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日本経済学会2013年度秋季大会(9月14・15日,神奈川大学)の報告申込を4月8日(月)から4月22日(月)まで,Webで受け付けます(http://www.jeameetings.org/2013f/submission.html)。 今回は私がプログラム委員長を務めることになりましたが,報告を検討されている会員に業務連絡です。 申し込まれた論文はまずプログラム委員会で報告の採否の判断をしますが,すでに公刊された論文は採択しない方針とします。 以下,背景の説明です。 すでに公刊された論文の報告申込がたまにあるようです。明文化されたルールはありませんが,報告論文は未公刊のもの,という考えが日本経済学会では一般的です。主な理由は,論文の改善に資するコメントをする役割が予定討論者に期待されており,公刊された論文は確定してしまっており,予定討論の意味がなくなるからです。 前年度大会では公刊された論文であることを理由に報告申込を採択しなかったことがあり,前年度プログラム委員長より,報告申込基準を明確化してはどうか,という引き継ぎ事項がありました。基準がないことで報告を申し込む会員に無駄なことをさせることになりますので,引き継ぎ事項の趣旨には私も賛成です。ただし学会理事は,大きな変更になるという認識でしたので,プログラム委員会で検討しました。プログラム委員は概ね趣旨に賛同でしたが,基準の明文化まで詰められず,今回はプログラム委員長が個人的に見解を表明することで対応することにしました。 ワーキングペーパー,ディスカッションペーパーは公刊された論文とは見なしません。たとえば,Web上に存在して広く流布されていても,それだけでは公刊ないし出版にはあたりません。 プログラム委員会は,報告申込時の状態で判断します。投稿中の論文を申し込むことは何ら問題ありませんが,それが学会までに思いがけず早く採択・公刊されてしまった場合に,学会報告を辞退する必要はありません。報告のキャンセルが逆に迷惑をかけることになるからです。 プログラム委員会がすべての申込論文について,公刊されたか否かを正確にチェックすることは不可能です。申込論文が公刊されていることにプログラム委員会が気づかないと申込が採択されることがありますが,これは完全には防げません。申込者が適切に判断していただくことを期待します。 このような趣旨を短く,明確にまとめるのがなかなか難しく,将来のプログラム委員会での検討課題にしていただければ,と思います。判断がしづらい事例もあります。例えば,申込時には未公刊だが学会発表時には公刊されていることが確実な論文はどう扱うのか。プログラム委員会では公刊のスケジュールは把握できませんので,申込者に判断してもらうしかありませんが,どういう判断基準を設定すればよいのか。 以下は余談ですが,分野や学会によって考え方や習慣は様々のようです。私が経験したもの2例を紹介します。 今年は同時に医療経済学会のプログラム委員もしています。この学会も予定討論を設けていますが,医学系では予定討論という習慣がなく,どうコメントしてよいのかわからないという戸惑いがあるようです。 社会政策学会では書評分科会があって,公刊された著作の討論をやっています。以前に,私が編者となった『社会福祉と家族の経済学』(東洋経済新報社刊)を取り上げていただいたことがありました。 |
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