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最近は古酒にはまっている。 常温だとクセのある匂いがするのであるが、これを燗すると 豊穣なまろやかさを醸し出すのだ。熱燗でよし、ぬる燗でもいい。 今日は出羽桜の古酒“枯山水”を 望月明日太さんの酒器でいただく。 燗は徳利で湯せんが相場だが、口広の片口でもラップをのせれば電子レンジでも燗できる。 作家ものの陶器は電子レンジに入れない方がいいと、よくいうが、 それは確かに良くはないかも知れないが、そんなに悪くもないように思う。 使わない方がもっと悪いと思う。 昨年気にって買った副島種臣の書の本を傍らに、ちびちびとやっていると この酒注ぎの鉄釉の流れもまた、ひとつの書のように見えてくる。 副島種臣の書 鹿鳴の詩(詩経)を眺めながら、ひとり風変わりな注器を傾けると 実に“枯山水”という名の古酒が飛び出て、味わい深い粉引のぐい呑みにおさまる。 陳腐な表現だが、日本人でよかったと思う。 この注器は、風変わりなだけに、なんと窯の中では横に寝かして焼かれている。 鉄釉の流れを水平方向にするためだ。それは注ぎ口の逆を見れば一目瞭然。 窯の雰囲気と重力が生んだ鉄の書だ。 副島の書もまた、この焼き物に似た武骨な味わいがある。老練な野武士のような あるいは古酒のような臭み そこから湧き上がるような冷徹な豊穣。 かつて日本人が追求した精神の高みを、うつらうつら感じながらも傍らを通り過ぎ 凡夫らしくだらしなく お正月の夜はゆっくり過ぎてゆくのでした。 古酒に臭みあり 書に剛毅あり 焼き物にゆがみあり
されど ひとたび燗すれば 酒 甘露の如く 書 流れるが如く 焼き物 宇宙が如し |
望月明日太
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妻が体調不良でなので、自分で朝食を用意する。 陶芸家の望月明日太http://www.geocities.jp/asuta69/index.htmlさんの抹茶碗を取り出して 布のなべ敷きを敷いて・・・なかなか楽しい。 シリアルを何種類か入れて、たっぷりミルクを入れて ヨーグルトとラズベリージャムを好きな量だけ入れる。 自分でやると、分量バランスが好きなだけ。 それだけのことがうれしい。 そのささいなうれしさを大事にしたい。 それにしてもこの抹茶碗とこのなべ敷き あってるなぁ |
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