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地元報道によると、ジャカルタ首都圏では4月から急行電車を廃止、全ての電車を各駅停車とした上で、冷房なしの「エコノミー」と、冷房付きの「エクゼクティヴもしくはコマーシャル」の2クラスに集約するもようです。
急行電車を廃止する理由を関係者は、「各駅からの乗車機会を増やすため」としています。確かに電車が全ての駅に停車することで乗車機会が増加、また平行ダイヤとすることで、輸送力も若干増強されるかもしれません。その一方で、速達性に優れた急行電車が無くなり、代わりに運転される冷房つき各駅停車は、混雑が増す可能性が高いと思われます。
何よりも私が残念なのは、ジャカルタ首都圏を快走する「パクアン急行」などの看板列車が、姿を消してしまうことです。日本で言えば、「京急から快特が消滅するようなもの」ではないでしょうか。パクアン急行は、ジャカルタコタ・ボゴール間54.7kmを50分台で結ぶ俊足、しかもこの間、高度にして242mを駆け上がります。これが廃止されると、同区間の所要時間は約1時間半となり、30分も余計にかかるのです。これまで、ジャカルタ市内からボゴールへ気軽に散歩に出かけていたのが、相当億劫になります。
地元鉄道利用者で作る団体、KRLマニア(JABOTABEK鉄道乗客フォーラム)は、早速ホームページ上でこの話題を取り上げ、利用者の不満を掲載しています。それらは、妊婦などの弱者や通勤客のものが多く、「速達性が失われることへの不満」と「少々高い料金を払っても、相対的に混雑の少ない電車に快適乗車したい」との声であふれています。
ところで、急行電車の廃止はダイヤ改定を意味します。最近の改定は、2006年2月、2007年8月、2008年7月そして2010年3月と、11ヶ月ないし1年8ヶ月のスパンで実施されてきました。仮に改定が実施されると、1年1ヶ月ぶりとなります。ブカシ線、スルポン線では中・長距離列車も同一線路上を運行されていることから、ダイヤ改定が実施されるならば、全国規模のものになると思われます。
鉄道会社の公式発表を、待ちたいと思います。
冒頭写真は、方向幕に「パクアン AC(冷房)、ジャカルタ - ボゴール」を表示する、東急8500系8607編成
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2011年03月18日
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