高橋巌ゼミブログ

農・食・地域・生活破壊の原発、TPP、改憲、全ての戦争策動、特定秘密保護法廃止!!311被災者支援を!【8.9万アクセス感謝】

高橋 巌【日常の記録・同窓会等】

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本ブログの主催者・日大食品ビジネス学科:地域経済論研究室(高橋ゼミ)の教員=高橋巌による、日常の記録などです。
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【写真左から1〜3枚目:「珍来」閉店直後(涙)。裏を行くとそのまま「鳥もと」のトイレに出た。トイレは共用だったのだ。/4〜13枚目:「鳥もと」。「鳥もと」から閉店した「珍来」を望む。バス停から徒歩3歩(!)の立地。実は焼き鳥だけでなく、ヤッコ、煮込みなども絶品。最終日に向けて人が押し寄せていた。13枚目:私にとっての最終日。長年お世話になった店員さんと。これからは新店舗で。】


どうも、教員です。最初はちょっとエッセイ風に。。

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 駅の階段を上がると、今日も、いつもの焼鳥屋から炭火の煙が上がっている。
 馴染みのおやじさんたちが、おきまりの焼鳥とエダマメと酒で一杯。馬で当てた話や、仕事
のグチやらカミさんの悪口?やら、贔屓の野球チームの負け戦の話から政治ネタまで、何でも
ありだが、たまたま隣り合わせた客同士で意気投合して盛り上がったり、上司に連れてこられ
た新入社員らしき若い女性が、珍しそうに見回しながら「社会勉強」をしたり・・・。最近は、
女性グループが元気だ。

 焼き鳥は時にレア過ぎるときもあるが、そういうときは「よく焼き」にする。鶏肉は、当然
ブロイラーながら国産・大山鶏を使用、下処理も串差しも店でする。チェーン店にありがちな、
串までブラジルで刺したものを輸入して解凍した焼き鳥や、高級店の「うちの焼き鳥は塩だけ
です」みたいな、妙な気取りもない。うまいタレを「だばだば」つけた、直球一本勝負の焼き
鳥がいい。

 2〜3杯飲んだ後、ちゃんとメシを食っていなかったことに気づき、隣の中華料理屋に。
 自然食とか、ご当地ラーメンとか銘打っているわけではない、ごくごく普通のラーメン屋。
ラーメンは、今はやりのコテコテではなく、あっさりした醤油ラーメン。チャーハンや「ロー
ピーライス(肉ピーマン定食)」や、ギョーザも手作りでおいしく、夏は冷やし中華がさっぱ
りして美味。冬は、ラオチューお燗で、体の中から暖まる。ボウルに盛った食べ放題のカクテ
キ、定食に付け合わせのポテトサラダも異常にウマい。
 カウンターと2階席だけの小さな店には、夜遅くまでやっていることも手伝い、お客が途切
れることがない。
 店の人たちは決して饒舌ではないが、何か暖かい雰囲気だ。一人で飲んで食べるだけで、何
となくほっとした感じに溢れる。落ち込んだとき、ただ、ここのラーメンを食べただけで救われ
たこともあった。
 この駅前は、決して悲しい涙だけでなく、笑顔もうれし涙も交錯した不思議な空間なのである。

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 上記は、もちろん実話です。
 以前、このブログのhttp://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/41321657.html で、私が日常的
に通っていた、そんな雰囲気の家族(的)経営の焼鳥屋と中華料理屋を紹介しました。

 焼鳥屋さんの方は、私自身、楽しいといってはここで一杯、仕事がうまくいったといっては
一杯、うまくいかない悲しく、辛いときも一杯、杯を重ねてきました。何しろ、以前住んでい
たところに直行するバス停の目の前、駅から2歩(!)、バス停から3歩(!)、という驚異
的な立地条件?です。バスが出たと行っては一杯、終バスまで間があるといっては一杯。終バ
スを逃した、といってはタクシー待ちの間に一杯。嬉しいときも悲しいときも、ここの椅子に
座ってきたのです。
 このお店の名前を明かせば、「鳥もと」といいます。

 一方、中華料理屋さんの方は、「珍来」といいました。
 アルコール抜きでご飯、という時の利用が多かったのですが、たまには野菜炒めや焼きそば
でビール、とか、ギョーザにピータンでラオチュー、というのもオツなものでした。ここも
「鳥もと」のほぼ隣だったし、トイレは「鳥もと」と共同でした。両店とも開店は1952年、今
年で58年目を迎えるという老舗でした。

 もとより、ここ一帯は前の報告にもあったとおり、「戦後闇市」の香りが漂う一角だったので
す。
 この2店のほかにも、果物屋さん、まんじゅう屋さん、そして最近できた立ち飲みショット
バー(ここはチェーン店でしたが、ワインが安いけどツボを押さえたセレクションで、ほかに
もシークアーサーサワーや、生ハムにチーズ、エリンギのソテーなどが旨かった)の5店が、
1950年代と21世紀の雰囲気をガッチャンコしたような、何とも言えない、素敵な雰囲気を醸し
出していました。

 未来永劫、この空間が維持されれば、という淡い期待を持っていました。
 何しろ、ここは、人工的に新しく作り出すことではできない、58年という長い時間と、その
間そこに集った人々の人生と息づかいの「堆積物」が熟成した、有機的空間だったからです。
 この街の名物として、永久保存してもらいたい・・・そんな気さえしていました。

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 ところが、残念なことに「珍来」は6月に、「鳥もと」は8月一杯で店を閉じました。「駅
前再開発」ゆえ、だそうです。
 幸い、「鳥もと」は、きれいなお店と以前からの雰囲気のお店の2つに分かれ、ちょっと離
れたところに移転しました。幸いにして、一つの方の店に「闇市的」な流れは残されました。
 しかし「珍来」の方は、完全に店を閉めてしまいました。直前まで予告もしなかったので、
私も閉店することを知らず、気づいたら店を閉めていた、という風情でした。マスターは静か
に店を閉じたかったのでしょう。
 あの絶品ローピーライスも、ラーメンも、二度と食べることができないのです。もうこれか
ら、夜遅くこの街にいても、夜食はチェーン店の牛丼でも食べるほかなさそうです。。。嗚呼。

 闇市の流れが奇跡的に残ってきたこの一角は、やはり権利関係で長年問題をかかえてきたそ
うで(常連客の証言)、ここに来て問題が「解決」して、急遽立ち退き、ということになって
しまったようです。
 地元では、ここを更地にして広場にする、とか、鉄道会社がどこにでもあるようなつまらな
いビルを建てるとか、噂が飛び交っていますが、いずれにしても、珠玉の街の宝が消えてしま
ったことに変わりはありません。
 
 今、「鳥もと」や「珍来」のように、戦後営々と仕事をしてきた町の小さな商店や、個性豊
かな家族(的)経営の飲食店の多くが、存続の危機にあります。そしてどこの街も、店じまい
した跡地には、中途半端な高層マンションや雑居ビルが立ち、その中には、どこでも見るチェ
ーン店ばかりが目立ちます。まるで宇宙人の基地のような、無機質きわまる街並みになってい
ます。
 「人と人のつながり」に着目した理論をソーシャルキャピタルといいますが、58年間営まれ、
有形無形に作り出されてきた、あの「駅前のソーシャルキャピタル」は、今後、果たしてどこ
かで再生するのでしょうか。
 高層ビルの中のチェーン店で、あるいは宇宙人の基地のような町のどこかで、そうした人と
人とのヨコのつながりは、果たして再生されていくのでしょうか。
 私には、ちょっと難しいと思わざるを得ないのです。

 とりあえず今日は、「珍来」「鳥もと」よ永遠に!と叫んでおきます。

 ※両店に関係するブログ。往年(涙)の店構えとメニューが紹介されてます↓
  http://www.suginamiku-town.com/do/017/006/
  http://saturn.jpn.org/weblog/archives/2009/05/08_2359.html
  http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13056018/
  http://p962c.hp.infoseek.co.jp/go_menya/t/chinrai.html


              日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋  巌
 

謎の?60〜70年代バー

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 どうも,教員です。たまには,一般のブログらしき記事を・・・。

 某所にある60〜70年代バーの話です。とくれば,知ってる人は知ってると思いますが,そう,
あそこにあるんです(何でも情報開示はつまらんので,ご自分で調べてください)。

 最近,我々の世代から団塊の世代にかけてをターゲットにして,懐メロをかけながら,昔の
街や家を再現したような飲み屋さんが増えています。
 たとえば,その手の店には,「冷凍ミカンサワー」なんてのがあったりします。・・昔。母
の実家のある田舎に列車に揺られていったとき・・よく食べました,冷凍ミカン!あの懐かしい
凍った感触,昔の酸っぱかったみかんの染みるような味,あれがサワーになって再現されていた
りします。
 店内には「アース渦巻」や「官公学生服」のホーロー製カンバンが飾られていたり,音楽が
チューリップの「青春の影」とか,井上陽水の「こころ模様」だったり。そこで,我々のよう
なおじさん・おばさんたちは,懐かしさに涙ぐんでいたりするわけです(笑)。

 しかし,どうもチェーン店のそれは,「××江戸村」的「再現した」感も強く,当時を知ら
ない店員が有線放送で音楽をかけていたりして,興ざめな店もあります。

 さて本題。ここで紹介する「バー・K」は,そんじょそこらのそういう店とは違います。

 まず音楽。何と全部レコードで,当時のドーナツ盤をその場でかけてます。
 スピーカーは,当時のラジオ(昔は,よくテレビやレコードプレーヤーをラジオにつないで
スピーカー代わりにしてました。アレです,アレ)。
 そういう装置で,チューリップの「青春の影」も,もちろんかかります。それも,針がザー
ザー拾うノイズとともに。

 つまみには「缶詰」が勢揃い。考えてみると,レトルトやカップ麺や冷凍食品が普及する前
の唯一の安い保存食って,「缶詰」でした。林間学校やクラブの合宿には,「副食 缶詰3個」
なんて指示がシオリにあったもんです。おかずが貧弱だったんで,缶詰で補ってましたよね。
アレです,アレ。
 余談ですが,私が「イワシ」と呼ばれているのも,この「副食 缶詰」のせいなんですよ。

 ドリンク。これまた昔懐かしいものが勢揃い。やたら甘いハニーワインとかパインジュース,
トリスなどの安いウイルキー。それにグラスも,昔のジャズ喫茶でよくあった,小さいものだ
ったりします。アレですよアレ。

 店内の装丁もともかく「本物のレトロ」一色。
 昔,地方の駅前によくあった「純喫茶」と酒場のブレンドした感じが良く出ています。カウ
ンターには壊れかかった丸イス,ボックス席のシートは,昔よくあった黒いビニール製。クッ
ションのスポンジが薄くなっているところが,また臨場感満点です。イヤーそれなんですよ,
それ。

 極めつけは,置いてある雑誌類。何と昔の(当時の)週刊誌・雑誌類,それに怪しい系の雑
誌も・・。レコードにしても本にしても,このままだとスリ切れていくわけで心配ですが,ス
リ切れたらそれまで的潔さがいい。作り物的レトロ・チェーン店にない本物感充満です。これ
ですよ,これ。嗚呼。

 というわけで,毎日ここに通うというのは,お金の問題はもとより,心的にもちょっと心配
でしょうが,たまには,ここでグラスを傾け,過ぎ去りし日に想いを馳せる時があっても,い
いかもしれませんね。
 どうです?ご同輩。

   日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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【写真左から1枚目:有志によるTの墓参。彼も会場を見守ってくれていただろうか/2〜4枚目:パーティ余興演奏。一流奏者Sとの共演は緊張しました/5〜12枚目:再会・再会・再会/13枚目:クラスの記念写真/14枚目:2009年7月22日待ちかねた全員集合写真到着につき、アップします】

 どうも、教員です。今日は、卒業した高校ネタです。

2009年3月は、私が高校を卒業してちょうど30年という記念すべき月(完全にトシがばれますが
;笑)。
 この記念すべき時季に、同期の世話人たちが、どえらいことをやってくれました。
 それが、6クラス合同の大々的な「学年同窓会」です!!何と同窓会に、同期の卒業生約240名中、
150名が集まったんですよ!
 卒業後30年、それぞれの道を歩み、仕事や生活は当然忙しく、いや、そもそも高校の思い出は遠
く過ぎ去って、今更何を・・というのが普通の感情かもしれない。しかし、我々は6割以上の人々
が文字どおり「万難を排して」出席したんです。
 「奇蹟」のような・・・いや、まさに「奇蹟」が起きたんですよね。
 「君と出会った奇跡が この胸に溢れてる〜」♪歌が響いてきそうです。

 当日は、有志4人で早めに集合。実は前段企画で、高校訪問と写真撮影の企画があったんですが、
僕らはその間に、前に書いた高校1年の時に夭折した友人・T(元6組)の墓参に行ってきたんです。
 実は今年が彼の33回忌でした。いつの間にか、彼が亡くなって32年という長い時が流れていました。
 何を隠そう、ヘタレなアマチュアジャズマンの自分が、本業以外に音楽を長年続けて来れたのも、
Tが高校1年の時に音楽(アンサンブルクラブ)の道に私を引っ張り込んでくれたからです。
 これを見ている同期生は、時折、そんなTのことを覚えている人は思い出してくれたら、と思いま
す。
 また、このTのことは、以下に書いてありますので、ご一読頂ければ幸いです。

 http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/39537114.html

 さて、その後我々はパーティ会場に移動し、いざ30年ぶりの感動的な再会に・・・。

 という間もなく、余興係の私は緊張していました。始まってすぐに、現在プロの一流クラシック
ギター奏者となったSと、何と私のラッパとのデュオの演奏があったからです。
 みんな、久しぶりの再会で喜んでいるところに、選曲がいささか渋すぎたか、私のヘタレの演奏
が災いしたのかで、反省の多いパフォーマンスでしたが、Sとは彼がまだ高校生の時に合奏して以
来だったのに、演奏できて楽しかったし、準備も当日も忙しい中、アレンジにリハから、プロの演
奏家なのにアマチュアのヘタレな私のラッパにつき合ってくれたSには、本当に感謝しています。
 今回、30年ぶりの再会という素晴らしい場で演奏の機会を与えてくれたこと、本当に感謝してい
ます。今後も、Tに感謝しながら、ずっと音楽を続けていこうと思っています。

 演奏が終わってからは、やっとお酒を飲みながらの感動の再会、再会、そして再会のオンパレー
ドへ。 
 同じくクラスの連中は、以下にあるように、昨年連続的に会う機会があったのですが、ほかのク
ラスでクラブも違った連中には、本当に30年ぶり、という者も多く、あちこちで甘い思い出やら、
苦い思い出やら含めての再会が続いていきます。でも、30年も経ったらみんな笑顔しかありません。
 こうしてパーティは、恩師の挨拶や、素晴らしいフラダンスのアトラクション、さらには、
SKYPEを通じて、会場に来れなかった仲間とも会話をするなどなどを経て、結びとなるのです
が、当然それで終わるわけもなく、2次会は最初100人は集まったのではという人で溢れ、やがて
怒濤のカラオケ3次会へと続いていきました。

 http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/44844717.html

 僕はこの学校に中高6年間在籍したのですが、中学時代は正直言って色々と悩みも多く影が薄か
ったかもしれないし、高校の時も音楽室にこもって、クラスの交流や行事にはあまり参加していな
かったかもしれません。
 でも、当時の仲間はみんな覚えていてくれたし、バカな昔話で盛り上がっていくのは至福の時で
した。
 そして、飲むほどに歌うほどに感動は深まり、朝近くまで延々と宴は続いていくのでした。

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 30年。かつては想像もしていなかった時の長さ。そして、高校の生活期間よりも遙かに長い時間
が流れている。でも、あの3(6)年間の凝縮した厚みは何なのだろう。それは当時のこの学校の
特色にも、その要因があるのだろうと思います。

 この学校は、『個性尊重・自主自立・自由平等』がモットーの校風で、制服もなく校則も緩やか
で、生徒の自主性を重んじる傾向が大でした。
 教師たちは威張ることもなく、生徒たちの中に友人のように溶け込みながら、ともに生活を愉し
んでいました。
 しかし生徒はその中で「自由を満喫」し過ぎて、勉強に熱を入れる生徒は多くなく、とても進学
校といえる学校ではありませんでした。実際当時は、「大学進学」という進路を取った者の割合は
決して高くありませんでしたし、私も進学の時は苦労して、親に心配もかけたと思います。
 さらに敢えて言えば、私も含めて(?)決して素行良好な者ばかりではありませんでした。時代
も大らかだったとはいえ、ちょっとやりすぎでは・・ということがあったのも事実です。

 しかし、単純に、親や先生のいうことを大人しく聞いて生活し、進学する・・というルートを取
らなかった多くの仲間たちは、あっちこっち回り道をしながらも、実に逞しく生きていました。30
年後、そんな逞しい連中が、みんなして実に「いい顔」をしていました。これが何より嬉しかった
ことです。
 「名門校」のように、色々な情報やカンバンに頼れない分、また進学校のようなサポートもない
分、みんなが自分の力で、自分の道を切り開いてきた連中が多かったのだろうと思います。

 「自分の頭で考え、自分の力で道を切り開く」
 ・・僕が今ゼミや講義で学生に対して強調するこの生き方こそ、まさにこの学校の『個性尊重・
自主自立・自由平等』の6年間の生活で培われたのだと思います。

そしてそれは、このブログでも学会で報告した話をしましたが、その時使用した用語である
「ソーシャル・キャピタル」(人間のつながりの強さがもたらす資源とその指標)というものがあ
りますが、我々のこの間の関係性がそれだと仮説化した場合、当時の私の母校が、序列とか学歴と
か成績などではない人間のフラットで有機的な関係が、今回のようなつながりを育んだと考えられ
ます。

 今の母校は、残念ながらいささか様子が変わってしまったようです。時代の流れとはいえ、極め
て残念です。
 しかし、それを批判し悲しむより、私の、血となり肉となったこの生き方(いや、こんな格好い
いものでは実際ないし、目標のようなものですが)を、いかに今の大学生とともに生きる中で、彼
らの目線に立ってともに歩みながら指し示してあげられるか、これこそが私の課題なのだろうと思
うし、たとえその歩みは遅くとも、前に進むことだけは止めてはならないと思っています。
 どこまで、本当にそれができるかは分かりませんが・・・。

  --------------------

 今回の「奇蹟」を演出し実現した世話人会のみなさん、本当にありがとう!本当にお疲れ様でした。
何か今になって涙が出そうな感謝の思いです。
 世話人と出会えたみんなには、改めて、心の底から感謝したいと思います。

 皆さん、何より身体には気を付けて、お元気で!また会いましょう!

                  日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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【写真:近所の神社の元旦早々の風景。昨年感動した広島焼きは、具だくさんで最高に美味(キャベツ、卵、天かす、紅ショウガ、トウモロコシ、ベーコン、エビなどが豪快に焼かれてソースとマヨネーズで味付けされる)。ビールとの組み合わせは最高。こんな「当たり前」の正月の楽しみが、誰にとってもずっと味わえますように】

 皆様、本年もよろしくお願いします。

 今年は、残念なことに「おめでとう」を言いずらいお正月となりました。
 年末からのイスラエルによるガザの大量虐殺は年が明けても収まらず、東京の日比谷公園では、
「派遣切り」の人たちが、一夜の暖と食を求めて入りきれないほど集まる・・・。
 年末から新年にかけて、ニュースを見ているだけでもあまりに厳しい状況があります。

 ※ガザと日比谷の状況です。

 http://picasaweb.google.com/tigrimpa/wLVhCF?feat=directlink#

 http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C7%AF%B1%DB%A4%B7%C7%C9%B8%AF%C2%BC&st=v

 もちろん、イスラエルによる武力攻撃やそれに対する悲しい自爆テロも、また、山谷をはじめと
する各地の「寄せ場」における年末からの越冬炊き出しも、今に始まったことではないし、ずっと
続いていたことです。今年に限って、それをことさら取り上げるのも、偽善的といえなくもありま
せん。
 しかし、この年末〜今年に限っては、世界的な経済危機※により、問題が一挙的に噴出してきた、
そしてその規模があまりに大きくなった、そのことに異議を挟む人はいないでしょう。私のように、
ふだんあまり大した社会的なコミットができていない立場の人間でも、大きな危機感に揺り動かさ
れる正月となっています。

 ※もちろんこの「経済危機」は、誰が引き起こしたのかを、冷徹に分析した上で、その責任を追
  及しなくてはなりません。自然災害などではない、完全な人災であり、しかるべき人々が全然
  責任を取らずに天文学的な「儲け」(内部留保)をはき出すこともなく、世界中の弱い人々に
  しわ寄せを行かせているのですから。

 前回の私の主張↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/45731092.html

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 そのような中、私は、この正月たまった仕事を後回しにして(関係者の皆さんゴメンナサイ)、
日頃読めない本やサイトなども読みながら(飲みながら?)、色々と考えておりました。

 それは音楽を通しての「物の見方」を考える、ともいうべきようなことです。

1.石井宏『反音楽史』を読む

 まず、石井宏『反音楽史』(2004年、新潮社)という本があるのですが、前に買ったこの本を、
改めて読み返してみました。

 http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4103903031/

 正統な音楽評論家や研究者からは、多分「際物」とされそうな内容ですし、「本当かよ?」と突
込みたいところも多々あるのですが、音楽好きの日曜楽士の視点からは、「そうそう!」と言いた
くなる箇所も満載です。それは以下の素朴な疑問を、筆者と同様に私もずっと持っていたからです。

 なぜ、自由で楽しいはずの音楽なのに、学校の「クラシック」音楽教育はこうも面白くないのか。
そもそもなぜ、学校の音楽室に飾ってある作曲家はドイツ人ばかりなのか。なぜ「クラシック音
楽」は演奏家でなく作曲家があがめ奉られるのか。なぜ、現代の「クラシック音楽」であるはずの
「現代音楽」は、専門家の技法合戦ともいうべき少数者だけの「セクト的隘路」にはまりこんでし
まったのか。
 こんな素朴な疑問から、著者は、長年の音楽史の(クラシック音楽の)中心にあった「ドイツ主
義」とその所産とも言うべき、「作曲家・型式中心主義」による「歪められた音楽史」の実態を解
き明かします。そして、音楽とはもっと「客を尊重」すべきものであり、音楽を形にする演奏こそ
が尊重されるべきである。クラシック音楽(譜面に書かれ、それを再現する音楽)のみが正統で、
それ以外が「正統でない」などという不当な音楽観はお払い箱にすべきで、演歌もジャズもミュー
ジカルもオペラも映画音楽も、「いい音楽」は「いい音楽」として正当に評価されるべきである、
と主張するのです。
 でも、現実にはそうなってはいません。なぜそうなのか。

2.吉松隆の音楽を感ずる

 同様の文脈で、(前から気になっていながら、これまであまり聴いていなかった)作曲家・吉松
隆のHPを読んでみました。

 http://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/
 http://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/~data/I,composer/c-Frameset.html

 吉松氏は、「調」や「拍子」という音楽において最も基礎的な構成要因を取り払い、無調の(普
通に聴くと、心地よくなくワケのワカラナイ音世界)曲が前提の「現代音楽」主流に反旗を翻し、
ジャズやロック、邦楽の演奏経験も踏まえながら、「21世紀のクラシック音楽」を構築してきた作
曲家です。
 彼もまた、「クラシック主流派」からはパージされていますが、彼の作る曲には注目されますし、
実際に「クラシック専門家」以外の多くの聴衆からも支持されています。今回HPを読み直して、
改めて氏の「まともな音楽感」や、ジャズをはじめとする「非クラシック音楽」への(実践を含む)
しっかりした認識、視点などには感動させられました。
 そして、この現代、ラップからJ-POP、ロックなどなど多様な音楽が溢れる環境の中で、「交響
曲」を再生産しようとすれば、しかもそこに「聴衆」がいることを意識しながらそれを行うとすれ
ば、吉松氏のような「クラシック作曲家」がもっといなくてオカシイ、というのが自然だと思えま
す。吉松氏は「異端」とされているようですが、彼こそが本来は「正統」なはずです。
 でもなぜそうならないのか。

 私個人は、現在演奏しているのは忙しいこともあってジャズだけですが(水準はともかく)、
クラシックも、ジャズもロックも、最近は結構演歌も好きですし、現代音楽だって、あるいはフリ
ージャズなども、単に無調だからイヤと思ったことはありませんし、いいものは受け容れてきまし
た。
 ただ、音楽のせっかくの楽しさを教えない学校音楽教育や、クラシックの「譜面中心主義」の絶
対的な権威性や他ジャンルの音楽を排除する傾向、吉松氏や石井氏の批判する「隘路にはまった現
代音楽」のセクト性などは、イヤだな〜と思い、また、明らかにオカシイという経験もしてきまし
た。改めて吉松氏の主張などをを読むと、うーんなるほどなぁ、などと唸らされた次第ですが、し
かしこれって「当たり前のことじゃん」とも思うんです。

 ※これを書いている脇でNHK−FMの「現代の音楽」がかかっていますが・・いや本当につま
  らない。呆れるぐらい見事につまらない。池辺さんのベース2本の曲ぐらいですか、まぁ面白
  いのは。でも、3年後にこれらの曲を誰が覚えてるっていうのかしら・・・はぁ。

3.で、言いたいこと・・「当たり前」のためにも「なぜ」を大切に

 いや、ここで言いたかったのは、音楽の話そのものではないのです。

 人間、長く生きていると分かってくるものですが、ここで見たように、実は「考えてみると当た
り前のことが通らない」ことって、往々にしてよくあるわけです。
 しかし、隣の人に話してみると「いや、おれも前からそう思ってたんだ。オマエもか」なんてこ
とによくなったりするんですね。
 でも、何らかの力が働いて、結局みんな黙ってしまう。そのうち、「オカシイこと」の方が当た
り前になって、何が当たり前だかが分からなくなってしまう・・。

 思うに、これは戦前の日本の光景そのものなんですが、現代はそういうことがもっとソフトに、
相当に「格好良くスマートに」やられているのではないか?
 たとえば、イラク戦争に突入していったアメリカは、まさに21世紀の「現実」です。アメリカは
決して、国家全体に恐怖政治を敷いて言論を抑圧したり、国民の身体的自由を強制的に強奪したわ
けではありません。言論の自由もあり、一応民主主義国であった。いや、「世界の民主主義を守る」
とさえ称していた。そのアメリカが、国連も承認せず国際法とも合致しない一方的な戦争に突入し、
一般市民を大量に殺戮し、自国の兵士をも大量に失いながら、未だにそれに対して謝罪も反省もせ
ず、もちろん責任など誰も取っていない。
 「当たり前に」考えれば、これっておかしくないでしょうか?なんでアメリカが戦争を始められ
たのでしょうか?戦争の最大の理由であった、大量破壊兵器は一体どこにあったのでしょうか?

 日比谷公園に訪れる「派遣切り」に遭った人たち。これも「当たり前の話」ですが、なぜ彼らは
こんな目に遭わなければならないのでしょうか?
 そもそも日本国憲法には、「生存権の保証」が明記されているはずではないでしょうか。
 もし「厳しい雇用失業情勢、働き方の多様化等に対応するため」などとして「改正」された労働
者派遣法なる法律が、このような事態を惹起したのだとしたら、その法律「改正」自体が憲法違反
なわけです。いやそれ以前に、大勢の人々を死に追いやるような法律に、道理があるわけはありま
せん。

 私は研究室に、私の母校の教員であった、無着成恭の言葉を貼っています。無着氏自身には批判
もありますが、彼の山形県「やまびこ学校」での実践は、不滅の金字塔であると思っています。
 で、その中の一つがこれです。

 「なんでも、なぜ?と考えられる子になろう」

 「当たり前が当たり前でなくなる」ことは、これまでもこれからも、往々にしてあります。その
中で、

 ちょっと待てよ、これはおかしいのではないか?

 と考える「動機」、これは「なぜだろう?」というところからしか始まりません。「当たり前が当
たり前でない」ことが普通の中では、それはより重要になることではないでしょうか。

 今年は、「当たり前のことを当たり前」とするため、昨年以上に「なぜ?」を頻発していきたい
と思います。
 そして、学生の皆さんにも、それを忘れないでほしいと思います。

-------------

 長くて堅い話になってしまいましたので、「当たり前」の正月風景を貼っておきます。

 昨年に続いて、近くの神社の屋台風景です。昨年感動した、「広島焼き」の業者の方は今年も来
てくれていました。最高です!豪快に焼き上げた「広島焼き」や焼き鳥を頬張り、甘酒や熱燗に舌
鼓を打つ。ささやかな正月の楽しみです。
 屋台群の脇にはテーブル席も用意され、毎年来る常連?さんが話に花を咲かせていました。暗い
話ばかりの正月ですが、生き抜いていこうという人々の力強さのようなものも感じることができま
した。

 こんな「当たり前」の幸せを、全ての人が分かち合えるように、微力を尽くしたいと思います。

 改めまして、皆様のご多幸を心よりお祈りします m(__)m


                    日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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 どうも。実は、まだ「夢見ている」教員です(キング牧師ほどの大きなものではないけれど)。

 1月に続いて今年2度目のクラス会がありました。
 17年やってなかったクラス会がここのところ立て続けにあったのは、前回は来れなかった担任の
K先生が、今回はお見えになるから、というわけです。私も、今回は遅れずに最初から出席。 
 先生とも10数年ぶりにお会いしました。実は私、高校生当時教員志望ながら、不勉強でその夢を
果たせずでありました。今回、場所は違うものの、教員になったことをK先生に直接報告すること
ができました。

 宴席は、例によってほかのクラスの連中や後輩も乱入?し、盛り上がりましたが、私はといえば、
前の日の夜なべ仕事がたたり、だいぶ意識が・・・(苦笑+汗)。一部の方には、お騒がせでした。

 今年1回目のクラス会↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/iwashizemi/39537114.html

 考えてみれば、来年3月で高校卒業から30年。本当にはやいものです。あっという間といえば、
あっという間のような・・・しかし色々とありましたね、この30年。ということで、6クラス合同
の大学年会が企画されているそうです。幹事の皆様、ご苦労様です。

 こうして、30年近い時空を超えたこの日の交流は、深夜まで続いていきました。 
 皆様、本当にお疲れでした。

                   日大食品経済学科:地域経済論研究室/高橋  巌

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