ご〜けんの「音楽とオーディオ」

クラシック音楽をこよなく愛し、ちょっと技術面にも興味のある方、ぜひ情報交換してください。

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2005年03月

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タンノイのSP

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いまは手元にないスピーカーにまつわるお話です(写真はスターリング)。

私の場合は、これぞと言うスピーカーがFIXできた後は、アンプの鳴り方の違いを自作・調整しながら聴き込むことが多いです。新しい方式や、時には自分のアイデアが良い結果を生んだ時には、鬼の首を取ったが如く大喜びしたりしていました。傍から見れば、何をやってんだろ、みたいなとられ方もされていたんでしょうね。

しかし、一応の評価が終って満足の段階になると、研ぎ澄まされた感覚もどこかへ行ってしまって、音楽のソースをあれこれ求めるようになります。この周期が少しでも長くなれば、結果的に良い環境を手に入れたことではないかと思います。

友人から借りた本で思い出すのは、現在はタンノイGRFのオーナーの方が、イギリスで生活していたとき、英国人の友人にオートグラフを買いたいと相談したら、「君の部屋はどれくらいの広さか」と聞かれたので、30畳だと答えたら、「そんな部屋で鳴らしきれるものではない」と言われたとか・・・。結局、GRFを持ち帰って使っていると言う記事がありました。

私はタンノイでも、GRFとエジンバラは不出来な製品と思っていますし、アーデン、ヨークの時代は知りません。カンタベリーとスターリングが気に入りましたが、オートグラフをテレオンで試聴した覚えがないのです。絶対、買えないものという頭があったのだと思います。今でも買えないのは同じなので、興味がありません(^^)

カンタベリーとスターリングは、ちょうどタンノイがTW(テクノ・ウェーブ)型のツイーター採用、アルニコ-IIIの超強力マグネット採用などで、来るべきデジタル時代に対応をしようとした時期の新しい製品です。ですから決して真空管アンプと相性が良いと言われた時代のタンノイではないのです。

一言で「タンノイ」と評されても、それぞれの音作りが違いますので、やはり自分の耳で確かめない限り、何とも言えないのが実態です。※しかしながら、カンタベリー15をアキュフェーズA-50で聴いたときの驚きは、いまでも鮮明に覚えているくらいショックな経験でした。これがあれば、100倍くらい音楽を楽しめるなと思ったものでした。

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クリスティーネ・シェーファーは、この「ルル」で初めて見たのを思い出します。若くて小柄なオペラ歌手でも、ここまで堂々と役柄をこなせるんだな、と驚きました。しかもこの役がピッタリなのです。東京のCD屋さんで彼女の演奏を探したら、いくつか見つかりました。

その後、1998年ベルリンフィルのジルベスタ・コンサート生中継に出演したのと、その翌年も登場したのを覚えています。最近ではブーレーズ指揮のベルリンかケルンコンサート放映で見かけましたが、身重の姿が印象的でした。

2002年の来日コンサートの映像も手持ちにありましたが、この土曜日にBS-Hiで再放送されました。昨年の来日ではシューベルトの「冬の旅」が評判を呼んだようです。私は生で鑑賞したことがありませんが、先月のウィーンフィル定期公演を、たまたま長男が卒業記念旅行と称して出かけた折に聴いたそうです。うらやましい限りです。

彼女のオペラ映像としては、他に「リゴレット」を持っていますが、ついつい惹かれて見てしまいます。何が魅力かって、良く分かりませんが、声の大きさとか質と言うよりは「表現力」ではないかと思います。レパートリーは、現代曲に近い方を得意としているようにも見えますが、来月のNHK BSでいよいよシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」が放映されます。これは本当に心待ちにしているところです。

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安川加寿子さん(Pf)

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今回は映像ではなくてCDのお話です。私はショパンの第1番コンツェルトを、とても好感をもって聴きました。リューマチに冒された翌年(1979)の演奏だと思います。CDの解説によると、安川さん本来の「ザッハリヒ」な面だけではなく「ルバート」なテンポに特徴がある点については、全くその通りと思いました。メロディが生き生きしており、さらに安川さんらしさが聞こえてきます。井上道義さんが33歳のときにN響と共に演奏したものです。N響との共演については私が知る限り、下記の記録がありました。
http://park11.wakwak.com/~goda/k/N1977.htm

1979年の機関紙「フィルハーモニー」をめくってみたところ、演奏旅行などで何度か共演した記録がありました。全てを網羅した訳ではありませんが、以下に示します。
07/07(土)18:30 蒲郡市民会館 ショパンP協Nr.1
07/10(火)18:30 北九州市八幡市民会館 曲名同上
07/12(木)18:30 久留米市石橋文化ホール 同上
07/15(日)18:30 佐世保市市民会館 同上
07/16(月)18:30 武雄市文化会館 同上
07/28(土)15:00 NHKホール「青少年のためのプロムナードコンサート」同上
ここまでは井上道義 指揮

12/25(火)18:15 埼玉県熊谷会館「第3回パイオニア・N響コンサート」同上
これのみイルジー・ビェロフラーヴェク 指揮

持ち合わせたCDの収録はNHKホールとありましたので、7/28の演奏会でしょうね。

エイジングと言う表現

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「エイジング」と言う表現を乱発される方がいます。その中身については諸説様々なものがあると思いますが、私の持論から言うと、「エイジングに惑わされるな、人間の耳は信用できない」です。エイジングで音が変化したと思った内の半分以上は、自分の聴く耳が変化したのではないかと思います。明確に効果のある手段(例えばコンデンサの種類と音色など)は、テストの時点で音の違いを見分けられますし、あとで結論が逆転した経験は持っていません。

エイジングとウォームアップの時間的な差ですが、前者は数ヶ月以上に渡って変化し続けるもの、後者は数時間で変化を完了するものと、長岡鉄男さんは定義しているように見受けられます。

例えばスピーカーボックスを製作した場合を例にとると、板の隙間にしみ込んだ接着剤が完全に乾くには数日間かかると思います。木材の繊維が枯れてきて、素晴らしいバイオリンの音が出るには100〜300年もかかります。スピーカーのエッジが経年変化でボロボロになるのは、モノにも寄りますが10〜20年くらいでしょうか。

以上に挙げたエージングなら、例え自分の耳の性能が変化しても、それらの差を充分に察知できるような話になると思います。しかし、数時間で音が変化する現象については、技術的側面で我々としては捉えたいと思います。それができないのであれば、耳が変化したと言われても反論できません。

【自分の耳は、信用できるか?】⇒耳が変化する原因ですが、
・年齢が進んだ(長期的な変化、これは仕方がありませんね)
・大音量で音楽を聴く方(耳はとっても疲れやすいのです)
・思い込みの多い方(こうなるベキだ、が優先して判断力が鈍る場合)

人の意見に耳を貸す習慣こそ、オーディオの改善を目指すものとして最も大事な事のように思います。これは仕事や家庭の生活でも同じかな? 技術的に説明できない場合の「逃げ」としてエイジングという表現を使ってほしくはない、と言うのが私の持論の中身です。

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ルネ・コロ(テノール)

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NHKホールで実際に観たルネ・コロはベルリンドイツオペラ(1998/02/15)だったのですが、手持ちの録画はハンブルグ歌劇場の方のタンホイザーです。その時のインタビューでは、あと一度の来日を約束し、それを観に行ったのですが、なかなか美しい舞台が印象的でした。しかしTV放映がありませんでした。同時に持ってきた演目の「さまよえるオランダ人」は放映されたのに・・・。

ベルリンドイツオペラのタンホイザーで、ヴォルフラム役を演じたバイクルが、「オランダ人」の方の主役としても活躍していました。バイクルの「ゆうぼしの歌」は最高でした。

ハンブルグの方のエリーザベト役はセクンデですが、なかなかの歌唱力を持っています。他の手持ちのビデオにもいくつか登場しています。しかし、ちょっと体つきがゴツイせいか、今にも死んでしまいそうなエリーザベトにしては、力のある演技だったかもしれませんね。

ルネ・コロの映像としては、他にも「ウィーン気質」やモッフォ共演の「チャールダーシュ」、そしてバーンスタイン共演の「フィデリオ」などを持っています。しかし、バイエルンの「指輪」は持っていません。サヴァリッシュの指揮ぶりも見たいところなのですが。

ワーグナーのオペラ、特に音楽でいつも感心するのは、合唱の部分です。男声だけで奏でるハーモニーの美しさ、特に生で聴いた場合には胸がジーンとするほど響いてきます。ついつい熱中してしまうほどのワーグナーの「魔力」はこの辺にあるのかもしれませんね。

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