児童文学と音楽の散歩道

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オペラ・声楽編。
この分野に弱いネコパパだが、カラヤンは得意分野だった。
オペラ全曲で手元にあるものは
 

プッチーニ『蝶々夫人』
プッチーニ『トスカ』(抜粋)
ヴェルディ『アイーダ』
ビゼー『カルメン』
レハール『メリー・ウィドウ』
R=シュトラウス『ばらの騎士』

 
オペラを指揮している時のカラヤンは、交響曲よりも数段、生き生きとしていると思う。
彼の名声の大半は、歌劇場での活動によって生み出されたものだ、ということがよくわかる。
このなかから、ひとつあげるとすれば… 
 
ビゼイメージ 1ー『カルメン』
1963年録音。
ウィーン・フィル。
レオンタイン・プライスのカルメン、名演技といおうか、雰囲気たっぷりというか、役柄にぴったりとは思うんだが、ネコパパとしては、ちょっとあっちいってて、という気分。
カルメンという人物自体、好きになれないんだな。…いや、このオペラ、登場人物に共感できる人がいない。
でも、音楽は素晴らしい。曲自体が立派なんだ、ということを曇りなく感じさせてくれる盤。
歌手よりもオーケストラが主役。テンポも解釈もオーソドックスだが、ソリスト、合唱とともに楽員全員が元気いっぱい、ウィーン独特のの美音をほとばしらせる。何度聞いても、魅力的だ。録音もいい。RCAの資金でデッカのスタッフを雇って録音したものだから。ネコパパの持っている中古盤LPでも、その良さは十分伝わる。
近年、豪華版のSACDでも出された。さぞかし、いい音だろう。でも、それはきっともう、完売。
 
次は歌曲。
『オペラ間奏曲集』とともに、しばしば代表作に挙げられるのが
 
R=シュトラウス『四つの最後の歌』
イメージ 2
1973年録音。
ベルリン・フィル。
グンドゥラ・ヤノヴィッツの歌ったほう。
ネコパパにこの曲のよさを教えてくれたのは、ジェシー・ノーマンがクルト・マズア指揮で録音したフィリップス盤だったが、ヤノヴィッツ、カラヤン盤もまた、すばらしい。
人の声というよりも、一つの楽器として歌と旋律がすっかり溶けあい、遠いこだまのように響きあう。この歌は、生と死の狭間を流れる一筋の水。
R=シュトラウスは好きな作曲家ではないが、歌曲はいいな。特に遺作となったこの作品は…
息遣いやぬくもり豊かなノーマンや、歌よりも言葉による語りといった風情のシュワルツコップとセルの盤とも別世界。
 
 
宗教曲からも一枚。
 
モーツァルト『ミサ曲 ハ短調』 
イメージ 3
1981年録音。
ベルリン・フィル。
こちらはバーバラ・ヘンドリックスをソプラノ・ソロに起用。冒頭から例によって遅いテンポ、厚みのある響きで開始される。
レガートを利かせた音の感触、人数の多い合唱は、モーツァルトにはどうも合わない…気もするが、この曲だと、不思議にすっと聞けてしまう。モーツァルトとしては、いつになく絢爛な色のある音楽だからか。
要所で響き渡るオルガンも、かっこいい。
で…ヘンドリックスのソロが、いい。
生真面目さと、のびやかさのちょうどいい溶け合い具合。ヤノヴィッツの硬質な「響き」の声とは違う「唄い」の声だが、モーツァルトにはぴったりと思う。
彼女は、じつはネコパパお気に入りの歌手(ガーシュウィンやドビュッシーのCDがよかった)。
 
カラヤンは、歌手の起用もうまいし、その力を最上に引き出す技を持つ人だ。

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