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楽天が16日発表した2006年7―9月期連結業績は、経常損益が21億9800万円の赤字
(前年同期は130億円の黒字)だった。信販子会社が自動車ローン事業の不調や貸倒引当金の
見積もり基準厳格化で大幅な経常赤字だった。四半期ベースの経常赤字は2000年の上場以来初めて。
自動車ローン事業の売却などで特別損失が膨らみ最終損益は158億円の赤字だった。
連結売上高は前年同期比6%増の約478億円。ネット通販を中心とする「EC(電子商取引)事業」
の売上高は141億円と前年同期比74%増加。宿泊予約事業なども伸びた。ただ、EC事業の
4―6月期比の増収率は3%にとどまった。
信販子会社の楽天KCは貸倒引当金の基準となる債権の未回収期間を7カ月から4カ月に変更した
影響などで、大幅な経常赤字となった。さらに11月の自動車ローン事業売却で189億円の損が発生。
消費者金融事業では、利息制限法の上限を超える金利(過払い金)の返還請求に備え、
引当金の計上基準を変更した。これに伴う40億円の特損計上も加わり大幅な最終赤字となった。
楽天は創業以来、急成長してきましたが、中核事業のECやトラベル関係は黒字でしたが
伸び率は鈍化し、成長性にかげりがみえてきました。
1997年の創業以来、まず当時魅力がありながら多くの商社やオンライン出店業者がビジネス化
できないとみた、ネット上の仮想商店街、バーチャルショッピングモールのビジネスモデルを
成功させ、多くのビジネスを手がけて、また買収してグループとして急拡大してきました。
最近では、サッカーJリーグ(現在2部)、プロ野球球団経営などにも進出しております。
ただ、昨年のTBS買収騒動以来風向きが変わってきたような気がします。
ソフトバンクのTV朝日乗っ取り騒動、ライブドアの日本放送・フジTV買収騒動に続く
楽天のTBS買収騒動でしたが、どうも問題が長期化し失敗の公算が大きいような気が
します。
長期化することで、金利負担も大きくなりますので早く決着をつける方向でソフトランデイング
した方がいいと思います。
決算内容では、6つの事業部門のうち、4つの部門がマイナスとなり旅行部門は成長してますが、
ポータル事業も期待通りの伸びではありません。
有能な三木谷さんのことだから、対策や今後の展開は色々と練っておられるでしょう。
これまで大きな稼ぎ頭だったクレジットや証券事業が頭打ち状態になったのは、気になります。
新興市場でネット関連ビジネスにも入る為、同業他社も大きく株価を下げてるところは多いです。
既存事業の強化や見直しも必要になってきてると思います。
ネット関連ビジネス自体は大きく成長性がなくなってるわけではありませんが、ターゲットの
絞込み、差別化等は必要になってくると思います。
昨日は、日経が軟調の中、小幅高の株価でしたが、4万円台は安いと思います。
短期的には、逆風がふいておりますがこれからじょじょに騰がるんじゃないでしょうか。
楽天はソフトバンクとともにネット関連では看板企業でもあり、このまま右肩下がりを
続けるとは思えません。
何かの材料とともに反発すると見てます。
もちろん決算内容も重要なファクターなので、成長性のない分野は切り離し、今後期待できる
分野に集中投資することも対策の一つかと思います。
ソフトバンクの孫さんとともに楽天の三木谷さんにも頑張って欲しいと思ってます。
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