■動乱 (初公開年月 1980/01/15)
昭和史の起点となった五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる時を背景に、寡黙な青年将校とその妻の愛を描いたもので第一部「海峡を渡る愛」、第二部「雪降り止まず」の二部構成になっている。脚本は「英霊たちの応援歌 最後の早慶戦」の山田信夫、監督は「聖職の碑」の森谷司郎、撮影は「天使の欲望」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。
監督:森谷司郎
脚本:山田信夫
撮影:仲沢半次郎
音楽:多賀英典
出演者:高倉健 、吉永小百合 、米倉斉加年 、田村高廣 、永島敏行 、佐藤慶 、田中邦衛 、
にしきのあきら、小林稔侍、桜田淳子、左とん平
( goo映画より)
とり急ぎ近所のTSUTAYAで「動乱」を借りて見た。
見たことないとばかり思っていたが、途中、10年ほど前にテレビで見た記憶を思い出した。
26年前の映画だから、当然登場している役者も26歳若い。
今もテレビでよく見かける高倉健に吉永小百合、確かに若い!
高倉健は凛々しいし、吉永小百合はかわいらしい。
昭和7年(1932)の5・15事件から昭和11年(1936)の2・26事件までとその結末が描かれている。
当時の雰囲気が伝わってくる映画だった。
最初に登場する小林稔侍演じる軍曹は本当に嫌な男。
こういう軍人も多かったのだろうか。嫌な時代だ。
緊張した時期にもかかわらず軍の高官達は芸者遊びをしている。
一方、国民は貧困に苦しんでいる。
そういう腐敗した状況を打破するために、宮城大尉(高倉健)が立ち上がる!!
(宮城大尉:架空人物)
幕末でいうと、
長州藩が俗論党に支配されているところを高杉晋作がいちかばちか仲間と決起し成功させた。
・・・彼等はそれをイメージしたのではないだろうか。なんて勝手に想像。
後輩思いで、寡黙で、男気がある健さん演じる宮城大尉。
こういう人だったら誰でもついていくだろう。
当時事件を起こしたリーダー達はそういうカリスマだったんだろう。
吉永小百合との恋愛も絡めて熱い映画だった。
■二・二六事件遺書など 青年将校遺族、寄贈
安田優少尉が処刑前に書いた遺書(手前)。
奥は安藤輝三大尉が自殺を図った際の血痕があるとされる日章旗
(東京都目黒区の防衛研究所で)
安田優少尉が処刑前に書いた遺書(手前)。奥は安藤輝三大尉が自殺を図った際の血痕があるとされる日章旗=東京都目黒区の防衛研究所で一九三六(昭和十一)年、陸軍の青年将校らが反乱を起こした二・二六事件で、処刑された青年将校の遺族が九日、防衛庁防衛研究所(東京・恵比寿)を訪れ、遺品を寄贈した。遺族が高齢化する中、昭和史の貴重な史料が散逸しないように、公的機関に預けることを決意したという。
寄贈されたのは処刑された青年将校十七人の辞世の句や家族にあてた遺書など約二百点。遺族でつくる「仏心会」の世話役安田善三郎さん(80)=神奈川県葉山町=が目録や史料を防衛研究所に持参した。
公開された遺品の中には、事件の中心人物の一人安藤輝三・陸軍大尉が自決を図った際の血痕が残る日章旗、銃殺刑による弾痕が額に残る安田優・陸軍少尉のデスマスクなども。数メートルに及ぶ巻紙に毛筆で心情を訴えた遺書もあった。
陸軍刑務所の元看守が処刑前に預かっていた青年将校十七人の遺書四十五枚が昨年夏、事件から六十九年ぶりに遺族に返されたが、これらも防衛研究所に寄贈された。
処刑された安田少尉の弟の安田さんは「青年将校たちの動機は純粋で私心はなかったと思う。しかし、いかに動機が純粋でも許されないことがあることを、後世の人たちはちゃんと知ってほしい。殺した側も殺された側も、残された人がどんな思いをするのか生きた史料になれば」と望んだ。
防衛研究所の林吉永戦史部長は「軍の統率などを考える上で極めて有効な史料だ。特等の価値があり、日本だけでなく海外からも注目されるのでは」と話している。
◆メモ <二・二六事件>
1936年2月26日、陸軍の青年将校らが、天皇親政による「昭和維新」を叫び、1400人の兵を率いてクーデターを起こした。首相官邸などを襲撃し、高橋是清蔵相、斎藤実内大臣らを殺害した。昭和天皇の「原隊に帰れ」との命令で29日に鎮圧された。青年将校17人と右翼思想家の北一輝らが処刑された。事件後、テロを恐れて口をつぐむ政治家が多くなり、陸軍による政治的支配が強まった。
( 東京新聞 3月10日)
この2・26関連のニュース、NHKでもやっていた。
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