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【写真1〜2枚目:当日私が用意したPPTスライドの一部です。】
どうも、教員です。
先日、私の生まれ故郷、東京都国分寺市で、地道な地域活動を続けるNPO「市民テーブル
こくぶんじ」の皆さんに呼ばれまして、「地産地消はできるのか」という「市民塾」(市民の
皆さんが集い、話し合いながら、まちの未来を考える会)で話題提供役をつとめました。
東京都国分寺市は、その名のとおり、国分寺史跡のある緑豊かな町で、「国分寺崖線(がい
せん)」という「はけ」からは、豊富な水が湧き出ていることでも知られています。
関連リンク↓
http://www.ops.dti.ne.jp/~hmiura/kokubunjigaisen.html
子供の頃の想い出は、そのまま飲める美しく冷たい湧き水と、今は「お鷹の道」として整備
されたそこから流れる小川、そしてそこに舞う無数のホタル、どこまでも続くような畑道と裏
山(崖線の尾根)、古寺(国分寺史跡ほか)などでした。
裏の農家では、豚や鶏を飼っており、よくカゴを提げて新鮮な卵を飼いに行きました。ケー
ジ飼いではありましたが、小規模な農家養鶏や、庭先養豚がまだ盛んな頃でした。農家だった
同級生の家に行くと、その家で飼っていたヤギのお乳をおやつでいただきました。
暗くなるまで遊んだ国分寺の史跡の向こう側が夕陽に染まる頃、一両編成の下河原線(現・
武蔵野線)の電車が、その中を走り抜けていきました。
何気ない体験のように感じていましたが、考えてみると得難く立派な「田舎体験」です。そ
う、かつての国分寺は立派な「農村」だったのです。そして、家畜はほとんどいなくなったも
のの、今も緑豊かで変わりない田園風景がそこにはあります。
しかし、農家の生活はなかなか大変で、相続の際に農地が切り売りされ、市内の農地の多く
が駐車場やマンションに・・。このままいくと、「何年で市内の農地は消滅する」というシュ
ミレーションも出され、何とかしなければという状況にあります。
そんな中で、農業にこだわり、新鮮な野菜を直売所等で供給する「地産地消」を実践する農
家が数多くいます。
今回の市民塾は、敢えて事務局が名づけた「できるのか」というタイトルで、地産地消のあ
り方や今後の方向性などを、市民の皆さんや農家・農協の関係者の方、この「市民塾」を支え
る行政の方々とともに、活発な議論を行うものでした。
地産地消の意義、有機農業と地産地消の関係、具体的な農家支援策、行政や農協への要望な
ど、広範囲に渡った熱い議論は、1回では終わりそうもないものでした。皆さんの「食」への
関心が高いことが伺われました。
私は15分ほどの話題提供役と議論への参加でしたが、生まれ故郷の未来を考える集いに参加
できたことは、大変に感慨深いものでした。
特に、NPO関係者の皆さんとそれを支える行政の方の熱心さには、感銘を受けた次第です。
国分寺で生まれ育ったことが嬉しくなるような一日でした。
お呼びいただいた関係者の皆さんに、この場を借りて御礼申し上げる次第です。
日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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