幕末・明治の史跡

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桂小五郎潜居の宿

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木戸松菊公遺蹟
京都蛤御門の変(元治元年七月)の後、桂小五郎が身を隠していた宿(当時松本屋)である。
彼は出石の広戸勘助・直蔵の助けで但馬に落ちのび出石に潜伏していた。しかし、追手の追及厳しく、九月には母と娘タキが営む当館に身を移している。そこでタキの一心なる世話を受けたという。
彼が隠れていた部屋と「朝霧の晴れ間はさらに富士の山」と墨書された板戸は、大正十四年の北但大地震で焼失している。
ここに建つ記念碑は、直蔵の息子正蔵の尽力により出石郡教育会が建てたものである。
昭和三十八年春、司馬遼太郎は「竜馬がゆく」(希望の章)の取材と執筆のため、つたやに滞在している

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つたや旅館
往昔、当地は但馬國城崎郡湯島村といい、畿内貴顕の
湯治場であった。桂小五郎、蛤御門の変ののち遁れて
ここに潜み、当館にて主人母娘の世話を受けたという。

司馬遼太郎 記

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桂小五郎が滞在した部屋は「桂の間」として再現されている。

男は用心ぶかい眼でじっと見つめていたが、やがて堀田の好人物そうな笑顔に、多少警戒を解いたのか、
片頬でちょっと笑った。それが、男惚れしそうなほどあざやかな表情だった。
「碁でも打ちませんか」
「ええ」
男は、障子を閉めた。
夕食後、堀田は男と基盤をかこんだ。

・・・
ほどなく城崎湯島村の松本屋の娘タキが、身籠ったことをきいた。
そのころは、桂はすでに城崎にいない。

司馬遼太郎「幕末 "逃げの小五郎"」より

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桂小五郎はじめ、西郷隆盛、勝海舟、山県有朋の書も展示されており
歴史好きにとっては嬉しい旅館だ。


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ところが堀田半左衛門をおどろかせたことは、桂はいつのまにか出石にもどっていて、
城下の宵田町というところに小さな荒物屋の店をもったことであった。
孝助、と名乗っていた。城下では、勘助・直蔵がひろってきた京都の難民、
ということになっている。たれも疑わなかった。

・・・
かつては長州藩きっての切れ者として諸藩に知られた桂が、女房をもらって
但馬出石で荒物屋になっているとは、天下のたれも知らない。

司馬遼太郎「幕末 "逃げの小五郎"」より

桂小五郎潜伏の地

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桂小五郎潜伏の荒物屋跡にたつ出石そば屋「よしむら」
明治維新三傑の一人山口藩士木戸孝允の、まだ桂小五郎と名乗っていた元治元年(1864)蛤御門の変に敗れて但馬出石町に潜伏した。その手引きをしたのが出石の住人広戸甚助であった。但東町大畑の出石藩関所をうまくのがれ出石町宵田に店を借り広江屋孝助と名乗って小間物商を営んでいた。
慶応元年四月八日には出石町を去って山口に帰っているが、その潜伏地に記念碑が建ち出石名物の「そば屋」本家よしむらに成っている。
このほかにもかくれ家が町内四五カ所にある。小五郎捜索のため京都から新撰組が繰り込んだといわれ
妻幾松もいくどかここを訪れている。当時出石藩は佐幕派だったためその他にひそみかくれていた小五郎の変装の妙はいまだに出石住民の話題となり語り草となっている。
(よしむら店内説明看板より)
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「勤王志士 桂小五郎再生之地」碑
元治元年(1864)七月禁門の変に敗れた長州藩は朝敵となり桂小五郎も追われる身となりましたが、
出石の町人甚助・直蔵兄弟の義侠により京都を脱出し町内各所にかくまわれていました。
当家は荒物屋を営んでいた跡です。愛人の幾松も訪れています。
潜居九ヶ月、九死に一生を得た小五郎はやがて回天の大業を為し遂げ木戸孝允と名を改め、
維新の三傑と仰がれましたが、この出石こそ桂小五郎の再生の地となったのです。
(説明看板より)
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桂小五郎 (1833〜1877)
長州藩士。藩校明倫館で吉田松陰に師事。長州藩のリーダー的存在。
広く諸藩の志士と交流し尊王攘夷を推進した。
また、薩長同盟の締結に成功し倒幕派の指導者の一人となった。
のち木戸孝允と名を改めた。

※「逃げの小五郎」に出てくる「昌念寺」は「出石町資料館」横にある。
門前附近には桂小五郎潜伏地と刻まれた小さな石碑も。
■NPO法人但馬國出石観光協会の「城下町みてあるきマップ」が便利

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京都・時代祭りの先頭といえば笛太鼓を鳴らして行進する「維新勤皇山国隊」。
♪ピ〜ヒャ〜ラ ピッピッピッ(宮さん宮さん(トコトンヤレ節)

その「山国隊」のルーツをたどって山国庄を訪ねてきた。
西大路通りを北へ向かい、仁和寺方面から福王子交差点を経て北へ約40分。
京都市内は雪が積もってなかったが、山を超えると雪が残っていた。

山国護国神社(山国隊招魂社)

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山国隊士の墓

山国神社

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■山国隊
京北山国地区は長岡京造営の頃(784年)以来、天皇の直轄御料だった。
その山国庄の郷士たちは、慶応4年1月6日、鳥羽伏見の戦に際し官軍に協力しようとして、
西園寺公望の本営に至るが、軍装がまちまちであったため行動の統一がとれないとの理由で断られた。
いったん引き下がり、1月11日、装備を備え「山国神社」で出陣式をあげた。
隊士83名は京・大阪を目指したが、すでに鳥羽伏見の戦は官軍の勝利となっていた。
隊の代表、藤野近江守斎と水口備前守市之進が、参与・岩倉具視のところへ行き従軍を願い出た。
岩倉は願いを容れ、隊命を「山国隊」と名づけ、因幡藩に属して後命を待てということになった。
2月8日、山国隊に出陣の命令が下り、屈強の者38名が選ばれた。(残りは御所警備となる)
3月6日、勝沼で甲陽鎮撫隊(新選組)と交戦しこれを撃退。
江戸入りした山国隊はフランス式調練と軍楽の教育を受ける。
4月20日、壬生城を恭順させるも、旧幕府軍・大鳥圭介指揮下の軍勢に囲まれたが、
これを死守し幕府軍を敗走させた。この戦で山国隊から三名の戦死者が出た。
5月16日、上野の戦では彰義隊が守っていた黒門を占領した。
小田原を経て奥州方面にも従軍。
11月5日、有栖川宮大総督の凱旋隊に加わった山国隊は錦旗を護衛して江戸を出発、
11月25日、京都に凱旋した。

(参考:幕末維新京都史跡事典)

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大人のウォーカー」3月号の特集は「司馬遼太郎の世界を歩く・没後10年特別企画」
本屋で見つけて中を見たら欲しくなった。
「西長堀マンモスアパートの風景」という一節がとても気になったからだ。
昭和34年12月〜39年3月まで司馬さんが住んだというマンモスアパート
旧土佐藩の蔵屋敷があった場所に建っている。アパート正面には土佐稲荷神社がある。
司馬さんが住んでたのは10階の西側だったそうで窓の外には土佐稲荷神社が見えるという風景。
この土佐藩ゆかりの地で「竜馬がゆく」を書いたという。
とても感慨深い。
「新選組血風録」「燃えよ剣」もこの地で書いている。

土佐稲荷神社

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奥に見えるのが司馬さんが住んでいたマンモスアパート

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慶応4年(1968)2月15日、堺に上陸してきたフランス兵と、治安維持のため
駐屯していた土佐藩兵とが銃撃戦におよび、フランス兵11名が死亡した。
隊長・箕浦猪之吉らはフランス側の要求により切腹を命じられる。
そして、この土佐稲荷境内でクジ引きをし、切腹する20名が決められた。(堺事件

岩崎邸跡

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長堀川(現・長堀通)沿いにあった土佐藩蔵屋敷は
明治初年に岩崎弥太郎が所有するようになった。
岩崎弥太郎の屋敷跡には「岩崎邸跡の碑」が建っている。

岩崎弥太郎銅像

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場所:高知県安芸市江ノ川公園(安芸郵便局前)

岩崎弥太郎生家

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生垣で囲まれた屋敷は、茅葺きの家と土蔵がほぼ当時のまま残されている。
当時の代表的な中農の造り。
土蔵の鬼瓦には、後の三菱のマークの原型といわれる岩崎家の紋「三階菱」が見られ、
庭には少年時代に弥太郎が造ったという日本列島の形をした庭石もみることができる。

場所:高知県安芸市井ノ口甲

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岩崎弥太郎
天保5年(1835)〜 明治18年(1885年)

実業家、三菱財閥の創業者
土佐国(現在の高知県安芸市)の地下浪人・岩崎弥次郎とその妻・美輪の長男としてうまれた。
地下浪人とは郷士の株を売って居ついた浪人のことである。曽祖父弥次右衛門の代に郷士の株を売ったといわれている。
幕末時に坂本龍馬や後藤象二郎の知遇を得る。1873年に現在の大阪市西区堀江の土佐藩蔵屋敷(土佐稲荷神社付近)に「三菱商会(後の郵便汽船三菱会社)」を設立、弥太郎の死後、政府の後援で熾烈なダンピングを繰り広げた共同運輸と合併して日本郵船となった。このような経緯から日本郵船は三菱財閥の源流と言われている。
なお弥太郎の娘婿から加藤高明及び幣原喜重郎の2人の内閣総理大臣を輩出している。
単に財閥家族と血縁関係にあったり財閥の娘婿というだけの首相は他にもいるが、財閥創業者の娘婿が2人も首相になった例は他の財閥にはなく、三菱と国家の密接な関係を証明しているといえる。

フリー百科事典「ウィキペディア」

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漫画「お〜い!竜馬」に登場する弥太郎

関連リンク:安芸市観光協会

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