高橋巌ゼミブログ

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高橋 巌【自然・旅・アウトドア】

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【写真左から1〜4枚目:浜頓別の流氷!青春の旅を想い出した/5枚目:風の強いこのあたりは風力発電も盛んだ/6枚目:旧天北線跡をクロカンスキー(私)とスノーシュー(宿主)で散策/7枚目:「トシカの宿」といえばジンギスカン食べ放題!変わらない味で美味!/8枚目:過疎化が進む街は旅館の廃業も相次ぐ。寂しい限りだ/9〜13目:宗谷岬経由に変更になった天北線代替バスで稚内へ。バスからも流氷が望めるのは楽しい限り。しかし・・/14〜15枚目:久々の稚内。駅は大改装され美味い立ち食いそばも消滅。しかし市内の喫茶店「お天気屋」さんは元気。かつて訪問したときの写真を見つけた!/16枚目:変わらぬおつきあいをしていただいている旅人宿「トシカの宿」。心の宿です。愛犬・コハルも可愛く元気!】

 以下からのつづきです。

 2012年3月の道北訪問−1 音威子府ヒアリング編 ↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/52940238.html
 
 2012年3月の道北訪問−2 浜頓別編1 ↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/52959781.html


 2012年3月の道北3弾です。今年は前述のとおり流氷の「当たり年」でした。
 
 かつて20〜30年前、私たちが学生の頃北海道を旅していた頃は、冬のオホーツク海は流氷で覆い尽くされていました。紋別から浜頓別・宗谷岬にかけては、1986年の2月〜3月に自転車で(!)走ったときも、国道238号線沿いの海原は「真白な平原」でした。流氷がびっしりと固まり、その上に度重なる積雪があって平原上になっていたのでした。
 地球温暖化の波で、オホーツク海沿いの流氷は総量が減ったためすぐ流れて接岸しなくなり、知床岬まで南下してしまうようになりました。このため、紋別などは流氷がほとんど接岸しなくなり、現地の流氷観光も厳しい状態だったそうですが、今年に関してはかつてを彷彿させる光景と聞いていました。

 早速行ってみると・・時間が経ってやや汚れている箇所もありましたが、延々と続く流氷の風景は、かつての冬旅を思い起こさせる光景でした。素晴らしいの一言に尽きます。
 もちろん、あまり遅くまで流氷があると、現地では漁に出るのが遅れるなどの問題はあるのですが、この流氷が、色々なものを運んでくるので、豊かな水産資源の元でもあるのです。
 かつての旅を想い出しながら、感無量でした。

 このほか、クッチャロ湖畔をのんびり散歩したり、グリーン・ツーリズム的に対応してきた定宿「トシカの宿」の近況を聞いたりして、のんびり過ごしました。
 やはり旅人の減少と高齢化は著しくなっているようで、かつての「若者宿」は完全に過去の姿になっているようでした。
  
 多忙な日常の中のオアシスのような数日もあっというまに過ぎ、帰宅の日を迎えます。

 帰路は、かつての天北線ルートを変更し宗谷岬経由となった代替バスで稚内に向かいました。
 以前と違い海沿いのルートになったので、流氷をバスから観察することができるので最高!でしたが、・・何と宗谷岬は停車時間なし、客が居なければ通過!!!というので仰天しました。何のための宗谷岬経由への変更なのか、次のバスは数時間もあるというのに・・。この日は乗降客がいたので、運転手さんのご厚意で写真だけは撮らせて貰いましたが・・。
 しかも稚内空港の脇を通るというのに、このためのバス停などは全く考慮していないのです。空港利用客は、途中のバス停で降りて延々と歩くか、市内まで行って折り返すしかありません。
 これでは観光客対策のルート変更といってもあまりに中途半端だし、「何ともはや」という感じがしました。是非とも改善してもらいたいものです。

 稚内市内では、長年、旅人向けの喫茶店として営まれている「お天気屋」さんに寄りました。古いアルバムで、14年前の自分の写真を見つけ、何とも懐かしかったです。
 ここは、稚内市内の大火や取り壊しなどで3度の引っ越しを余儀なくされていますが、昔と変わらず営業されていてほっとしました。

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 北海道産業の約半分は農林漁業で、もう約半分は観光です。
 グリーン・ツーリズムの問題を考えるには最高のフィールドですが、同時に、TPPなどの影響も重大な影響を与えます。
 TPPなど論外であることはいうまでもありませんが、北海道の内発的な観光(ツーリズム)の分野も、もう少し頑張ってほしい気がしました。
 上記のバスの件もそうですが、こうした「旅をしずらくなっている」情況が、若者を素晴らしい北海道旅から遠ざけているのでないか、という懸念は強くあります。
 沖縄には、かつてと同様、様々な若い旅人が訪れ、昔の北海道のような長期滞旅行者(バックパッカーなど)が多いことからしても、まだまだやりようがあると思うのです。
 そうしたことを通じての「北海道ファン」の育成が、同時に北海道農業と北海道の食を活性化すると確信しています。

 これを見ている学生の皆さん。
 以前と違い、すっかり「旅をしずらくなった」北海道ですが、この素晴らしい自然と人々に是非触れてみてください。もしかしたら、人生が変わってしまう?かも・・。
 
                     日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋  巌
 

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