児童文学と音楽の散歩道

♥ 子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれたネコパパ庵からお送りします

音盤のある部屋

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全141ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

名古屋市民管弦楽団の演奏会を聴いたあと、Sige君とネコパパは地下鉄で吹上ホールへ。
地下鉄、バス乗り放題で600円の「ドニチエコキップ」を二人とも買っているので、移動はらくらくなんです。

目的は…
イメージ 1

こんな感じでオーディオショップが集合して覇を競うデモ大会です。

イメージ 2

ネコパパは大体毎年冷やかしていますが、
sige君とは初めてかな。彼も近頃ちょっとオーディオに目が向いているので誘ったのです。

会場は初老の男性ばっかりです。「マンダム!」と意味不明なことを呟くSige君。

恒例行事のオーディオ評論家和田博巳氏のコメントによる試聴会もやっていました。満席です。
聞いたのは20分くらい、会の終盤でした。最後に登場したのが有名な大型スピーカーJBL  EVERESTの現行品 DD67000です。写真では最前列に見える一番横幅の大きいスピーカーですね。

イメージ 3

これでスティーリー・ダン、ビル・フリーゼル、それとジンマン指揮のマーラー、交響曲第3番の冒頭、ネルソンス指揮でショスタコーヴィチ交響曲第10番第2楽章などを聴きました。
どうしたわけかこの日は和田さんの話がマイク無しで聴きにくく、ちょっとストレスでしたが、音楽になるとさすがに広いスペースにいっぱいに鳴り渡る、迫真的かつまろみを帯びた響きが快感でした。これ、スピーカーだけで600万円。それだけの音はしますな。

いつもは冷やかしか、中古LPを漁るだけですが、この日は珍しくカートリッジなど購入しました。ネコパパの家電オーディオのそれも、やや疲れが見えてきたところなのです。まあまあ、安かったし。


開く コメント(2)

開く トラックバック(0)

イメージ 1

2019年 第7回 7月13日(土)午前10時〜12時(毎月第2土曜日開催)
会場に視聴覚室に行ってみたら、椅子が新調されていました。エアコンもメンテナンスしたのか、音が静かになっているような…室温自動調整による不具合は変わりませんが。
参加者は約30人、2時間に長丁場を最後までお付き合い頂きました。
今回は初のアナログレコード再生にも挑戦。
途中一箇所音飛びがあって、ひやっとしましたが、なんとか無事にお聞きいただけて胸をなでおろしました。

今月のテーマ 楽器の世界❹フルート

おはようございます。今朝は楽器の世界の4回目、フルートの音楽でお楽しみいただきましょう。
まずはじめに、この曲です。

♪リムスキー・コルサコフ くまんばちの飛行
エマニュエル・パユ(フルート)ジャッキー・テラソン(ピアノ)2001年録音 

フルートは、木管楽器の一種。
ピッコロの次に高音域を出すことができる楽器です。オーケストラでは、主にメロディーを担当。木管楽器なのに現在では銀や金、洋銀(白銅)などといった金属でできているものが多く、材質によって音色が違ってきます。
原型ができたのはルネッサンス時代の16世紀。当時フルートという名前は、横笛と、縦笛の両方に使われていました。縦笛のリコーダーもフルートと呼ばれていたのです。18世紀半ば頃から、リコーダーと区別するためにイタリア語で「フラウトトラヴェルソ」などと呼ばれてるようになったようです。

音が不安定で半音が出しにくかったため、300年間、さまざまな改良が加えられました。はじめは本体に唄口と指穴が7つ開いているだけだったものが、17世紀後半には、本体のかたちが円すい形になり、キイが1つついたフルートが生まれます(現在では「バロックフルート」と呼ばれています)。やがて、画期的なフルートが1847年のパリ万博で登場。管が金属製で、キイがたくさん付いたもので、開発者はドイツの管楽器製作者テオバルト・ベーム。音程も音量も大きく改善された、この「ベーム式フルート」によって、現代的なフルートはほぼ完成されたのでした。

ここでバロック式フルートと現代フルートの聴き比べをやってみたいと思います。
曲はおなじみのバッハ(息子の作かも?)の曲です。
そしてもう1曲、バッハがフルートとオーケストラのために作曲した管弦楽組曲第2番から、「バディネリ」をどうぞ。

バッハ シチリアーノ(フルート・ソナタBWV1031より)フラウト・トラヴェルソによる演奏 
フランス・ブリュッヘン(FT) グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)1975年録音

同 モダン・フルートによる演奏 
エマニュエル・パユ(Fl) トレヴァー・ピノック(チェンバロ)2008年録音

バッハ バディネリ(管弦楽組曲第2番より)
エマニュエル・パユ(Fl) ベルリン・バロック・ゾリステン2000年録音



■LP<ランパルの至芸>より

イメージ 2


ジャン=ピエール・ランパル(Jean-Pierre Rampal, 1922年1月7日 - 2000年5月20日)は、フランスのフルート奏者。20世紀の最も偉大なフルート奏者と言われる人です。フルートという楽器を、ピアノや弦楽器と同じようにコンサート用の楽器として、認識させた演奏家といわれています。
今日はこの会では初めての試みで、初の日本公演の際に収録されたLPレコードでお聞きいただきます。当館映写室にセットされたプレーヤーはテクニクスSL1200MKⅢ、日本で最も多く使用されたベストセラー機器で<
信頼性は抜群です。独特の針音と共にお楽しみください。

イメージ 3

ドップラー ハンガリー田園幻想曲
19世紀ハンガリーのフルート奏者フランツ・ドップラーが作曲した、ロマ風のの旋律を生かしたフルートと管弦楽のための作品。日本ではランパルの師匠マルセル・モイーズのSP録音が評判になり、人気曲になりましたが、世界的には無名の曲で、このランパルのレコードが戦後初の録音とのことです。


宮城道雄 春の海
1930年の歌会始の勅題「海辺の巖」にちなみ、歌会始前の昭和4年(1929年)末に作曲された。オリジナルは尺八と琴によるものだが作曲者自身の初録音はヴァイオリンと琴。この録音はフルートを使用した初録音。

ジュナン ヴェニスの謝肉祭
これもモイーズのSPが大好評だった曲。ジュナンはフランスの作曲家で80曲ものフルートとピアノの作品を残しました。「ヴェニスの謝肉祭」は民謡をテーマにした4つの変奏曲で、開発されたばかりのベーム式フルートの機能をフルに発揮したもので、躍動感と軽やかさが存分に楽しめる曲です。

ジャン=ピエール・ランパル(Fl)小林道夫(P)
1964年4月19〜20日録音(日本ビクター東京スタジオ)

★蓄音器コーナー★
♪ ビゼー 組曲「アルルの女」〜メヌエット 
♪ グリーグ 組曲「ペール・ギュント」〜朝※
  ユージン・グーセンス指揮 ロンドン交響楽団 ※ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

フルートが主役を務めるオーケストラ曲を2曲選びました。どちらも学校の音楽教材としても有名な曲です。「アルルの女」のメヌエットでは後半でアルトサックスが加わり二重奏になるのも聴きものです。

モーツァルト フルートとハープのための協奏曲K299〜第3楽章
1778年、フランス貴族で外交官のギーヌ公アドリアン=ルイ・ド・ボニエールの依頼で作曲されました。娘の結婚式で、娘はハープ、父親はフルートを演奏する趣向だったそうです。フルートとハープという、音色のかけ離れた楽器の組み合わせは前例がなく、典雅にして華麗な曲想にあふれた作品に仕上がっています。カデンツァはブラームスの友人だったライネッケの作曲です。
ベラ・ドラホシュ(Fl)アンドレア・ヴィグ(H) 
ベラ・ドラホシュ指揮 ブダペスト交響楽団 
2006年12月23日収録 フランツ・リスト音楽院大ホール

モーツァルト フルート協奏曲第2番K314
同じく1778年作曲。
オランダの富裕な商人でフルートの愛好家フェルディナン・ド・ジャンの「3曲のフルート協奏曲」との注文で作曲されたフルート作品の1曲。しかしモーツァルトは2曲しか作らず、しかも、オリジナル曲だった第1番と違って、前年に作曲したオーボエ協奏曲の編曲でした。それがばれたためか、報酬は約束の半分以下に値切られてしまったとされています。しかし現在では第1番よりも人気のある曲になっています。
エマニュエル・パユ(Fl) 
マリス・ヤンソンス指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
2001年5月1日収録 イスタンブール・イレーネ教会


ピアソラ タンゴの歴史〜ボルデルにて、1900
アストル・ピアソラの「タンゴの歴史」は、タンゴの発展の有様を表現した4楽章からなる曲で、1982年にリエージュ国際ギターフェスティバルの委嘱で作曲、初演されました。これは最初の曲で、ボルデルはいわゆる売春宿のこと。世界各地からアルゼンチンに集まってくる客たちは、好みのお姐さんを待つ間に気晴らしの音楽を求めました。それが初期のタンゴです。大抵はフルートまたはクラリネットがメロディーを担当しギターが伴奏。奏でられたのは、ひたすら明るい楽しい、陽気なお囃子風の音楽でした。
エマニュエル・パユ(Fl) マヌエル・バルエコ(ギター)1997年録音


次回はこれです。

イメージ 4


開く コメント(6)

開く トラックバック(0)

今度はキングインターナショナル制作の、ごく最近発売されたLPをいくつか入手しました。
この社の出しているクラシックレコードは、一言で言えばマニア向け贅沢品。普通だったら入手なんて考えもしないんですが、たまたまヤフオクで格安で出ていたんです。

これを、時間を見つけては、聴いています。

1952年12月8日、ベルリンの映画館ティタニア・パラストでの
ベートーヴェン「英雄」

イメージ 1

このとき「英雄」は、12月7日と8日に演奏され、どちらも録音が残されているそうですが、ネコパパは未聴でした。
さる文献ではどちらも録音状態は悪いとのことでしたから。
でもこのRIAS放送所蔵の音源を用いたLPは、第2楽章や弱音部分こそモコモコと霞んだ感じではありますが、フォルテはよく入っている。


演奏内容も手応えがあります。ウィーン・フィルとの二つの盤と違うところは、フレーズの頭から終わりまで、くっきりと統制され、指揮者の意志が徹底しているところです。ウィーン・フィルとの二つの盤は、もっと緩やかで広々しているのですが、こちらは細部まで気が抜けない。そして随所で、このコンビならではの壮絶なフォルティシモとティンパニの激しい打ち込みが効いてます。とりわけフィナーレ最後の乾坤一擲の決めはお見事。
ティンパニはテーリヒェンでしょうか。「エロイカ」という曲のよさを味わい尽くそうとするなら、やはりまずは、フルトヴェングラーを…と改めて思ってしまいます。
この盤は二枚組、楽章ごとに一面を使うマニアックな構成です。聴く方は手間がかかるけれど、LPでは不可避の内周ストレスが少ないのは確か。

1951年ハンブルクでのブラームス・プログラム
オーケストラは北西ドイツ放送交響楽団。のちの北ドイツ放送響、現在のエルプ・フィルハーモニー。

イメージ 2

作曲家ゆかりの地であるハンブルクでのライヴ。
フルトヴェングラーのブラームス、交響曲第1番の中で、ネコパパが初めて「これは凄い」と思った盤です。


冒頭のティンパニの轟音からしてただならぬ迫力。テンポの変化は少なく、フォルムの強靭化をひたすらに追い求めていく解釈です。このオーケストラとの共演は随一ですが、メンバーには元ベルリン・フィルのコンマスだったエーリヒ・レーンも在籍し、第2楽章では澄み切ったソロを聞かせます。録音エンジニアがベルリン・フィルの戦中ライヴを収録したフリードリッヒ・シュナップだったのも因縁でしょうか。
まあ個人的には、それほど力んで演奏する曲なのかなとも思いますし、威圧感もあるのは事実ですが、貴重な復刻と言えるでしょう。

『パリのフルトヴェングラー』
1954年1954年5月4日、パリ、オペラ座でのライヴ録音。
オーケストラはベルリン・フィル。

イメージ 3

70年代から発売されていたものですが、90年代に入ってフランス国立放送のアーカイヴ音源をもとに仏ターラがCD化、それを買って予想外に鮮明な音に驚いたものです。
特にウェーバーの「オイリアンテ」序曲とシューベルトの未完成交響曲がそう。


後者の第2楽章は、ほんとうに音が強くたっぷりと鳴り響く。ワルターの演奏が「歌」の「未完成」だとしたらこちらは「思索」の「未完成」とでも言えるかもしれません。

フルトヴェングラーという人はマイク嫌いの上に音そのものが「痙攣タクト」によって生み出される独特の雑味があって、抜けが良くない。録音は至難の業と思われていました。でもこれはティタニア・パラストやその他の場所とは違う音がする。デッドな会場、エンジニアの音の好み、いろいろあるんでしょうが、ネコパパはフルトヴェングラーの数ある音盤の中ではストレスのない部類に聞こえます。だからこの復刻LPにも期待したんですが、うーん、カッティングレベルが相当高く、ネコパパの再生装置では針が追随できていない気がします。再生、がんばらないと。


開く コメント(6)

開く トラックバック(0)

諏訪根自子のLP

前回の「音楽を楽しむ会」で諏訪根自子の「白鳥」を紹介したのですが、思いのほか感動的な演奏でした。使用したのはダウンロード音源でしたが、最近発売された高価な2枚組LPのことが気になり出して… いたところ

たまたまヤフオクに、あれっと思うような価格で出ていたのを見て、つい落札してしまいました。多少安いとは言っても、普段のネコパパなら、まず手を出さない価格なのですが、「音楽を楽しむ会」に来場されていたチャランさんが先に入手していたので、ネコパパも欲しくなったのです。

これです。ジャケット・曲目はタワレコから引用。

イメージ 1

諏訪根自子 コロムビア録音全集

[LP1 A面 ]
ドヴォルザーク:ユーモレスク *(Rec: 1933/8/22 SP No.27575)
ドルドラ:思い出(Rec: 1933/8/22 SP No. 27641)
クライスラー:「プニャーニの形式による前奏曲とアレグロ」よりアレグロ *(Rec: 1933/8/22 SP No.27575)
ゴダール:ジョスランの子守歌 *(Rec: 1933/8/22 SP No.27609)
リース:無窮動 *(Rec: 1933/10/3 SP No.27609)
フィオリロ:カプリス(Rec: 1933/10/3 SP No.27641)
[LP2 B面 ]
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(Rec: 1934/12/5 SP No.28141)
マリー:金婚式(Rec: 1934/12/5 SP No.28141)
フォーレ:夢のあとに(Rec: 1934/12/12 SP No. 28185)
ドリゴ:セレナード(Rec: 1934/12/12 SP No.28185)
サラサーテ:アンダルシアのロマンス(Rec: 1934/12/20 SP No.28225)
キュイ:オリエンタル(Rec: 1934/12/20 SP No.28225)
マスネ:タイスの瞑想曲(Rec: 1935/1/27 SP No. 28298)
[LP2 A面 ]
サン=サーンス:白鳥(Rec: 1935/1/27 SP No. 28298)
シューベルト:セレナード(Rec: 1935/3/6 SP No.28383)
J.S.バッハ:ガヴォット(Rec: 1935/3/6 SP No. 28383)
J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア(Rec: 1935/3/20 SP No.29319)
グラズノフ/クライスラー編:スペイン風セレナード(Rec: 1935/3/20 SP No.28645)
グノー:セレナード(Rec: 1935/4/10 SP No.29453)
瀧廉太郎/山田耕筰 編:荒城の月(Rec: 1935/4/10 SP No. 29453)
[LP2 B面 ]
田中穂積/山田耕筰 編:美しき天然(Rec: 1935/4/23 SP No.28768)
ドヴォルザーク/クライスラー編:インディアンの悲歌(Rec: 1935/4/23 SP No.28768)
ドリゴ:火花のワルツ(Rec: 1935/5/8 SP No.28645)
パデレフスキ/クライスラー編:メヌエット(Rec: 1935/5/8 SP No.29319)
ファリャ:スペイン舞曲(Rec: 1935/5/29 SP No.29734)
シューマン:トロイメライ(Rec: 1935/5/29 SP No.29734)
諏訪根自子(ヴァイオリン)
上田仁(ピアノ *)
ナデイダ・ロイヒテンベルク(ピアノ)
録音:1933年〜1935年

ALTLP 139/40(2LP)
国内プレス完全限定生産盤 モノラル
日本語帯・解説付

諏訪根自子が13歳から15歳の時期に録音されたもので、原盤は10インチSPです。
非常に上手く復刻されていて、当時の日本録音でここまでやれたか、と思うほどですが、それでもこれはLPの音。チャランさんが同時に入手された「夢のあとに」のSP盤に比べると、中音域に凝縮された音密度は緩和されて、マイルドな音になっています。YouTubeにHMV163を使用した再生動画がありますが、かなりSPの響きを伝えていますね。


さて演奏ですが、年齢を考えると、たいしたものと言えるでしょう。
とくに前述の「白鳥」「夢のあとに」「アヴェ・マリア」「タイスの瞑想曲」といった遅いテンポで歌い上げる曲には、芳しくとろけるような歌い回しがあって聞かせます。
一方「スペイン舞曲」「無窮動」「メヌエット」などの舞踏感覚や機敏さを求められる音楽では、いささか優等生過ぎて、奔放に沸きあがってくるものが欲しい気がします。
また、LPの概念がないので、選曲や配列にアルバムとしてのまとまりはありません。続けて聴くというよりは、ちょっと数曲聞いてみる、という鑑賞の仕方がいいと思いますね。


そんな中で2曲「荒城の月」と「美しき天然」という日本の曲が取り上げられているのは、ノスタルジーを誘ういい選曲ですね。
とくに最近ではあまり演奏されない「美しき天然」のローカルな物悲しさは聞かせます。



諏訪根自子は「美貌の天才少女」と呼ばれ、大戦前の激動の時代にドイツやパリで盛んに音楽活動を行いましたが、ナチス高官のゲッペルスからストラディバリウスといわれるヴァイオリンを寄贈され、のちにそれが「ユダヤ人からの収奪品疑惑」となり、戦後はほとんど演奏活動を行いませんでした。
60代で録音したバッハの「無伴奏ソナタ・パルティータ全集」は、彼女の戦後の代表的な録音遺産で、若い時代と比較する意味でもぜひ聴いてみたいのですが、現在ではなかなか手に入らないのが残念です。

開く コメント(23)

開く トラックバック(0)

遅くて安いローマでの演奏会盤に続いて、米ディスクコープ盤を3枚入手してきました。いずれも1970年代後半の発売と思われます。価格は一枚1000円ちょいでした。盤質はどれも良好だったのでお得感はまあまあでしょうか。

この会社の前身は米ブルーノ・ワルター協会で、かつて日本コロムビアから国内盤が出ていた時期もありました。現在はヒストリカル専門のCDレーベル「ミュージック・アンド・アーツ(M&A)」社になっています。この社のスタッフは音楽評論家の平林直哉氏とも交流があり、氏によれば「当社は正規盤」と主張しているそうですが、どうなんでしょうか。

まずはシューベルトの交響曲第9番「ザ・グレート」。1943年5月12日のライヴでオーケストラはウィーン・フィル。

イメージ 1

ストックホルムでのライヴでもとはワイヤーレコーダーで収録したものだそうです。演奏はテンポの動きがびっくりするほど多く、でもオーケストラの響きは軽みがあって、とても気持ちよく聴ける。ベルリン・フィルとの「戦中ライヴ」と同じ時期ですが、オーケストラがウィーン・フィルだとこうも印象が違うんですね。

続いてはベルリン・フィルとのベートーヴェン「田園」です。

イメージ 2

1944年3月。ベルリンでの戦中ライヴの一枚で、焼失した旧ベルリン・フィル楽堂に変わって国立歌劇場を会場としたものです。
ベルリン・フィルとのライヴはやはり音が暗く重い。第1楽章など、いくら遅いテンポに抵抗がないネコパパでも、「田園」がこの音色ではなあと思ってしまいます。後半はテンポの動きがさらに大きく、激しい演奏が続きます。そういう音楽と思えはいい。

最後は戦後の録音で、1949年、ヴィースバーデンでのブラームスの交響曲第4番と、1954年パリ・オペラ座でのシューベルトの「未完成」。

イメージ 3

どちらも、そう珍しい録音ではありません。
今では正規音源でCDも出ていますし、ネコパパも「未完成」は仏TAHRAのCDで架蔵しています。
でもフルトヴェングラーは、なぜかLPのほうが聴く気が起きますね。一枚一枚必死で聞いていた中学生以来の聴取経験のせいでしょうか。
ブラームスは一般に流布している1948年盤とよく似ていますが、こちらのほうがのびのびとして強面なところが少なく、リラックスした感じがします。とりわけ第2楽章が美しくて驚きました。弦楽の澄んだ響きとピチカートがいいのです。
「未完成」は、何度聞いても絶品と思います。彼としてはテンポを揺らさず、丁寧に仕上げる。それが残響のないクリヤーな響きでよく捉えられている。
この盤はオリジナルテープを使用したTAHRAのCDに比べて音が霞んでいますが、それでも音楽の良さは伝わります。



フルヴェン聴き、調子づいています。もう少し続くかも。

開く コメント(8)

開く トラックバック(0)

全141ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事