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教員です。
昨日12月16日(日)朝、ゼミに集いさらに勉強しようとする有志学生の皆さんに送ったメールの一部を、ここに掲載します。
是非とも、ご一読ください。
※標題は、井上澄夫氏(1982)『歩きつづけるという流儀―反戦・反侵略の思想』(晶文社)を意識しながらつけさせていただきました。
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学生のみなさんへ
今日は投票日です。投票には必ず行きましょう。
しかし、まだどういう結果になるかは分かりませんが、楽観できない現実が目の前にあります。僕が公私共々訴えてきた原発やTPPの問題に関して楽観できない、という意味です。
けれど、結果がどう転ぼうが、僕は標記のとおりの「流儀」でいくしかないと強く思っています。
みんなの中には選挙の期待がある分、結果によってはその反動も大きいかもしれないけど、どうなろうと、「決して諦めない」ことが大事だと思います。
思えば、みんなとこういう形で出会い、交流できていることは、スピッツの歌詞ではないですが「君(たち)と出会った奇跡」にほかなりません。
311という不幸な事態がその契機なのだったかもしれないけど、僕が昔から思い描いていた「学生の自主的な学びと運動」に、自分が教員としてそこに合流しているということは、ある種、夢のような出来事だと思っています。
そう考えると、世の中というものは【絶対的に悪くなることだけではない】と、つくづく思います。
社会全体、セーフティネットでいえば、1980年代と今では比較にならないくらい後退しています。でも、目に見えない学生の様々な取り組みが事態を改善させてきた側面もあるのであって、それを見逃してはならないと思うのです。
いずれにしても、僕が日大教員としてみんなと出会い、みんなが日々学習し問題意識を深め、様々な取組みとともに交流しているということ、僕もまたみんなに学んでいること、これは本当に「奇跡」であり、素晴らしい財産です。
かつてあまりなかった、自由でしなやかな若い学生の「主体」がここにあるからです。
なので、今度の選挙で、どんなにひどい政治家が世の中を仕切り、巨大な敵が立ちはだかることになろうと、僕は決して絶望はしていません。みんなも決して絶望しないでください。
学び考える主体である「みんな」がいること、それは学びの根拠地とネットワークが消えることはなく、いつの日か必ず、今の圧政を倒せる契機ともなることを意味するからです。
いつか、機会があれば、スペイン革命と、現代中南米の民主的変革の学習をやれたらと思っています。
長い期間、沈黙を強いられた圧政の下で、スペイン民衆も中南米民衆も堪え忍び、しかし反抗の準備を数十年かけて進め、今日の自由を勝ち取りました。
日本もまた、そういう長い目での取組みと学びが必要になるかもしれません。
決して絶望することなく【諦めない、立ち止まらない、歩き続ける】「流儀」を我がこととしよう!
長くなりましたが、選挙の日のみんなへのアピールとさせていただきます。
「山宣独り孤塁を守る!だが僕は淋しくない、背後には多くの大衆が支持しているから」(山本宣治)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%AE%A3%E6%B2%BB
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日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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