おいしいうた

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こえづくり

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「声を鍛えましょう」というタイトルにしたのには、それなりに理由があります。

声作りは、トレーニングです。フォームを研究することも当然必要ですが、それと同じくらい、否、それ以上に「トレーニング」が必要なのではないかと僕は思っています。
陸上や水泳選手を追ったドキュメンタリーなどでは、よくフォームの研究がとその成果が取りざたされますが、その影には血の滲むようなトレーニングがあるはずですし、そのフォームにしても「トレーニングされて出来上がった体」があるからこそ可能になったフォームなのではないでしょうか。
というより、
・トレーニングをして出来上がった体に合わせて「フォームの改良」がなされる、とも言えますし、
・理想的なフォームに必要な体を作るために「トレーニング」を重ねる、
というほうが的確なのかもしれません。
とにかく、「フォーム作り」と「体(声)作り」は車の両輪のように、どちらも大切なものだと、僕は信じています。

ところが、昨今の「発声法」(という言葉自体、僕は賛同できませんが)と呼ばれるものは、「フォーム作り」のみに話が終始しすぎているように思います。「ここをこうしたらこんな声が出る」というような。
あるいは、体を輪切りにしたような、「解剖学的な」説明。
筋肉の動き、
骨格の動き、
横隔膜の動き、
声帯の動き、
母音・子音の違いによる口の開け方の違い、
舌の使い方……
もちろん、これらは正しいのかもしれません。いいえ、きっと正しいのでしょう。
ですが、歌い手はそれをひとつひとつ確認しながら歌っているのではありません。そういう本を書いている声楽家でさえきっと、筋肉は、声帯は、骨格は、横隔膜は、唇は、舌は、目は……なんて考えていはず。そんなこといちいち考えていたら歌なんて歌えません。
(大阪H.シュッツ合唱団の指揮者、当間先生が開いているHPにはそのようなことが、とても事細かに記されています。僕もEoliaさんと同じようにこの合唱団は好きですが、このHP上の「発声法」についての記述は感心しません。内容如何ではなく、その姿勢が。シュッツ合唱団の方は、皆さん本当にあんなふうに考えて歌っていらっしゃるのでしょうか?だとしたら、とても器用な方々です)

では、どうしてそんなことを言って、書いてしまうのか……
筋肉、骨格、声帯云々は全て「結果論」です。僕も高校生を教えてみて思ったのですが、「結果」にたどり着いてしまうと、どうしてもそれを話したくなってしまうんです。
自分の知っている最終形を伝えることで、学習者はすぐそこにたどり着くのだと勘違いしてしまう。
一通り説明したことで「教えた」と満足してしまう。

でも、それは大間違い。それを知ったからといって、思ったように筋肉が、声帯が、骨格が動くはずがない。それに、先述のようにフォームは常に体の状態と向き合っています。自分がいる状態の体になるまで、学習者はそれなりに年月を経なければならないのです。

ですから、巷の「声楽書」「発声法」というような本、僕には必要ありません。必要なのは、自分の声に向き合って、なりたい声をヴィジョンとしてしっかり持って、トレーニングを積むこと。それから、フォームを探し続けること。

また、導入のような話になってしまいました。
早く本編に入らねば!!

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おぉぉぉ…。いよいよ主張の核心部分へ!…って感じですか?こころなしか文体というか文章の温度までかわってますね、静かに、熱く。私は件のHP記事を読んで、涙が出るくらい感動した、ということを告白しておきます。先の展開を楽しみにしてますよ!

2005/3/9(水) 午後 11:54 [ eol*a2*02*p ]

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なんだか、Eoliaさんとの往復書簡のようになってます。みなさんもいろいろ書き込んでくださると嬉しいです

2005/3/10(木) 午前 7:40 [ じゅん ]


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