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お久しぶりです。
報告がすっかり遅れていましたが、5月に共著書を2冊出版したので報告しておきます。
1冊は、「農村地域社会におけるセーフティ・ネットとソーシャル・キャピタル−総合農協の事業・活動事例を中心に」真屋尚生編著『社会保護政策論−グローバル健康福祉社会への政策提言−』(pp.249-268/ 出版社 慶應義塾大学出版会/ 出版日 2014.05.30/ ISBN 978-4-7664-2109-5/ 定価4,600円+税)です。
学会報告をベースに、以前まとめた総合農協に関する論文をリライトした内容です。調査などのデータはやや古いものですが、昨今の「規制改革」などの動きで協同組合解体攻撃が強まる中、改めて総合農協の役割と意義に光を当てるとともに、非営利組織とセーフティネット・ソーシャルキャピタルの関係に着目したものです。
(参考)紹介リンク↓
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766421095/
http://ext1.tosyakyo.or.jp/kouhou/shinpou/1407/p8.html
もう1冊は、「農の担い手−その多様なあり方」桝潟俊子・谷口吉光・立川雅司編著『食と農の社会学−生命と地域の視点から−』(pp.215-231/ 出版社 ミネルヴァ書房/ 出版日 2014.05.20/ ISBN 978-4-623-07017-6/ 定価2,800円+税)です。
これもまた、最近また大きく変わった農業の担い手政策(少数の農業者・法人等に支援を集中する)に対する、統計と実態分析両面からの批判的な問題提起です。
この内容については、6月下旬に「全国農業新聞」に私が書いたコラムが連動していますので、あわせて掲載しておきます。是非ご一読ください。
2冊の本とも、価格的に学生の方々には購入は厳しいといわれそうですが(もちろん、本当はバイト代で専門書もどんどん購入して欲しいですが)、手にとって読んでいただければ幸いです。
昨今の大学教員の仕事は、調査研究のほかにも教育・校務のウエイトが高く、特に私のようなフィールドワーカーにとっては、まとまった現地調査の時間を取るのがなかなか大変なのが辛いところです。しかし、調査研究や社会的な発信と、教育とは不即不離の関係であり、バランスを取りつつ微力ながら貢献していかなくてはと思っております。
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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