力なき正義は無力か?

力による均衡、核抑止力、軍隊による力の均衡、よく言われる力による平和。それが現実だと盛んにわめきたてる。正義なき力は悪なり、力なき正義は無力なり、これもよく私の子供の頃にテレビのアニメによって宣伝された。私も子供の頃は、それが現実だと思っていた。だが、最近はこれが違ってきている。力による均衡は、まさに恐怖による均衡、少し崩れればあっという間に世界は終わる。その力そのものを取り除かなければ、平和な世界には絶対にならない。それが、現実である。臆病者の多い日本国民は力、力と喚きたてる。核も必要だとか、物騒な最終兵器を平和のために必要だなどと喚くのだ。それが人類の滅亡への道だということも忘れてしまって。沖縄に米軍の基地があるのも平和のために必要だと、まるでそう言わなければ売国奴にでもなるかのように。喚いて喚いて喚きたてる。皆なんの力も持たない一般的な日本人の言う「真実」である。あまりここに引き合いに出したくないが、児童ポルノで捕まった「流浪に剣心」の作者は、緋村剣心にこう語らせる。「剣は凶器剣術は殺人術、どんなお題目や綺麗ごとを並べてもそれが真実、人を生かす剣などは,一度も自分の手を汚したことのない者が言うただの戯言。だが、これからの時代はその戯言が真実になって欲しいものだ」と。
戯言が真実になるときは来るだろうか?来なければ人類は滅亡する。マルクスは言った。「ありとあらゆる強制力も暴力もない自由で平等な共同社会」。児童ポルノで捕まった奴を引き合いに出さなくても、かつてマルクスとエンゲルスが見通した人類の未来。そういう世の中になっていくのは、社会の発展の法則であると。そこへたどり着くまではまだまだいろんな紆余曲折があるだろう。だが、それが、人類の発展の法則である。その力を示したのが、核兵器禁止条約であり、そして他でもない日本国憲法第9条である。核の恐怖による力の均衡は必ず崩れる、その時どういう事態が起こるかは全く予想もできない。それよりも一刻も早くその力そのものを、核兵器を取り除く必要がある。そうしなければ、確実に人類は滅亡する。そういう道に世界の多くの国民が気づいて歩み始めたのが、あの核兵器禁止条約である。それなのにこの国の政府は、首相は、アメリカに遠慮して、アメリカの言いなりである。核兵器禁止条約を批准しようともしない。広島、長崎で被爆者を前に、核兵器禁止条約について一切触れない。恥ずべき売国奴である。
アニメ、「火の鳥」で手塚治虫は、主人公にこう語らせている。「何度も人間は誕生し栄えそして滅んでいった。何度も何度も同じことを繰り返している。だが、火の鳥は思う。いつか誰かがどこかで気づいて、正しい道を歩み始めるだろう」と。そしてまさに現代がそのいつかどこかである。誰かが気づいて正しい道を歩むかどうか。それが今である。力なき正義は無力ではない。民主主義の制度がきちんとできているところでは、それは絶大な力である。もう昔のような遅れた時代ではない。あらゆる暴力と強制力を排除する。人類の崇高な理想に基づいて、その道を歩み始めなければならない。

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