
【写真左から1〜4枚目:現地の農家を手伝っていただいた野菜・果物、そして釣ったりいただいた魚。こうした食材で何をつくるかみんなで話し合って決めます。メニューはその場の食材で決まるのです。/5〜6枚目:大漁の魚!これをみんなでおろします。刺身、焼魚、ムニエル・・食べきれない量でした/7枚目:ある日の朝食メニューの一部。ひじき、かぼちゃ、まくわうり。シンプルですが最高に美味しい!/8枚目:島民の方により、何と天然のテングサからつくられる寒天によってコーヒーゼリーが振る舞われました!/9〜11枚目:氏本さんの豚肉もふんだんに!豚汁にハンバーグ、そして最終日は・・これほど美味しいものがあるかと思えるほど美味しい、その場でつくった無添加ベーコン!!もう最高でした!/11枚目:みりんなどを駆使し「なめろう」を成功させたゼミ生/12枚目:燃料も自給。火加減もこのように】
今年度も、昨年度に続き、食材と燃料を全て現地調達し、調理も自らの手で行うという自給自足に取り組みました。今年度は、毎日の朝食を班決めで行い、最終日の夕食についてのみ全員で行いましたが、2日目の夕食についても、有志が調理に参加しました。
お金を出せば何でも買えるいつもの私たちの食生活。原発などエネルギーや地域経済問題だけでなく、そうした「食」のあり方を見直し「本当の食」を体験するための取組みでした。4日間、今年も食事指導のお世話をしてくださったのが、芳川さんと堀田さんでした。
自給自足2年目の今年は、食事の班分けは事前に行い、朝食当番は早朝集合ということで事前の伝達も行き届いていたので、昨年よりはみんなも覚悟ができていたようでした。
毎日早朝5時半、朝食担当班の火起こしから一日が始まります。薪をくべ、火が落ち着いたところで鍋を火に掛ける。メンバーは代わっても、3日間それが繰り返されました。 学生も、キャンプ以外でこうした経験はなかったでしょうし、キャンプにしても最近ではこれほどの手づくりの食事はあり得ないでしょう。
そして食材を得るため、農家の人たちの懐に飛び込み農作業を手伝って野菜をもらい、漁師さんとの交流の中から魚を分けてもらったり、釣りをして夕食のおかずとなる魚を得ました。そして、燃料の薪も、農作業の時に自ら拾ってきたものを使うといった徹底ぶりでした。燃料に始まり、多くの食材を自分たちだけで調達して、食材のほとんど全てを島内産で賄うことによって、3日間のフードマイレージはほぼゼロという文字どおり「地産地消」の実践になりました。
もちろん、調理は班分けをして学生全員で行いました。島でとれた海藻や干しエビ、魚でダシをとって島の野菜で味噌汁をつくる。魚を3枚におろし、刺身・焼き魚・ムニエル、さらにみりんなどを加え「なめろう」までを自らつくる。氏本さんの放牧豚の素晴らしい豚肉をスモークしベーコンにしたり、島内産のひじきを合わせハンバーグにする。ご飯は薪を燃やし、地元産の5歩づきの美味しいお米を釜で炊くという徹底ぶりでした。そして洗い物についても、合成洗剤を使わずリサイクルの布できれいに洗うといったやり方でした。
もちろん調味料も含めて添加物ゼロ、文字どおりの自然食の食卓となりました。(つづく)
日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室/高橋 巌
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