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古楽演奏はこれからどうなるんでしょうか。
思えば、1990年代には激しい古楽演奏の嵐が吹き荒れました。その当時多くの団体が泡のように出てきては消えていきました。センセーショナルな演奏、刺激の強い演奏も数多く世に出ました。
しかし、結局は話題だけをまき散らして、ほとんどの団体が消えていきました。
今や、古楽界の幾人かは、古楽だ、モダンだという区分けを超えて音楽を奏でています。
ニコラウス・アーノンクールは、かつてあれだけ嘲笑されたにもかかわらず、今やヨーロッパの音楽会にはなくてはならない音楽家です。彼の指揮するブルックナーやブラームスがあれだけ刺激的であるにもかかわらず、です。
古楽奏法は様々な奏者によって実践され、表現の幅を広げるために役立っています。様々な批判をする人がいますが、ビブラートをかけない純粋な音作りや、音楽を適切な句読点に従って区切ることは、バロックや古典派以外にも、ロマンは音楽にも有効です。現代よく耳にするたっぷりかけられたビブラートは、実はつい最近、ここ数十年の産物なのですから、当たり前かもしれません。
古楽演奏は下火になったのではなく、浸透したのだと、僕は考えています。思えば、1990年代になって急に古楽演奏が盛んになったのではありません。19世紀末から連綿と研究され、1970年代に多くの成果を見、1980年代に数々の録音がなされ、そして、という大きなしっかりした流れがあってのことだったのです。
古楽の名演奏は今も数多く生み出されています。そして、古楽奏法を取り入れた新時代の演奏も数多く試みられているのです。新しい表現は新しい解釈を呼び覚まします。今までの演奏と違うというだけで拒否せず、まず耳を傾けましょう。きっと多様な音楽の魅力に気づくはずです。
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同感です。 サヴァールやヘレヴェッヘ アレッサンドリーニ マクリューシュなどは ほんとに 素晴らしいと思いますね。 おお 今日のカラマツも素敵ですね。まさに今日の話題とぴったり来ます。雲海の上に堂々とそびえ立つ様は、音楽の歴史を物語っているようで感動しました。
2006/9/9(土) 午後 9:12 [ オデ ]
オデットさんいらっしゃい。僕は欲張りだから、いい演奏は聞き逃したくないんでしょうね。だからアンテナを広く張って、たくさんキャッチしたいんです。いい演奏があったらまた教えてくださいね。
2006/9/9(土) 午後 10:12 [ 団長アラカワ ]