
【写真左から1枚目:学科始まって以来?の揃いの実習服に着替え、まずはレクチャー/2枚目:広大な水田と畑!水田部分は3反(30a)、我々が田植えしたのは5aほどでしたが、畑(飼料畑)を含めたこの区画は8haほどあります/3〜4枚目:苗の準備/5〜15枚目:雨中の田植!!みんな頑張りました。谷米先生、TA・院生の諸君もありがとう/16枚目:まるで機械植えのような整然さ!/17枚目:ヤッター!収穫の秋が楽しみです】
教員です。
今年から、新生・食品ビジネス学科の2年目、新カリキュラムも2年目に入ります。
フードスペシャリスト、フードコーディネーターの資格取得に対応した「調理学実習」も今年から本格的にスタートしますが、同時に、私の担当する【食料生産実習】も始まりました!
この【食料生産実習】は、以前の食品経済学科で約15年ほど前まで設置されていた「農場実習」を復活させたものです。
以前の農場実習は、約7日間学部農場で宿泊し、耕種・畜産・農業機械から林野部門まで、農場の全部門にわたる実習を行うものでした。
私も現役の3年生だった1982年の夏に参加し、非常に楽しかった想い出があります。
しかし、社会情勢の変化から希望者が減少したようで、廃止となっていたものです。
世は移り、再度、「農業ブーム」とも言うべき動きが出始めました。
以前と異なり、若い人たちの中にも「農業を体験してみたい」という声が多くなってきました。
それは、このブログでも報告してきた毎年のフィールドリサーチの実践の中で強く感じていたのですが、せっかく広大な農場のあるキャンパスにいるのにこれを使わないのはもったいないし、学生のニーズにも答える必要があると私が強く主張し、新カリキュラムで、私の担当科目である【食料生産実習】として復活・設置されたものです。
宿泊実習は、諸般の事情により従来の農場実習の期間は確保できませんでしたが、農業生産の基礎に関する座学(ゼミ)のほか、田植・稲刈の実習、宿泊実習初日にはハム・ソーセージづくりを行う食品加工実習体験も付加した内容としました。
概要は以下のとおりです。
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[学習目標]
農産物や加工食品など、「食料を生産する」ということは一体どういうことか。
それを学び理解するのが本実習である。農産物生産と食品加工の実際を、実習によって体験し学ぶことによって、「食」の「川上」「川中」を実態的に理解することを目標とする。
[授業方法]
・前期期間中に、週1回の事前学習会(座学)等を行いながら、前後期1日ずつ(土曜日帰り実習)と
夏期集中実習(3泊4日の農場宿泊/8月29日(月)〜9月1日(木)[予定]により、学部内の付属
農場・食品加工実習所において実習を行う。
1.ガイダンス
説明会(ガイダンス)を行う。食料生産実習の概要説明、選抜の方法等を提示する。
2.履修者の選抜(受講希望者が定員を超えた場合)
履修者全員が農場に宿泊・合宿となるので、宿舎の受入上限である男女各12人×2(部屋)=24人を 最大定員(上限)とする。
受講希望者が定員を超えた場合は、レポート・試験・面接等により、履修者の選抜を 行う。終了
後、選抜結果を発表する。この場合、選抜に漏れた者は当該年度に受講する ことができない。
3.事前学習会の実施
付属農場・食品加工実習所の概要や、農業生産(農業基礎、耕種・畜産・農業機械実習の基礎)、
食品加工などの基礎的な事項について、事前学習会を週1回実施する。
事前学習会の欠席が目立つ者や、課題に前向きに取り組まない者は、実習への参加を認めないこと
がある。
[農場・食品加工実習所実習]
・6月の土曜日と10月の土曜日各1日(終日日帰り:天候・圃場の条件によって変更がある)、農場
内の水田において、田植(6月)と稲刈(10月)を行う。
・8月29日(月)〜9月1日(木)[予定]の3泊4日、農場宿泊により、食品加工実習(ハム・ソーセ
ージ等の加工)、農場実習(耕種、畜産、農業機械)を実施する。
・実習終了後に、所定の様式でレポートを作成し、指定期日までに担当教員に提出する。
[成績評価基準]
事前学習会・実習とも全出席が原則。あわせて実習・受講態度、レポート内容で総合評価する。
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最初のガイダンスでは定員を大幅に超える60名が出席し、果たしてどうなることかと思いましたが、最終的には「精鋭」の19名に絞られ、スタートとなりました。男女比は男性14名、女性5名と、今年は、昨今の傾向とは異なり男性中心となりました。
そして数回のゼミで「農業生産の基礎」を学び、いよいよ6月11日に田植えを敢行しました。
しかし。。。当日は朝から土砂降りの大雨。これは中止かも、と思い農場に行くと予定どおり実行とのこと。
雨を想定して、レインウエアを用意してもらったのと、農場にはシャワールームも完備しているので、風邪や、原発事故で昨今心配な雨の濡れの影響はすぐ流せるものの、それにしても。。という土砂降りでした。
ですが、写真を見ておわかりのように、最初は戸惑っていた学生たちも、慣れるにつれ黙々と作業を愉しみだし、最終的には整然とした田植えとすることができました。
もちろん、受講生全員出席でした。モチベーションは最高で、すばらしい「1期生」といえます。
体験のため、手植えとしましたが、最初はあまりの豪雨に視界も悪く、通常の植えて下がる方式とは逆に、前に進んでいくやり方としました。
秋の収穫が楽しみであることはいうまでもありません。刈り取りも手刈りで行う予定です。
この場を借りて、雨の中ご指導いただいた農場スタッフの方々、参加してくれた谷米先生、院生とTAの諸君、植物資源科学科の先生や協力学生の方々に御礼申し上げます。
夏休みの本実習も、どうかよろしくお願いします。
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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