
【写真左から1枚目:横浜から乗車した「サンライズ瀬戸」/2枚目:快適な寝台内/3枚目:明け方の瀬戸内海を渡る/4〜6枚目:高松に着いた「サンライズ瀬戸」夢の明けた終着駅/7枚目:徳島に向かう「特急うずしお」/8枚目:市内の川は鏡のような写し/9〜12枚目:夜の市内。阿波尾鶏にJAZZ/13〜14,16枚目:眉山からの市内と山々の眺望/15枚目:阿波といえば・・】
どうも、教員です。
4年生の追いコン〜卒論の大ヤマが終わり、在校生の後期の講義・ゼミも終了して、成績の集約
が終わった・・・と思う間もなく、新入生を迎えるために数次の入試、そして新入生の受け入れ
と・・・毎年のことながら、息つく暇もなく大学教員ライフ?は過ぎていきます。
しかし、研究分野がフィールドワークである身としては、大学に居るだけで仕事になるわけでは
ありません。この合間を縫って、何とか各地に調査へ出かけることになります。
ちょっとうっかりすると、時間がどんどん過ぎて、出かける間がなくなってしまいます。いやはや・・。
そんな中、今回は、四国の酪農関係の調査にでかけることになりました。
今年度から、本学部・動物資源科学科の小林信一先生のご推薦をいただき、全国酪農協会さんの研
究会に参加させてもらっています。今回の調査は、この一環で行ったものです。
宿題は、四国・徳島の酪農組織に関する調査でした。
本業の調査について、詳しくは、まだまとめている途中なのでいずれ書くこととして、ここではそ
の道中のことを記そうかと思います。
時間が限られていたので、今回は夜行列車を利用しました。昔、和歌山の仕事からの帰路に利用し
た「サンライズ瀬戸・出雲」(東京←→高松・出雲間)という特急列車です。私は、当然「瀬戸」の
方の利用になります。
和歌山の時は、ただ寝るだけのための利用でしたが、この間に、全国の夜行列車はどんどん姿を消
し、東海道筋の定期夜行列車としては、この「サンライズ」が唯一の存在になってしまいました。
車両は1990年代に誕生した電車寝台で、車内も実にゆったりして「北斗星」並みにシャワー室も
あるなどすばらしい列車であり、現在走っている定期夜行の中では「最後まで残る」と言われてい
るものの、何せ、この間の「JR」のやり方では、いつなくなっても不思議はありません。仕事が
タイトであったこともあり、今回はやむをえず、ホテル代わりに利用してみました。
横浜から乗車。今回利用したのは、B寝台の「シングル」です。前回乗った同じサンライズの
「ソロ」よりも部屋は広く、まして、以前利用した場末感漂う「冨士」の個室寝台とは比較になら
ぬ快適さです(あれはあれで懐かしい世界でしたけども)。
しかし、この「サンライズ」もオフシーズンとはいえ、利用率は高いとはいえません。やはり、
夜行バスに押されているようです。
一昨年、青森に行くときに、夜行列車がなくなったのでやむをえず夜行バスを使いましたが、安
かったものの、ハゲシク疲れました。ゆっくりと過ごせる夜行列車と、身じろぎもできないバスで
は・・・気持ちも違います。まして、この快適な「サンライズ」とは。。
しかしこのまま「市場」に任せるのみでは、夜行列車は全滅してしまうでしょう。
折しも、地球温暖化で云々という話があるんですから、「地球に優しい夜行列車」に助成を出し
てでも存続させられないものかと、本当に思います。実際、ヨーロッパでは、支援で鉄道のシェア
を確保している部分もあるんですから・・。
夜行列車とは思えぬ快適さに熟睡でき(夜行で熟睡できたのも久しぶりです)、早朝、高松へ。
高松に来たのは・・・もう10年ぶりくらいになるでしょうか。
駅の喫茶店で資料を作り、市内で一仕事。その足で、徳島県石井町に移動して、本格的なヒア
リング。夕方、徳島市に戻り県庁へ。。。
かなりハードな日程でしたが、関係者の皆様のご協力で何とかこなし、やれやれと初の徳島市
内の散歩となりました。
実は、フィールドワーカーの私は、47都道府県全部足跡を残しているものの、唯一、徳島県だ
け「泊まったことがなかった」のです。「初徳島」で何をしようか、など、駆け出し新入社員の
初出張のようなワクワク感で、ホテルでガイドを眺めていると・・。
「徳島名物:阿波尾鶏」という地鶏を食べさせるお店と、「この道40年」のJAZZバー、と
いうのが目に入りました。早速、足を運びます。
まず阿波尾鶏ですが。。それなりに味わいがあったものの、そのお店のせいか、はたまた鶏の
特質なのか分かりませんが、正直いって、自分には油が「クドイ」ような気がしました。疲れて
いたせいもあると思うけど、B級グルメを自称する私が「食べずらい」というものは、あんまり
ないんですけど。。
実はその後お会いした地元の方も「油がちょっと苦手」と言っておられ、自分だけではなかっ
たという感がありました(関係者の皆さん、ごめんなさい)。今度は体調がもっといいときに
食べてみましょうか。
JAZZバーは、この道40数年の歴史と、ほろ酔い(?)マスターの「味わい」と、古いLP
レコードの量とそのサウンドと、何より思いっきりアナログな世界と・・・時間を超えた渋い楽
しみに浸りきっていました。
しかし、その後お店にやってきた常連さんを含む団体さんで雰囲気は一変。大宴会となり、私
も初対面ながら混ぜてもらい、遅くまで楽しく過ごすこととなりました。いやはや、飲み過ぎま
したが、皆様、大変お世話になりました。
徳島といえば阿波踊りですが、この影響でJAZZも盛んなのだとか・・人々のノリもよく、
なるほど!という感じです。
翌日、打ち合わせ・資料整理の後、空港に行くまでの時間に、市内の眉山に登りました。とい
っても、ロープウエイでしたけど・・。
でも天気もよく、市内が一望できる山頂の眺望を満喫できました。
四国4県、それほど広くはないけどそれぞれ趣は違います。今回は、「初徳島」でしたが、狭
いと思う日本も、こうしてみるとまだまだ広いし、知らないことは一杯あるものです。
最近は、仕事の旅ばかりになっているとはいえ、だから旅は楽しくやめられないものなのです。
(「研究・フィールド活動」の別項記事につづく)
日本大学食品経済学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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