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初めてのデート、待ち合わせは恵比寿
それ以前の段階から、ノリがわかりやすくて
なんだか幼なじみと話しているみたいだったのを覚えている
綺麗なブルーのストライプのシャツにカフリンクス
メガネをかけて、でもマッチョな S様
笑顔がやさしいな、って思った
月乃は、と言えば黒のカットソーに柔らかな素材のスカート
お気に入りのピンヒールを履いていた
”キレイな脚だな ”これ彼の第一印象だったとか
日曜日の早めのお夕食
おいしいワインでも楽しみましょうか
そんなコンセプトだった
こじんまり、それでいてしっかりしたセラーを持つワイン・バー
メニュー選びからすでに結構な盛り上がりを見せていた
ふたりとも食いしんぼで飲み助さんだから
まずはシャンパーニュで乾杯
ワイン選びは、とても詳しい彼に任せて
いちじくとチーズ、フォアグラ・・
前菜を何品かで軽く腹ごしらえ
赤ワインのボトルが1本空いて
ウェ○ティン・ホテルの上階にあるバーに移動した
日曜日だと言う事も忘れて
盛大に飲んでおしゃべりして
S様は途中から英語になっていた(ご機嫌さんの証:笑)
ピアノの弾き語りで聞こえてくる曲の話(例えばノラ・ジョーンズ)
アメリカやイギリスでの生活の話、お互いの子どもの頃の話
実によくしゃべった!
楽しくて楽しくて
話す事は尽きず、グラスは重ねられて行った
初めてのデートだなんて、すっかり忘れてしまっていた
”そろそろ帰らなくちゃね”と地上に降りて来て
人気のないガーデンプレイスを一周
おしゃべりをしながら、ゆっくりと
タクシー乗り場が近づいて来て
立ち止まった彼に抱き寄せられ、Kissをした
タイ○バン前のフェンスに寄りかかって
夏の終わり秋のはじめ、夜風を感じながら
いつまでもいつまでも・・・
息継ぎの度に、見つめ合い微笑み合った
別れがたく、それでもTaxiに乗り込んだ月乃
" I don't know why , but so fan ! "
そうくり返していた S 様のコトバを思い出しながら
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