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どうも教員です。
年度末の3月27日(木)〜28日(金)にかけて、宇都宮大学で開かれた「日本農業経済学会大会」に
出席してきました。
農経学会は2年振りでしたが、「裏方」の仕事のない学会は久々で、研究発表を吸収するのに専念す
ることができました(川手先生、お疲れ様です)。
かつての恩師や、ともに共同研究を苦労して担った先生らに久しぶりに会うことができ、懐かしいひ
とときでもありました。
今回の大会で印象的だったのは、かつて私などが随分と“浮きながら”発表した「定年帰農」等「高
齢者の担い手としての役割」などが、大会シンポで当たり前のように語られたこと、また個別報告では、
農産物直売所の分析等「地産地消」などの実践も、その役割を評価した上でかなり突っ込んだ報告・分
析が行われるようになったことです。
また、中山間地域問題において、私のかつてのフィールドである高知県旧池川町における「焼畑」に
よる村おこしの実践報告の発表もありました。
このように、以前主流であった「生産力主義」的な研究以上に、ローカルな特色を生かした事例研究
が増えたように思いました。
さらに一方で、かつては農経学会ではほとんど報告のなかった、「古巣」の酪農や生乳取引に関する
研究もあり、興味を引かれました。
それだけ、全体的な農業情勢や生産基盤の厳しさが反映しているとも言えますし、「産業としての
農業」の側面とその展望を無視するわけにいかないのも当然ですが、多面的な価値観や、高齢者など多
様な担い手問題をはじめ、より広い研究テーマに対し光が当たってきた感があるのは、個人的には喜ば
しく思った次第です。
そういうわけで、興味深いテーマも多かったことから、改めて、報告レジュメを読み直し、勉強し直
そうと思っている次第です(その前に溜まった原稿書きや、講義準備を片づけなければなりませんが
・・・・・;汗)。
日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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