
【写真左から1枚目:「トシカの宿」といえば食べ放題のジンギスカン!サッポロ・クラシックビールとともに満喫!/2枚目:宿の廊下が埋まりそうな積雪量。長年通っている私も初めての体験です/3枚目:除雪最終地点からスキーを履きます/4枚目:晴れ間にはこのような素晴らしい雪景色が!/5枚目:モケウニ沼では暖かいシチューをつくりました/6〜10、16枚目:モケウニ沼周辺を周遊。時折吹雪くので海岸線まで行くのは諦めましたが、XCスキーを堪能しました/11枚目:「飛行場前」バス停で。この地も様々な歴史があるところです/12〜13枚目:クッチャロ湖で白鳥ウオッチング。しかしその後、雪に嵌まって・・・大変!/13枚目:トシカの宿・豪華連泊メニュー。鮭のパイ包みがメインディッシュ。美味!】(写真はSさん、M君撮影のものも利用しました。深謝)
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/54192440.html(書庫【研究・フィールド活動】) からつづきです。
音威子府から、私の定宿「トシカの宿」にバスで移動します。腹を空かして移動した一行は、早速宿でジンギスカン食べ放題!の嬉しい食事にありつけました。遅れに遅れたJRのおかげで時間を要したものの、充実したヒアリングの後だっただけに、この日のジンギスカンとビールはまた最高!でした。
それにしてもこの年の積雪は異常!音威子府もそうでしたが、浜頓別の街中も除雪した雪が堆積し数メートルの壁をつくっている有様です。昔、教科書の写真で見た新潟の「雪国の風景」のような感じで、この時期に何度も訪れている私も初めて見る光景でした。しかも、3月に入り雪が重くなってきていて、翌日の雪中行軍も大変かもなーと思われました。この予想は当たってしまうのですが。。
翌日。早速、冬期限界地の「状況視察」に。すなわちこれは、XCスキーで、広大な雪原を体験しようというものなのですが。
この日の天気は雪で、時折吹雪いたり、時折やんだりといったこの地のこの季節ではありがちなパターン。無理なら引き返すということにして、まずは国営草地開発事業による広大な雪原とモケウニ沼に向かいました。除雪終点まで、トシカのオーナーみっちゃんことYさんに送って貰い、そこでスキーをはいていざ出陣。M君は山スキーの経験はあったものの、SさんはこういったXCのような「歩くスキー」は初めてでした。最初はさすがにぎこちなく、モケウニ沼に下りるところでは転倒を繰り返していましたが、転ぶのもまたXCスキーの楽しさ。雪と思い切り戯れます。
私は、今回もステップ付きテレマークスキーの板に、今はなかなか入手できないヘビーツーリング用3ピンXCブーツという出で立ちでしたが、靴も重すぎず軽すぎずで非常に快適でした。
モケウニ沼ではストーブを使いシチューなどの暖かい食事やお茶を楽しみ、モケウニ沼からその周辺の広大な素晴らしい雪原を楽しみ、のんびりとオホーツク海へ向かって歩きます。
この後は、晴れ間が出たと思ったら、突然吹雪いてホワイトアウトになったりと天候の変化がめまぐるしく、無理せず海岸線まで出るのは諦めました。この雪原の景色を堪能してから、「幻の飛行場」があった「飛行場前」までスキーで歩き、バスで浜頓別に戻りました。
この「飛行場」も、本多勝一『北海道探検記』で詳細に描かれたとおり、朝鮮人強制連行という北海道とこの国の負の遺産を持った場所です。もちろん、今はその飛行場跡地も一面の雪に覆われているのですが。
この日は、311から2周年でした。
地震発生時間は、ちょうど吹雪いているところで、我々はこの幻想的ともいえる雪原の中を漂っていました。白一色のこの中で、我々はそれぞれに、それぞれの方法で祈りを捧げていました。
この地も、浜頓別町隣の幌延町において、高レベル放射性廃棄物貯蔵施設が計画され、現在はその準備段階ともいうべき施設が稼働するなど、決して原発と無縁ではありません。私は、北海道出発前はデモなどにも参加してきましたが、この旅は、原発反対への思いを胸に秘め続けた旅だったともいえます。
さて浜頓別に戻ってから、宿に帰る前にクッチャロ湖で白鳥を見ようとなって歩いて行き、白鳥ウオッチングを堪能しました。
ここまではよかったのですが、ここからが大苦戦となりました。クッチャロ湖から宿までの道は除雪しておらずいつもより多い積雪はあるものの、スキーなので楽々、と思いきや・・・気温が上がった日もあったせいか、何と!重い雪のせいで、スキーが沈んでしまい、やがて深みにはまり、3人とも抜け出せなくなったのです!抜け出すまでに大変な時間がかかり、またこの先のラッセルを考えるとこのルートは無理と判断、大回りですが除雪している車道を歩いていくことにしました。
ほうほうの体で、日が沈んでから何とか宿に到着しましたが、さすがに寒く疲れた一日でした。もちろん充実していた一日でありましたが。(つづく)
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/54192484.html(書庫【自然・旅・アウトドア】)につづく。
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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