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京都の刀剣研師です.

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平成14年4月21日

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平成14年4月21日 入札鑑定

 私は平成4年から刀の世界に入ったのですが、協会支部には入っていませんでしたので、入札鑑定会に始めて出席したのは平成13年からです。
刀の勉強をするには入札鑑定は有効な手段だと言われる一方で、「ただの当て物だ」などと揶揄される事もしばしばです。
しかし自分のこころがけ次第で、他のどの勉強の仕方よりも有効な手段だと私は思います。
で、”当て物”で良いと思います。 何より楽しいですし。
人間、”当て物”に対しては凄い集中力を発揮しますから。


 一回目

一号
 刀、磨り上げか。大和に見え、中直刃調で明るく冴えの有る刃。刃中互の目等働き豊富。 かなりの位と見える。

 大和で上々出来の直刃と言う事で当麻国行と入札。

二号
 刀か脇差か忘れましたが、新刀の姿。地刃明るく上出来。互の目や矢筈を直刃や湾れでつなぐ。

 矢筈の具合が美平の典型と見て東山美平と入札。

三号
 短刀 姿普通。チケイと地沸がたっぷりの最上作と見える。普通に明るい直刃。

 反りは忘れましたが、入札は相州行光となっています。

四号
 刀、倶利伽羅竜有り。

 肥前彫りと思うも作位上がらぬ物に見え伊勢大掾吉廣と入札。

五号
 確か脇差か。 地刃ともに冴え、覇気有り。島刃有り。 判然とはしないが簾刃調が伺える。

 丹波守吉道と入札。


 国入り
 当
 同然
 時代違いイヤ
 同然

二回目
 
一号
 やはり大和かぁと思い、千手院に入札。
四号
 彫り身でこの程度の出来ならばと水心子に入札。


 四号、「一札目で新刀の札で”時代違い”になったので、新刀新々刀以外に入れないとダメです」とアドバイスを頂き、下原周重に入札やり直し。


 国入り
 当
 同然
 同然
 同然

三回目

 一号
  まただめだったかと、無謀な竜門延吉に入札。

 とうぜんイヤです。


 一号 尻懸則長
 二号 東山美平
 三号 新藤五国光
 四号 下原照重
 五号 越中守正俊

一号の、当麻、千手院、竜門の札は今考えると最低な札です。
大和と見え互の目勝ちなら絶対に尻懸に行くべきです。
しかも何故わざわざ竜門なんでしょうか(^-^;

四号の倶利伽羅の彫りですが、下原彫りであり、龍の尾の最後の部分がピュッと独特な形状で上に上がると言う事でした。
ああ凄い。これを覚えただけで今後肥前彫りと見間違える事は有りません。

一号の尻懸は重美でした。

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