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前回、「ホームはなくとも、ドアが開く」 JABOTABEK 鉄道について記しましたが、今回はさらに驚きのご紹介です。東京の通勤電車が、乗客の都合により駅以外の場所に停車、ドアを開けて乗降を行わせたらどうなるでしょう。これまた、新聞沙汰になるのは間違いありません。ところが、そんなことが時として行われるのが、JABOTABEK 鉄道です。私(管理人)が遭遇したのは、次のような例です。
Serpong 線の急行電車がPondok Ranji 駅を発車後、車掌さんが早足で運転士さんのいる乗務員室へ向かうのを目撃、どうしたのかなと思っていると、電車がゆっくりと停車しました。しばらくすると突然右側のドアが開くではありませんか?やがて隣の車両へ戻ってきた車掌さんが、乗客の一人、幼児を連れた若い母親と会話しています。笑い声が聞こえたあと、親子はドアから車外へと降りてゆきました。どうやら、降車駅で降り忘れた親子のため、臨時停車したようです。日本では考えられないサービスですが、母親の嬉しそうな顔が印象的でした。 危険極まりないと思うか、臨機応変な乗客サービスと思うかは、皆さんの判断にお任せします。 |
運輸
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日本人がこのアバウトさに慣れるまで、正直言って結構時間がかかります。 右写真は、Serpong 線 Sudimara 駅にて、ホームと反対側のドアが開けられた Ciujung 号です。改札口は、右側ホーム(写真範囲外)にありますが、ここを入った乗客が写真左側プラットホームに渡るには電車内を横断して反対側線路に降り、写真中央の構内踏切を経由していくしか手段がありません。
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JABOTABEK RAILNEWS の列車編成図には、車両の方向(Jakarta Kota 方、Bogor 方など)に関する記述がないのをご存知でしたか?実はこれ、車両の向きがコロコロ変わるため、記述しても意味がないからです。何故そうなるのでしょうか?それは、Bekasi 線、中央線の郊外部分が、環状部の東線・西線を介してラケット状に配線されているからです(路線図参照)。例えば、Bekasi を発車した電車が、Jatinegara から西線・東線経由で再びBekasi 線に戻ってくると、向きが逆になります。また、Bogor を発車した電車が、Manggarai から西線経由でKampung Bandan へ至り、ここでスイッチバックしてJakarta Kota へ入った後、今度は中央線経由でManggarai へ戻ってくると、これまた向きが逆になります(何だか頭の中がこんがらがりますが...)。実際にはそのようなダイヤ設定はないのですが、回送運転などにより比較的頻繁に車両の向きが変わっているようです。
日本でも、光が丘を発車した地下鉄大江戸線の電車が環状部を回り、都庁前から直通で光が丘へ戻ってきたら、向きが逆になることでしょう(実際には行われていませんが...)。それにしても、JABOTABEK 鉄道の人たちは、電車の向きが変わることなど、全く気に留めていないように思えます。おおらかと言うか、小さいことは気にしないんですね。 |





