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【写真/埼玉県小川町、友人田下氏の経営する「風の丘ファーム」。有機生産される美しい麦畑・ジャガイモ畑。この限りなき列島の財産を、無責任な政治家・官僚などいかがわしい人々に汚されてなるものか。。と、自分の使命から決意を新たにしています】
教員です。
現首相が、公約にもなく、党内で全く議論もされず、閣内でも全くまとまっていない「TPP」参
加を突然表明し、しばしたちました。
あまりに無能な失政をAPECの場で挽回しようと焦っているのでしょうが、もはや、これは
「選挙前の消費税発言」以上に「正気の沙汰」ではありません。
※TPPとは?
http://www.jiji.com/jc/zc_p?k=2010102600654&rel=y&g=tha
全ての関税の廃止を目指すというこのTPP。一言で言えば、先人が苦労に苦労を重ねて、利害の
対立する中で築いた貿易ルールづくりの努力を、何もかも全て吹っ飛ばそうとするものです。
200年、あるいは300年以上時計の針を戻そうとするかのような。。。リカード大先生の時代にまで
戻ろうとでも?
まさか、「食料自給率をアップし、農業と地域経済を守る」と約束した昨年の政権交代からたった
1年の2010年の「日本国」で、こんな話が白昼堂々「真面目に」語られるとは。。夢にも思いません
でした。しかし、世も末と嘆いてばかりもいられないんです。これが「現実」なんですから。。。
もし、首相が正気でTPP参加を表明するなら、直ちに国会を解散し、選挙で信を問うべきでしょう。
こないだまで「日本国民」の誰1人も、「TPP」参加などの話を聞いてないわけですから。これを
「国家的詐欺」と言わずして何というのか。誰も、こんなことのために政権交代をさせたなどと思って
いないはずです。
GATTの時を想い出します。GATT受諾の瞬間、深夜の三宅坂「社会党」本部前、あの記憶は、
生涯忘れることはないでしょう。その時に至るまでの、当時の日本のメディアのヒドイ実態も。。
そのメディアといえば、以下のネットでの発言を見て、腰が抜けました。
皆様、腰に力を込めて(笑)、ぜひご一読を。
↓
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20101027/249903/?P=5
これほど無責任極まる話もないですね。日本農業は、輸出可能な長芋かリンゴなどしか作ってない
とでもいうのでしょうか。
それにTPPに反対することがなぜ「鳩山・小沢グループの政界再編」の目的とむすびつくのか?
飛躍とこじつけも甚だしい。しかも何の論拠もない、憶測でしかない。
あまりの論旨の稚拙さに末尾に「苦笑」としか書きようがないのですが、これが「メディア」で
「力」を持つ方の「ご発言」なんですから。。。
検索でヒットしたので、読んだ後に著者の名前に気づきましたが。。唖然としました。
自分など、この方のつま先にも及ばない存在ですが、モノを喋り語る場を持つ人間の1人として、
自分の発言や言葉には、最低限の論証を行う責任と礼儀・矜持を持ちたいものです。
このような「ジャーナリスト」を反面教師としつつ、努力していく所存です。
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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農業・漁業の所得補償制度をマニュフェストにあげたのは、この日のためだったのではないのでしょうか?
2010/11/2(火) 午後 2:22 [ bqx**301 ]
bqx**301さん、はじめまして。
bqx**301さんが仰るとおりだと思います。
市場の自由化を前提にした「直接支払い」。。もとより、それを始めたEU自体もそうであったと思います。しかし、内実もそうなったかといえばそうではありません。それは、結局、農民レベルの大衆運動が、それを許さなかったのだと思います。
ところで、このブログは、最初に書いてあるように、いわゆる完全オープンで、我々の全く知らない人同士(匿名)の通りすがりの方も自由に「一言コメント」して議論して、というシステムには、なっていません。
どういうスタンスでここに書き込まれたのか、簡単でもお書き添えいただければ幸いです。
ほかにもありましたが、妨害的なコメントは、お断りしておりますので、申し添えます。
2010/11/3(水) 午前 4:24 [ いわしゼミ ]
今、再度、ブログを確認。
私は、高橋さんが知っている海関係の大学教員です。
ところで、このままTPPへの日本の参加が決まれば、例外無き、自由貿易になりそうなので、
次は非関税障壁をどのように構築するかと言った議論も準備されているのでしょうか。
HACCPとか、エコラベルとか、トレーサビリティとか、GAPなどの認証を義務づけるなど・・・。
非関税障壁を設けるために、国内の事業者にもこれらの認証が義務づけられないことを願うばかりです。
2010/11/7(日) 午後 0:12 [ bqx**301 ]
bqx**301さん、どうも。
うーーん、そもそも、そのような事態になれば、国内の農漁業生産者が再生産できる収益・所得条件は成り立たなくなると思います。農業でいえば、自給的農業者は、そもそも「自給」や「農的暮らし」が前提になるからなくならないでしょうが、北海道など基幹的生産地の「産業的農業者」こそが壊滅するでしょう。そうなれば、食料自給率の低下は当然のこととして、災害防止や自然環境の維持保全、まして今議論になっている生物多様性の確立など、永遠に崩壊するでしょう。そうなれば、非関税障壁を立ててそれが国内に影響を云々といったこと以前の話になるのではないでしょうか。
このような当たり前のことすら想定できない、、無知・無学・幼稚で、「近視」眼的・無責任、そして軽薄きわまる政治家たちには吐き気さえ催します。
お互い、研究者としての社会的責任を自覚しながら、仕事を全うしていきたいものですね。。
2010/11/8(月) 午後 1:31 [ いわしゼミ ]
そうですね。国際政治の問題として責めるなら、ブロック経済の問題をつつくことになるでしょうか。戦争でも起こす気か!!と。
おっしゃる通り、災害防止、自然環境の維持保全、などは重要な論点でしょうね。農漁村の多面的機能論もどんどん展開せねばなりませんね。
2010/11/8(月) 午後 11:39 [ bqx**301 ]