高橋巌ゼミブログ

農・食・地域・生活破壊の原発、TPP、改憲、全ての戦争策動、特定秘密保護法廃止!!311被災者支援を!【8.9万アクセス感謝】

高橋 巌【ゼミ・実習・講義等】

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日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室(高橋ゼミ)の教員=高橋巌による、ゼミや研究室活動、講義やイベントなど大学の生活の記録です。
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【写真左から1〜4枚目:現地の農家を手伝っていただいた野菜・果物、そして釣ったりいただいた魚。こうした食材で何をつくるかみんなで話し合って決めます。メニューはその場の食材で決まるのです。/5〜6枚目:大漁の魚!これをみんなでおろします。刺身、焼魚、ムニエル・・食べきれない量でした/7枚目:ある日の朝食メニューの一部。ひじき、かぼちゃ、まくわうり。シンプルですが最高に美味しい!/8枚目:島民の方により、何と天然のテングサからつくられる寒天によってコーヒーゼリーが振る舞われました!/9〜11枚目:氏本さんの豚肉もふんだんに!豚汁にハンバーグ、そして最終日は・・これほど美味しいものがあるかと思えるほど美味しい、その場でつくった無添加ベーコン!!もう最高でした!/11枚目:みりんなどを駆使し「なめろう」を成功させたゼミ生/12枚目:燃料も自給。火加減もこのように】

  今年度も、昨年度に続き、食材と燃料を全て現地調達し、調理も自らの手で行うという自給自足に取り組みました。今年度は、毎日の朝食を班決めで行い、最終日の夕食についてのみ全員で行いましたが、2日目の夕食についても、有志が調理に参加しました。
 お金を出せば何でも買えるいつもの私たちの食生活。原発などエネルギーや地域経済問題だけでなく、そうした「食」のあり方を見直し「本当の食」を体験するための取組みでした。4日間、今年も食事指導のお世話をしてくださったのが、芳川さんと堀田さんでした。
 自給自足2年目の今年は、食事の班分けは事前に行い、朝食当番は早朝集合ということで事前の伝達も行き届いていたので、昨年よりはみんなも覚悟ができていたようでした。

 毎日早朝5時半、朝食担当班の火起こしから一日が始まります。薪をくべ、火が落ち着いたところで鍋を火に掛ける。メンバーは代わっても、3日間それが繰り返されました。 学生も、キャンプ以外でこうした経験はなかったでしょうし、キャンプにしても最近ではこれほどの手づくりの食事はあり得ないでしょう。

 そして食材を得るため、農家の人たちの懐に飛び込み農作業を手伝って野菜をもらい、漁師さんとの交流の中から魚を分けてもらったり、釣りをして夕食のおかずとなる魚を得ました。そして、燃料の薪も、農作業の時に自ら拾ってきたものを使うといった徹底ぶりでした。燃料に始まり、多くの食材を自分たちだけで調達して、食材のほとんど全てを島内産で賄うことによって、3日間のフードマイレージはほぼゼロという文字どおり「地産地消」の実践になりました。

 もちろん、調理は班分けをして学生全員で行いました。島でとれた海藻や干しエビ、魚でダシをとって島の野菜で味噌汁をつくる。魚を3枚におろし、刺身・焼き魚・ムニエル、さらにみりんなどを加え「なめろう」までを自らつくる。氏本さんの放牧豚の素晴らしい豚肉をスモークしベーコンにしたり、島内産のひじきを合わせハンバーグにする。ご飯は薪を燃やし、地元産の5歩づきの美味しいお米を釜で炊くという徹底ぶりでした。そして洗い物についても、合成洗剤を使わずリサイクルの布できれいに洗うといったやり方でした。
 もちろん調味料も含めて添加物ゼロ、文字どおりの自然食の食卓となりました。(つづく)

                日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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【写真左から1〜7、12枚目:海の実習。船に乗せていただき釣りを!大漁でしたが、私の釣果はというと・・。/8〜9枚目:釣ったその場で魚をさばいて刺身に!これをやるともう、どんな魚も食べられます?/10〜11枚目:さらに漁船から海に入って泳ぎます!】

  農業実習に続いて行ったのが海の実習です(2班は日程が逆)。
 今年も、漁船2隻に乗せていただき、島を周遊しました。

 海からは島の全景を見渡すことができ、改めて島の美しさ、瀬戸内の自然の素晴らしさを満喫しました。
 さらに、漁業の実習と食材の調達を兼ね、釣りを体験することができました。今年は昨年より時間をかけたおかげでやはり大漁で、豊かな食材をゲットできたのですが、私の方の釣果は、学生の皆さんが取り尽くした後のせいか??さっぱりでした。

 何よりいい天気に絶景で、学生も興奮気味。さらに漁船から海に入り、思いっきり泳ぐことになりました。もちろん、水に不安がないように、今年は浮き輪も用意したので、泳げない学生も海の遊びを満喫できたと思います。私も大満足でした。

 一方で、原発建設現場を海上から間近で見ることにもなり、改めて原発立地の矛盾を目の当たりにしました。

 「本当にこんな所に原発ができるんだ!」「信じられないね」「おいおい、冗談じゃないよ、まだできてないし、第一つくらせるわけにはいかないよ」「本当にそうだよね」。

 決して強制したわけでもないのに、学生たちの間でこんな会話が自然に出てくる現地での学びは、さらに進んでいきます。
                                (つづく)
                              
            日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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【写真左から1〜5枚目:農業班は自転車に乗りまずは生ゴミの回収。そして農場に向かいます/6〜9枚目:放牧豚は今年も元気!豚が開墾しつつある畑の草刈りなど農作業も行います。/10枚目:放牧豚を囲んで】

  さて、まずは農業実習の報告です。
 2日目から、2班に分かれて農業/海の体験実習を行いました。
 まず農業体験では、昨年に引き続き、Uターン者で地域おこしに取り組む氏本長一さんの「放牧養豚」のお手伝いをしました。

 これは、耕作放棄地に豚を放牧し、草木を食べて貰って農地復元を行うとともに、島内の生ゴミや農業残渣を回収して豚に飼料として給与し、資源の循環を行うという農法です。豚の放牧は全国でも珍しく、野を走り回る豚の姿に、学生の皆さんは最初戸惑いながらも大喜びでした。
 全員で自転車に分乗し、島内の家庭から出た生ゴミの収集を行い、豚の「ゴチソウ」をゲット。この島の豚たちは、これら島内の残飯や、豆腐店のオカラ、ビワなどの農業残渣、そして耕作放棄地を開拓するために、生い茂った草木を「主食」としているのです。輸入配合飼料で育つ一般の豚とは全く異なるものです。
 自由に放牧され、自然交配(一部人工授精)で生まれた豚の子供も野の中で育ちます。豚たちは残飯ほかは耕作放棄地で草木を掘り返し、これが農地復元になっているわけです。
 但し、やはり島のマンパワーが不足しており、農地の貸借問題などもあり、Iターン者などどんどん耕作を拡げるという方向にはまだなっていないようです。一刻も早く原発問題が収束し、農漁業を基軸に据えた地域づくりが必要であると、今年も実感させられました。

 集めた生ゴミを唯一の島外からの資源であるフスマと生ゴミを手でミキシングし、豚に与えます。ほとんどの学生は豚の側に行くのはおろか、間近で見るのも初めての者ばかり、それも日本では極めて珍しいケージの中に居ない放牧された豚とあって、びっくりしていましたが、空腹を訴えたり愛嬌を振りまく豚に慣れていました。

 このあと、豚が開墾した畑で草刈りを行い、今年も1945年に被曝した稲の説明を受けました。これは1945年に長崎で被曝した稲を毎年作り続けているもので、68年経った(つまり68代後の世代)今も、実がほとんど入っていないのです。放射線によりDNAを傷つけることの恐怖を改めて実感するもので、原爆の恐怖はもとより原発と人類が共存できないことを立証するものです。
 
 このように学生たちは、土にまみれ、海からのさわやかな風が吹き抜ける畑で、色々な学びを重ねていきます。
                                           (つづく)
                                

            日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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【写真左から1枚目:柳井港から祝島へ。素晴らしい海の景色が続きますが、やがて原発建設予定が目に入ってきます/2〜6枚目:初日の講義・ヒアリング。/7枚目:地域住民の方へのヒアリング調査。熱が入ります/8枚目:島の人たちの熱意が伝わる原発反対の大看板/30年以上、1200回近くもの間毎週月曜に続けられる原発反対デモ/9枚目:初日の夜、公民館で地元との方々との記念撮影です】

  教員です。

 大変遅くなりましたが、2013年9月上旬に実施された当ゼミフィールドリサーチの報告です。
 数回に分けて報告します。

 我々のゼミでは、昨年に引き続き、今年も山口県上関町祝島を訪問しました。
 祝島に行くようになったのは2011年度からのことです。この経緯については、昨年度、一昨年度の報告で詳細を記載しているので、お読みいただければ幸いです。
 
 昨年度記事↓
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/53367643.html
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/53368252.html
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/53377616.html
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/53377695.html
http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/53377766.html

 今年はゼミ所属2年生15人、大学院生と3年生引率学生2名で17名というメンバーでした。
 祝島は、瀬戸内海に浮かぶ周囲約12kmの小さい離島で、瀬戸内のすばらしい自然環境の中、一本釣りや遊漁を中心とする漁業と、無農薬栽培のビワ生産など、島の人たちは農漁業を中心に生活を営んでいます。一方で、島の対岸約4kmの地点に中国電力上関原発の建設が予定され、一部で埋立工事が始まっていました。しかし祝島では、住民の約9割が原発建設に約30年間反対を続けており、原発に関連した助成金の受取りや漁業権放棄などを拒否しています。

 私たちは、これまでと同様に、事前学習会(ゼミ)では、食と放射能問題、原発と再生可能エネルギーなどについて学び、その上で、祝島の概況を学習し、現地に入りました。
 決して便の良いとは言えない(ゆえに自然の宝庫なのですが)離島において、今年も大人数でありがらも、現地の方々のご協力により、無事にすばらしい実習を終えることができました。
 この場を借りてお世話になった現地の皆様に、重ねて御礼を申し上げます。

 初日、まずは祝島に行く船の出る山口県・柳井港に現地集合しました。
 夕方に島に着き、3か所に分散した宿舎に荷を置いて、まず1グループの宿舎である「みさき旅館」さんに集まり夕食を摂ります。
 食後、祝島の概況を伺うため公民館に集合して学習会を行いました。「現地概況説明」は、祝島町内会長:元教員の木村力氏、「祝島の地理・歴史の概況」を上関町教育委員会:教育委員長の橋部好明氏にお願いしました。
 そして、何より祝島にとってとても大きな問題である「上関原発反対運動の歴史と現況」については、地元で30年以上反対運動を続けている島の自治組織「上関原発反対祝島島民の会」会長・清水敏保氏から、また、翌日から実習でお世話になる氏本長一氏と、食事づくりでお世話になる「こいわい食堂」の芳川氏、Iターン者である堀田氏らから挨拶と説明を受けました。

 今年のヒアリング調査は、全体の場だけでなく、宿に宿泊したメンバーは島の住民である宿の経営者の方にヒアリングをするとともに、食材調達などでお世話になった島民の方に積極的に話を聴くよう指示し、また調査票もそのように設計していました。さらに、毎週月曜日に行われ、1200回近くにわたり実施され実にギネスブックに掲載されるほどの、島民の方による原発反対デモの実態を学ぶこととしました。島の人たちが自主的に続けてきた、のどかでいて、しかし緊張感を漂わせたデモは、このような社会的事象を初めて見る学生たちの胸を打つものがあったと思います。
 
 このように、大学の教室だけでは知り得ない実態的な学びは、明日からの実習でさらに深められていくこととなります。
                                             (つづく)
      
                日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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【写真左から1〜4、11枚目:恒例の研究室食事会。今年も大いに盛り上がりました/5〜10枚目:3年ゼミ校外実習。今年はJAさがみ「わいわい市」にお邪魔しました。地元藤沢市の地産地消の拠点です。しっかりヒアリングして学んだ後は、野菜からスイーツまで美味しい食材を多数ゲットし、天然ダシによる鍋による研究室鍋会!大いに盛り上がりました】


 教員です。引き続き、2〜4年ゼミの様子をアップしていきます。

今年度のゼミは、4年生ゼミがそのまま全員進級できたので16名、3年生ゼミが10名、2年生ゼミ(フィールドリサーチ班)が15名という構成です。
 4年生は2年目(多くは3〜4年目)でもう馴染みのメンバー、3年生ゼミは、昨年度、祝島に一緒に行ったメンバーの多くが組み替えでゼミを替わったので、心機一転というメンバーになりました。2年生は、名簿順だった1年ゼミから残ったメンバーも数名いるなど、「離島(祝島)に行きたい!」というメンバーが揃いました。

 5月には、恒例の2〜4年生+院生の食事会を実施しました。就活を終えた4年生も駆けつけてくれ、2次会のカラオケまで賑やかな会が延々と続きました。この日、カメラが不調だったので写真が少ないのは申し訳ないです。

 「高橋ゼミ」の中心となる3年生ゼミは、前期に1回、校外実習と研究室での3年生鍋会を行います。
 今年は、大学の近くにあるJAさがみの直売所「わいわい市」さんを訪れ、産直・地産地消の実態を学ぶとともに、大学周辺が神奈川県でも有数の農業地帯であることを改めて学習しました。
 もちろん、「ONとOFFのメリハリの利いた高橋ゼミ」ですので、そこで仕入れた食材をふんだんにつかった「地産地消鍋」を研究室で調理し、途中でサブゼミのメンバーも加わるなど大いに盛り上がりました。3年はメンバー一新となったので、いい懇親の機会になったと思います。
 4年生ゼミでは、まずは全員の進路決定(就活)が最優先ですが、最近、何とか一定の目処が付いた学生が多くなってきたところです。

 今は試験期間中ですが、これが終わると学生の皆さんにとって待ち遠しかった夏休みに入り、9月になると2年生はフィールドリサーチ、その後、3〜4年生+院生のゼミ合宿と続きます。同じ9月の上旬にはゼミの枠外ですが、大学農場で合宿する食料生産実習も控えています。
 私にとっても、引き続き忙しい日々が続きますが、夏バテせず学生の皆さんと学びながら、夏を乗り切りたいと思っています。

    日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋  巌


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