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3人の若者が家を建てるとブログでも紹介したが
<K君のいる風景>でもおなじみのS君は
無事家を建て終えて引越しをした
自分でこだわって設計した思い入れを語ってくれた
「アパートは平面で移動が少ないけど
さすがに一戸建ては移動があり疲れますよ」
と嬉しそうに語る
I君は子育てを中心に土地捜しをしており
家族への思いを家に託そうと
S君の話にも真剣に耳を傾ける
結婚からいろいろあったI君だから
家族への思い入れは
まさしく父親の顔だ
14年前
私は3年連続で
小さな離れ、自宅、ログハウスを建てた
自宅を大借金で立てて
そのローンは
ログハウスで開業する学習塾が20人以上集まらなければ
一ヶ月目から払えないという無謀な計画であった
計画は
9月か10月に自宅を建て終えそちらに引越しをして
同敷地内の旧自宅を壊す
その跡に12月にはログハウスを建て
1月と2月で生徒募集
3月から開業
というかなりタイトなもの
自宅は妻の設計、ログハウスは私の設計
と役割を分担し、夜中までお互い無言で設計したのを思い出す
しかし
全ての物事は予定通りにいかない
自宅完成は12月までずれ込み
旧自宅を重機で壊している下で
かわらが落ちてくる
柱が倒れてくるのを
逃げながらの引越しになった
母は「空襲を思い出した」と笑った
休む間もなく
1月からログハウス着工
寒風の中での丸太積み
チラシ作成のお金もなくなり口コミで生徒募集
3月ログハウス完成
<20人以上集まらなければ建てたばかりの家を手放さなければならない>
毎晩考えた
借金と手元のお金は全てつぎ込んだ大博打
今思えば何を考えていたのか怖くなる
不思議にもその時は
妻も私も
<集まる!>としか考えなかった
3月の開校には23人が入塾していただけた
その晩初めて
建てた自宅が自分のもののように感じた
今からローンを払い続ける重さと
自分の家だという喜びが混じった複雑なものだった
家も土地も人間が住むことで生き生きとしてくる
家に、土地に、自分が思い入れを持つ
家も土地もこの家族と発展したいと思う
土地に居つく日本人ならではの考え方だろうか
<思いやる> <思いいれる>ことで
その家、その土地に命がこめられる
勝手な解釈かもしれないが
人間だけが出来る魂の領域のような気がする
先日家に帰ると
家を建てるT君と彼女
その前で
私の妻が必死に間取りを考えノートに書いている
自分の家
35年のローン
家族
全てを背負う覚悟をすれば
自然に家の設計は自分がしなければとなるはずなのだが
「2軒目だから大丈夫!」
幸せそうな妻の一言
まあ、違うタイプがいても仕方ないか
当時の私も親から見ればずいぶんいい加減に見えたことだろう
幸せなことに私は許されてきた
感謝だとつくづく思う
T君
それにしても前途多難だ
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家の設計が自分でできるっていいですね。うちは夫婦で不規則な夜勤ありの共働きだったので、ゆっくり間取りを考える時間もないまま着工、注文住宅でしたが住んでみると、もっと便利な家ができたのでは、って思うところも何箇所か。3回くらい家を建てたら満足する家になるんじゃないかって主人と話しをしています。
2007/2/14(水) 午後 1:54
同感です。3回は必要ですね。私たちは若者の家で練習していますからと言っても次の家を建てる財力はありませんから我慢我慢です。
2007/2/14(水) 午後 7:24 [ izumu50 ]
家ですね土地ですね住めば都と言いますが、家はここしかないのだから都です。住む人によって家は変わるように思います。だらしない人が住めば、どんなに良い設計しても同じです。T君にはそうならないことを願っています。
2007/2/15(木) 午前 8:04 [ 巡礼者 ]