
【写真左から1,10枚目:小生の報告/2枚目:濱田氏の報告/3枚目:感銘深い内橋克人氏の講演/4〜8枚目:クズネツォーワ・マリーナ氏の報告。ウクライナと福島との比較を中心に/9枚目:会場の様子】
教員です。
しばらく未報告だった研究報告や講演などの報告を、いくつかまとめていきます。
まずは、昨年12月の「2012国際協同組合年福島県実行委員会設立総会・記念シンポジウム−【絆で復興!!ふくしまSTYLE−災害からの復興と協同組合の役割−】」です。
2012年の国際協同組合年を担う場を、まず被災当事者の福島から創ろう、という「熱い催し」でした。
内容は以下↓
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/52605904.html
当日、様々な思いを胸に、会場である福島市郊外の飯坂温泉に向かいました。
協同組合学会で長年お世話になり、農地の放射能汚染マップづくりで東奔西走・大活躍の福島大・小山良太先生が迎えてくれました。午前中のスピーカーで、やはり長年協同組合学会で活動をともにしている東京海洋大学・濱田武士先生とともにです。
私の報告は、「協同組合は東京電力原発事故をどう捉えるべきか」と題するものでした。文字どおり原発被災現地で、原発を正面から撃つものとなりました。
広い会場はかなりの入り。もちろん私は、場によって言う内容を変えたりはしませんが、福島現地での講演と言うことでいつも以上に緊張する話となりました。
実際に、いつもとは異なる被災現地ならではの質疑も出されました。改めて、放射能汚染の深刻さと、これまで原発の電気を一方的に使う側であったことの構造性を再確認させられることになりました。
この日の思いを胸に、自分の守備範囲から、脱原発を論理的・実証的に前に進めていくしかないのだと、決意を新たにした次第です。
この日は、胸のすくような、漁業・漁村版「ショック・ドクトリン批判」を展開する濱田氏や、福島大准教授:クズネツォーワ・マリーナ氏のチェルノブイリ現地報告などのほか、午後は、内橋克人氏の記念講演が行われました。
内橋氏は最近は講演を控えられているとのことでしたが、福島の講演は最優先で参加されたとのことで、大変感銘深く拝聴しました。
これまで著書で勉強をさせていただいてきた内橋氏に、個人的にも直接ご挨拶しお話を伺えたのは、何より光栄でした。
マリーナ氏の報告は、チェルノブイリと福島の現地実態の差(あちらはイメージでいうと、北海道の根釧のような大平原と少ない人口密度、福島は里山と水田、多くの人口)を実感できるスライドが多く、福島の事態の困難さを実感できるものでした。同時に、チェルノブイリ(ベラルーシ)での食べ物の基準などを早く日本にも適用しないと、被害の拡大を防げないと実感しました。
終了後、打ち上げ会場で、福島の現地関係者の方々と、本音を交えたトークが遅くまで続きました(この後私は、夜行列車「北斗星」で福島から札幌に向かいました:http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/52635733.html)。
素晴らしい催しに呼んでいただいた福島現地の方々には、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
本当に、一日も早く福島の情況が改善され、真の「復興」が成し遂げられるよう願ってやみません。
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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