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再び、旧東急田園都市線8500系8613Fの話題で失礼します。去る5月19日、旧東急田園都市線8500系 8613Fが、赤を基調とする強烈なカラーリングで再デビューしました。以下に、その姿をご紹介します。
最近、新規導入あるいは全般検査が施された日本製中古車両は、いずれも黄+緑帯化されてきました。ところが、8613F では、突然赤+黄帯化されました。赤と黄の組み合わせ自体はこれまでも、8003F、8604Fに前例が見られるのですが、8613Fのように、赤+黄帯が側面窓の上下にそれぞれ1組ずつ、合計2組ある車両が現れたのは、今回が初めてです。 (2) KCJ ロゴ 車内は、これまでに導入された日本製中古車両同様、日本時代とほとんど変わりありません。禁煙や携帯電話マナーの注意書、ローレル賞や東急車両の製造プレートなどが掲げられたままとなっています。一方、インドネシアで新たに付加されたものとして、黄色の号車番号ステッカー、乗務員室立入禁止ステッカー、座席番号表示プレートなどがあります。 (4) 「なんちゃって行先表示」は健在 ジャカルタに増えた日本製中古車両の新しい仲間が、いつまでも元気に活躍することを願っています。 |
車両
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私は以前、屋根乗車をする人に話を伺ったことがありますが、「涼しい、混雑知らず、座れる、無賃乗車できる」などの理由で、なかなか止められないそうです。確かにRheostat 車の車内環境は決して良好とは言えず、気持ちもわからないでもありませんが ...。 |
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私が、Depok 車両基地を訪問した時点では、8613Fは留置線上にあり、長旅後の車両清掃が行われていました。外観、内装とも、ほぼ東急時代のままですが、車内の号車番号表示が2両減車に伴い変更され、8513車に「8」が表示されていました。 ジャカルタに増えた、日本製中古車両の新しい仲間を歓迎するとともに、末永い活躍を祈ります。 |
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ジャカルタで日本製中古電車に乗車していると、地元の乗客がよく声をかけてきます。とりわけ、私が鉄道ファンと分かると、多くの質問を投げかけてきます。最も多い質問は、「この車両は、何年製ですか?」というものです。私が「19XX年製です」と答えると、「そんなに古いのですか!」と驚きの声が上がるのが、お決まりのパターンです。かと思うと、一風変わった質問もあります。例えば座席の下を指さして、「このカバーの中には、何が入っているのですか?」というものです。この質問には、インドネシアのお国柄がよく表れていますね。皆さん、もう答えはご存知ですね。正解は、「暖房装置」です。
熱帯に位置するインドネシアでは、暖房装置は必要ありません。通常、インドネシアの鉄道車両は、座席の下は何もない空間になっています。ところが、日本製中古電車だけは、この部分がカバーで覆われているため、中に何が入っているのか、気になるのでしょうね。この国の人々は「暖房装置」という正解に、なかなか辿り着けないようです。 暖房の話題が出たついでに、今度は冷房装置のお話です。ジャカルタの乗客に人気のエコノミーAC(冷房付き各駅停車)ですが、実はこの種別に、ほとんど使用されない車両系列があります。それは、旧都営三田線6000形です。その理由が何故なのか、未だJABOTABEK職員さんに質す機会がない(というか、うっかり失念している)のですが、私には思い当たる解答があります。それは、冷房能力の不足です。6000形の冷房装置は、スペック上、1両当たり42,000kcal/hあります。これは、旧東京メトロ5000系のそれと等しく、旧東急8500系の32,000〜36,000kcal/hより大きい値となっています。しかし、体感としては全く逆です。6000形には、冷房能力不足を感じます。そのため、「6000形は、ドア開閉の多いエコノミーACにはほとんど使用できず、もっぱらドア開閉の少ない急行運用に就いている」というのが、私の推理です。このことは、6000形で唯一エコノミーAC運用に就いている、6281Fの冷房の効き具合だけは、体感的に良いことからも裏付けられます。この編成は4次車で、TCL-6形集中式冷房装置が搭載されているのですが、なかなか快適です。 6000形の冷房能力が低いことが、ドア開閉頻度の低い急行電車に限定使用される理由だとしたら、世の中何とも皮肉ですね。6000形は古巣の都営三田線時代には、急行運転とは縁がありませんでした。ところが、JABOTABEK移籍後、冷房能力不足という弱味が強味になって、ずっと「優等」列車に使用され続けているのです。人生にも、こんな大逆転があると面白いんですが ... ちょっと無理でしょうかね。 以上、ジャカルタの、車両冷暖房にまつわるお話でした。 |
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JABOTABEK 鉄道車両の黄+緑帯化が進行しています。従来の旧東京メトロ5000系3編成、旧東急8500系8608Fに加え、旧東急8000系8007Fおよび旧東京都交通局6000形6182Fが、最近黄+緑帯化されました。また、新たに東急電鉄から導入された8500系8612F、8618Fも当地で黄+緑帯を纏ってジャカルタデビューを飾りました。 これまでJABOTABEK には、コーポレートカラー、ラインカラーなどのコンセプトがなく、事実上、カラーリングに秩序が見られない状況が続いてきました。しかし、このところ、黄色と緑色を、固定化して使用する傾向が強まっています。 ファンとしては、「次にどんなカラーリングの車両が登場するか」わくわくしながら待つのは大いなる楽しみであり、特に、旧JR103系の最新色のような、日本人にはなかなか発想できない強烈なカラーリングを含む豊富なカラーバリエーションは、JABOTABEK の魅力のひとつなんですが ...。 |