【写真左から1〜2枚目:徳島県酪協とCS(クーラーステーション)/3枚目〜「酪農研究会」の模様。久々の酪農に関する発表で緊張しました。】
教員です。
このブログは、「オマエのブログは、大学教員のブログの割に、酒飲んだり鍋やったり、ラッパ吹
いたり自転車乗ったり、やっと仕事先の話かと思えばやっぱり飲んでる写真ばかりではないか」とい
う批判?もよく浴びていますので、ちゃんと仕事をしている証拠?もどんどん出していこうかと。。。
ということで、先日、徳島に行った本題とそれを発表した全国酪農協会「酪農研究会」の模様をお
伝えしておきましょう。
既報の1月の徳島調査(四国・徳島酪農調査−1)は・・決して夜行列車とJAZZバーを目的に旅を
したのではなく(苦笑)、1996年3月まで勤務していた中央酪農会議を退職して以来、久方ぶりに、
発表と執筆義務を負って酪農がメインの仕事をしにいくためでした。
具体的には、酪農協の再編についての調査です。これは、今年度から、本学部・動物資源科学科小
林信一教授の紹介で、全国酪農協会さんの「酪農研究会」に参加させていただいて与えられ課題で
した。
徳島県は、かつて京阪神向けの生乳・飲用牛乳出荷基地として、各乳業メーカーが集乳を競い合う
四国の中の酪農主産県でした。
酪農家の数も、一時8,300戸まで達しましたが、廃業と高齢化が進み、現在は200戸を切るところま
でになってしまいました。経産牛頭数、生乳生産量・出荷量とも減少が続いています。
私が「現役」当時は、まだ乳業メーカーの力が強いというイメージがあったのですが、14年も経つ
とすっかり様変わりしていました。徳島県酪協では、その過程で、専門農協・総合農協の酪農部門を
含めて、酪農に関連する組織の再編をめざし、幾多の困難を乗り越えて、それに成功したというとこ
ろです。その基本は「組織は酪農家のためにあるべき」という「哲学」でした。
最初に、夜行列車で高松に行ったのは、かつては各都道府県にあった指定生乳生産者団体(指定団
体)が、現在は統合され、四国ブロック指定団体(四国生乳販連)として高松市にあるためでした。
こちらで、朝一番に四国の生乳共販と酪農生産の概況をヒアリングし、また特急に飛び乗って、石
井町にある徳島県酪さんにお邪魔し、お話しをうかがいました。
その結果を、先日の酪農協会さんの研究会で報告したのですが、詳しい内容は、来年度出版される
本に記載される予定ですので、そちらでおよみください。
研究会は、小林先生のほか、本学科の斎藤先生、中酪時代からお世話になっている東大の矢坂雅充
先生、同じく東大の鈴木宣弘先生、谷口信和先生、農業会議所におられた神山安雄先生、また中酪で
同僚であった日本獣医生命科学大学の小澤先生ほか(順不同:当日欠席の先生含む)錚々たるメンバ
ーで構成されており、酪農が久しぶりの「浦島太郎状態」の私にとって緊張する発表でしたが、何と
かこなすことができました。
久しぶりの酪農の仕事は、故郷に帰郷したような安堵感があり、また生産基盤が厳しくなったとは
いえ、酪農関係者も皆さん元気に溢れた方が多く、こちらまで元気を貰うことができました。
しかし、小規模酪農家の多い徳島県の酪農をどう展望するか、私としても大きい宿題をもらったわ
けで、浦島太郎ながら、脱稿まで改めて勉強し直さなくてはと思っています。
今回の調査にご協力いただいた関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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