
【写真左から1〜3枚目:京大・今中先生の報告。厳しい情況が示される。/4〜5枚目:福島県内小学校の調査。これも厳しい。/6〜10枚目:糸長先生の報告。長期的にどのように「立ち向かうか」といった展望も示されながらの報告であった】
4月13日(水)に、前から告知していた標記集会が開かれました。私は関係者のヒアリングも
兼ねて出席してきました。
内容は以下。
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/51842794.html
調査に参加した京都大学の今中先生は、原子力を推進する主流の原子力学界からすれば、自他とも
に認める「異端」です。しかし先生は、「専門」の立場から原発の問題や危険性を一貫して指摘され、
また住民側の訴訟などにも関わってきました。
京大のそういった先生方のドキュメントは以下で見れます。
ぜひともご覧ください。
ちなみに、この番組を製作した毎日放送は、原発推進派の中枢・関西電力からCM引き上げなどの
不当な圧力を受けたとされています。
メディアから原発批判はおろか、きちんと検証しようという番組が消え去る道理がここにあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/cyoosan1218/53617995.html
さて当日は、これまで本学部・糸長先生のHPなどで報告されているように厳しい情況の報告とな
りました。
今中先生の報告では、残念ながら、飯舘村は人が住んでいられる情況にはない、ということです。
ホットスポットになってしまったと思われる南部の曲田地区では、車の中でも20マイクロシーベル
ト、外で24、水田の中で30にまで達したとのことです。
また土壌からはセシウム137を1平方メートル当たり2,200キロベクレル検出し、旧ソ連のチェ
ルノブイリ原発事故による強制移住基準1,480キロベクレルを超えてしまいました。
農作業ができるとかできないではなく、緊急に避難すべきレベルです。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/285811.html
一方、福島の小学校でも高い放射能レベルが検出されており、始業式の延期などの取組みもされて
いるが、国は当初始業を事実上強制したという指摘もされ、唖然としました。
この国の政府は、人の命、特に子供の命をどう考えているのか。。。と。
特に、長崎大学・山下氏らの「校庭で遊ばせても全然大丈夫」などの情報に、現場は相当左右さ
れたことが伺えます。許し難い暴挙です。
(写真の「黄色」地域は1か月で3ミリシーベルトに達する(放射線管理区域)、「赤」は1年間
で20ミリシーベルト 5年間で100ミリシーベルト(原発労働者)に達する地域)
また、本学部・糸長先生は、以下のように指摘しました。
・放射能は見えない〜「目に見える」被災地との比較
・村民への説明は本当に難しい:納得してもらうのは大変。
・山間地域:里山の土、水田だけの問題ではない。山がやられている。真剣に考えないといけない。
・窪地・湿地など複雑な地形、問題。チェルノブイリとも違う。
・自然エネルギーとしてチップボイラーを活用してきたが、その原料となる山が汚染されてしまっ
た。
・15日ピークは45マイクロ → 空気ではなく土壌と積算の問題と提起。低レベル被曝量の問題も
提起。
・国は緊急時の話しかない。データも公開していない。今回は完全な人災。
・緊急避難・除洗の提言。次の世代のために、学童疎開。
・一旦避難して、そこからどうたちがあるか、その支援が重要。
いずれにしても、飯舘村だけではなく、これから福島県のかなりの地域でこういった問題は発生
します。我々としても、できる限りの取組みをしなくてはと思います。
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
|