NHKクローズアップ現代(6月7日(水)放送) “もの言う株主”の虚像〜村上ファンド・暴走の軌跡〜 村上ファンドの村上世彰容疑者がニッポン放送株をめぐるインサイダー取引の疑いで逮捕された。99年のファンド発足以来、村上代表は常に異なるふたつの顔を合わせ持ってきた。ひとつは"株主価値の向上"を企業に迫る改革者としての顔。もうひとつが値上がりを狙って株を買い占め高値で売り抜けるファンドマネージャーとしての顔だ。当初、"もの言う株主"として日本の企業社会に一石を投じたと言われた村上代表。しかし、知名度が上がり、ファンドが巨大化するにつれ、確実な利回りを保証することを迫られ、次第に"儲けてなんぼ"の性格を強めていったと見られている。その行き着く先がインサイダー取引、さらには阪神株をめぐる迷走だった。番組では村上代表の暴走の軌跡を関係者のインタビューでたどるとともに、ファンドの巨大化に伴ってほころびを見せた村上ファンドの誤算を検証する。 スタジオゲスト : 上村 達男 (早稲田大学大学院教授) スタジオ出演 寒川 由美子 (NHK社会部・記者) 村上ファンドは、明星に対して、一等地にある本社の移転の提案や、 取締役の送り込みの提案などをおこなっていた。(阪神に対しての圧力と似た印象だ) 結果、明星は大量に株主配当を行うことにした。 村上ファンドは配当金などで利益を得たあと株を売却して、さらに利ざやで儲けた。 明星の社長は、「信用できない・・・」と。 5%以上の大量株保有をした場合はその企業に対して5営業日以内に報告する義務がある。 しかし、頻繁に取引する企業は特例が適用されて、10%以上の保有で報告すればいいことになっている。 村上ファンドは特例を適用できる企業だった。 村上ファンド保有の阪神株は9月15日に10%を超えた。 報告義務が発生する5営業日は、土日祝をはさみ、それから11日後の9月26日。 26日には買い増しを進めてすでに25%を超えていた。 阪神としてはまさに、寝耳に水の出来事だった。 しかしこれは、現行の法律内での方法。 阪神の大株主になった村上ファンドはあらゆる提案を行った。 企業を強くするためという提案、役員の送り込みの提案。 明星と同じだ。 いわれるとおり提案を受け入れ、世間に見える形で改善を、なんらかの形でしさえすれば、 阪神タイガースの強さと注目度が手伝い、すぐに株価は跳ね上がるだろう。 こういう手法で株を上げるだけ上げて、天井と見極めた瞬間に株を売却。 暴利を得ようとおもったのではないか。 ホリエモンの場合、 株価を吊り上げるためにうまく利用されてしまったようだ。 株が上がってすぐに村上ファンドは売却して暴利を得ている、みたいだ。 「会社は株主のもの」という考え方に異論はないが、 ターゲットになってしまった会社で何十年もまじめ働いてきた社員にとっては、 今のご時世、まだまだ不安なのかもしれない。 経営権が変わったときの待遇が、 現状より良くなる人は歓迎だろうが、悪くなったり、切られたりする立場になったときは。 個人で実力を蓄えておくしか防ぎようがないということか。
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