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初日舞台挨拶つき上映に行ってきました。
映画の解説
和歌山県田辺市の電気店を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。親子の確執や愛情といったいつの時代も変わらないテーマを題材に、困難を乗り越えながら成長するヒロインの姿を描く。常に不機嫌なヒロインを演じるのは『笑う大天使(ミカエル)』の上野樹里。しっかり者の姉役に『紙屋悦子の青春』の本上まなみ、頑固オヤジを沢田研二が熱演している。家電メーカー勤務の経験を生かし本作を撮った、新人の安田真奈監督の温かい視線が生きている。(シネマトゥデイ)
田辺付近の南紀周辺は,高校の頃から通っていた場所なので,
私には親しみのある土地です。
この映画はまず脚本がいい。
ところどころで笑えるシーンはあるけれど,
クライマックスと言えるシーンは皆無。
地味でゆったりした作品ですが,なぜか見入ってしまいました。
この手の映画にありがちな,いかにも「お涙頂戴」というシーンはないのに,
いつの間にか涙が流れていました。
父親役の沢田研二さんのインパクトのある演技。
長女役の本上まなみさんのおっとりしたいかにも長女然とした佇まい。
三女役の中村静香さんのちゃっかりした看板娘。(演技が初めてとは思えないくらいはまってました)
そして主人公役の上野樹里さん。
やはりこの作品でも樹里さんは全く別人のように主人公・稲田怜になりきっていました。
予告編やいろいろなレビューで不機嫌なブータレ顔と,でもそれが可愛いという評判は知っていましたが,確かにそのとおり。ご本人もそういうふうに演じたと話していましたが,これはお見事。
嫌な上司の前での表情,反発している父親の前での表情,ブータレ顔も微妙に違う。
心配した彼氏からの電話に出るときの表情,これはさすがに可愛く変わります。
父の浮気相手を問いつめるときの微妙な表情,昔年の疑問をはっきりさせたい,でも真実を聞きたくないという気持ちがありありと出てました。
そして,初めてお客さんに謝るときの毒気の抜けた素直な横顔。魅力的でした。
補聴器のシーンと愛想よく店の仕事をしている怜を不満顔で見つめる三女のシーンがお気に入りです。
監督の細やかな演出に脱帽です。
脚本・演出・役者さん達の演技・出しゃばりすぎない音楽・田辺の風景すべてが見事に融合して
素晴らしい作品になっていました。
これを書いていて沸々ともう一度見たくなってしまいました。
明日あたりまた行ってしまうかも。
追記:上で書いたとおり,15日にも再び観に行ってしまいました。
昨日2回も観てストーリーはわかっているはずなのに,昨日より感動してます。
観れば観るほど登場人物の心の動きがわかってくるからかもしれません。
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クライマックスと言えるシーンもなく、地味でゆったりした作品だからこそ、見る度に理解が深まるんですね。いい役者さんといい演出の賜物ですね。
2006/10/21(土) 午後 7:58 [ キューブ ]
コメントありがとうございます。今公開中の「幸福のスイッチ」を観てみると,のだめとは別の役者じゃないかと思うくらいギャップがありますよ。
2006/10/22(日) 午前 0:24 [ ten**a3do*ji* ]
訪問ありがとうございます。「のだめ」は人気番組みたいですね。「幸福のスイッチ」もチェックしておきます。 自分の場合、見るより出るに普請するべきなのですが。 良い役貰ったらアップしますので時々覗いて下さい。
2006/12/2(土) 午後 5:28 [ スパースター ]
お立ち寄りありがとうございました。私も書きましたが、良い作品でしたね。地味ながらも深く印象に残る佳品と思います。
2007/4/14(土) 午前 4:54 [ kaku ]
コメントをありがとうございました。
昨年の公開時から観たいと思いつつ・・やっと観れたこの作品は、どこか懐かしい感じのする気持ちの温かくなるお話でしたね。
TBさせてくださいね!
2007/7/5(木) 午前 0:24