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脳梗塞とは、脳血管の血流障害によって脳に酸素やブドウ糖の供給ができなくなり、
脳組織が死んでしまう状態をいいます。
原因としては大きく分けて次の二つに分かれます。
1.動脈硬化により、脳血管の内腔が狭くなって詰まる場合(脳血栓症)
2.心臓にできた血のかたまりがはがれて脳動脈に流れ込んで詰まる場合(脳塞栓症)
症状は、脳梗塞のおこる場所や大きさによって半身の麻痺やシビレ、言語障害等、さまざまです。
脳梗塞の危険因子としては、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、心疾患
(特に心房細胞という不整脈)があげられます。
これらの危険因子の中には、生活習慣の改善によってその危険性を下げられるものもあります。
例えば、禁煙すると2〜5年で脳梗塞の危険性が下がります。
大量飲酒は脳出血の危険性を高めますが、少量(一日ビールなら大瓶一本、日本酒なら一合程度)
であれば、脳梗塞の予防効果があります。
また、毎日早歩き30分程度の運動や食生活の改善(塩分控えめ、果物や野菜の摂取)
は高血圧、糖尿病、高脂血症などの改善を通じて脳梗塞の予防につながります。
もちろん、それでも高血圧、糖尿病、高脂血症が改善されなければ、脳梗塞予防
のためにもその治療が必要です。
脳の太い血管が狭くなっている場合や、心臓に弁膜症があったり心房細胞という
不整脈を持っている人は脳塞栓症をおこす危険性があるため、血液の凝固を抑える
薬の内服が必要となります。
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