イワヒバの楽しみ

イワヒバ職人のブログです。改作などを中心に掲載します。イワヒバ栽培が益々楽しくなれば幸いです。なおコメント返信などは出来ません。

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一本葉とコノテ葉

一般に手葉品種というのがあります。職人は『コノテ葉』と言う表現をすることが多いですが単に手葉と言ったり気分次第です。職人は『手葉』は『手羽』を連想してしまっておなかがグーと鳴ったりしてしまいます。『コノテ』は子供の手のひらを開いたようなと言う意味でヒノキ科のコノテガシワに表現されています。普通の檜は菱形もしくは三角形になった葉型ですのでイワヒバでもそのような形の葉形を『檜葉』と言っています。

大旭殿と言う品種です。
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旭光の手葉差し品種だそうです。

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こちらは小さな株ですが旭光ノ華という品種です。大旭殿同様、旭光の手葉差し品種だそうです。

旭光は普通ほとんどコノテ葉を出しません。ですが昨年手持ちの旭光に突如として一つだけ大きなコノテ葉が出ました。子供の手ではなく巨人の手のひらのような立派なコノテ葉なのです。挿してみました。色々な棚から出た旭光のコノテ葉を挿して個々に新品種とするのは肯定出来ません。大旭殿と旭光ノ華は感じがいくらか違います。旭光ノ華は鱗片がいくらか粗く龍神閣までは行きませんが葉がいくらか乱れます。また若い内は画像のように白散斑が載ります。本当に元が旭光なのかどうかは信用するしかないですが。
旭光のコノテ葉を挿して、もしこの両者のいずれかに似ていれば増殖せず抹消すべきです。命名せずに個人的に『旭光のコノテ葉』として楽しむのは結構ですが個々に命名などすれば混乱を招くこと必至です。

金龍です。
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金龍は多かれ少なかれ必ずいくらかはコノテ葉が出ます。一本葉は挿し芽が利かないので増殖が大変だと言いましたらある方が手葉差しすれば良いと言いました。職人よりイワヒバ歴の永い方でイワヒバに関する知識も豊富です。話にならぬと思って聞き流しました。新たに『司金龍』でも作りたいならともかくそんなことをして金龍として流通させる人間がいるから金龍とも司金龍とも言えないような金龍まがいが多くなるように思います。金龍は出来るだけコノテ葉の少ない個体を株分け様式で増殖したいと考えています。職人の一本葉増殖法は単に株分けというのと少し違います。機会があれば公開するつもりです。

最後は紅王龍です。
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10年くらい植え替えず手もかけていなかった紅王龍の大株です。最初の頃はいくらかコノテ葉も出て葉差し出来ましたがやがて一本葉だけになってしまいました。観賞の観点から言えばこの方が良いのでしょうが挿し芽親には0点です。

以下植え替えてから2年目くらいの同じ株です。
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いくらかコノテ葉が出ているのがわかるでしょうか。植え替えて肥料も効かせて若返ったと言うことです。

紅王龍の場合は手葉差しをします。手葉差しをして出来た株は手葉ばかりです。
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2.5号の幼苗です。4号鉢くらいまでは盛んにコノテ葉を出します。それから先もコノテ葉は出しますが植え替えず持ち込んでしまうと一本葉になってしまいます。販売上は一本の方が良いのですが増殖させるためには若い株を常時幾つか用意しておかなければなりません。植え替えを怠るとコノテ葉がなくなってしまいます。
昨年交換会に『司紅王龍』と言うのを出した人がいます。職人は以前から疑問に思っていましたので扱っていません。大棚の方が「紅王龍が手葉になれば美薗ノ華と言うんだ」と言いました。司紅王龍の出品者は全国一の大棚に言われては二の句が継げません。職人が言いたいことを言ってくれました。紅王龍の場合は手葉差しをしても簡単に美薗ノ華にはなりません。普通に育てば一本葉の紅王龍になります。挿し芽で作れれば芽数の多い良苗が出来ますので職人は紅王龍増殖は手葉差しを行っています。
『司紅王龍』は紅王龍の性質を把握していない方が名付けたのだと想像します。

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参考までに紅王龍のコノテ葉品種、美薗ノ華です。

昨今コノテ葉品種がやたら多いのは困ったものです。出生の違いだけで新品種にしているような気もしています。新品種を望む方がいる限り無下に否定するわけにも行きません。心の中では扱う価値はないのではと思っているものも多いのがコノテ葉品種です。


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