っていて
カクテルとか頼んじゃうタイプ
若い女の子が一緒についてくるぐらいだから
たぶん見栄えもいいんだろう・・(まっ小説だからね想像の世界だけど)
そして・・何と言っても
女の扱いに慣れている!
会話・食事もさることながらベッドの上でもスマート
そんな 人生の大半を経験しちゃって
世間・家族のしがらみで雁字搦めようなおじ様が
若い女の子に翻弄されていく様は 面白いって言えば面白い
最後にいろんなもの 失くしちゃってたりするとこあたり・・
作者の願望なのだろうか・・?
といつも思う。
で、本題の「左腕の猫」に話を戻す。
やはり最後の「左腕の猫」が切ないかな・・
解説に「読み終わった後 初めから読み返したくなるような作品」
みたいなことが書いてあったけれど・・
まさしくそうだった。
つっけんどんの歳の離れた女性に引かれる中年男性
それもかなりマジで・・
展開はかなりハードだけれど
彼女の猫の世話をしながら 彼女との他愛のない思い出を回想する・・
哀れでもなく、悲しさでもなく
ただ・・時がながれていく静さ みたいなものを感じた。
それにしても・・
やはり翻弄されるのは 若い女性だからなのか・・?
中年女じゃ 話にし辛いだろうしね・・・
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