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教員です。
3.11以降、厳しい原発事故の状況を踏まえ、学部生時代より関わってきた原発問題とそれに関わる
福島現地でのコミットに多くの時間を費やしてきました。
原発に反対してきたにもかかわらず、このような事態を防ぐことができなかった。痛苦な思いの中
で、一時期は全く仕事が手につきませんでした。
しかし、今は、「今こそ、全ての原発を即時停めなくてはならない」「原発なしでも地域が生きら
れる方策を考えなくてはならない」
そういう強い想いに駆られ、考え、行動しています。このことはいずれじっくり、体系的に書きま
す。
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ここでは「本業」の成果が3月に出ましたので、そのご報告まで。
1本目が、Takahashi,Iwao(2011)“The Importance and Role of NPO Activities in Depopulated
Areas -Using the Example of “NPO eco-Otoineppu” in Otoineppu Village,Hokkaido-”
(Encounters,Department of Tourism and Transnational Studies Dokkyo University,No.2, pp.39
-54)です。
北海道で一番小さい村・北海道音威子府村で活動するNPO“ecoおといねっぷ”の調査分析を
行ったもので、すでにこのブログで現地の概況と、この村における直接的な問題としてある国鉄分割
民営化問題、それに現地の人たちがどの様に翻弄され、どのように自活・事業体制を創ってきたか、
その意義は何か、についてまとめています。
現地調査の記録↓
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/50312469.html
獨協大学のHPでいずれ公開される予定ですので、その際はまたお知らせします。
※※その後、以下で全文が公開されています。
http://www2.dokkyo.ac.jp/~doky0016/etc/encounters/march2011_05.pdf
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2本目が、ファーストオーサーに2009年度院生修了(マスター)の東海林君を据えた、東海林帆・
浅見淳・高橋巌(2011)「地域資源循環システムの重要性とその課題−栃木県茂木町「美土里館」
の事例を中心に−」(『食品経済研究』第39号,pp.98-112)です。
東海林君と、同じく2009年度に学部を卒業した浅見淳君との共著で、彼らの修士論文、卒業論文
を私が中心となって再編集し、まとめたものです。
現地調査中心の内容ですが、彼らの努力が凝縮したものとなっています。
今年ももちろん「本業」の研究を続けていきますが、3.11以降の情勢変化や、プロジェクトの一
巡、学部農場での学生実習の開始などもあり、しばし時間を置いてどのように進めるか考えようか
と思っています(じっくり考える時間が取れない情勢ではありますが)。
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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