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浅草を散策中 とても懐かしい店に入った
「親子二代 二十七年 昔ながらの喫茶店」
連れも同年代 このフレーズに惹かれてしまう
定番メニューのサンプルなどもそうだが
「友路有」と書いて 「トゥモロー」
そんな屋号にも昭和を感じてしまうのだ
子供の頃は 親に連れられて
ビロード張りのソファがある ちょっとばかり
怪しい スナックみたいな喫茶店にトキめいた
そういう店で食べる ナポリタンやピラフは
ちょっとしたゼイタクな外食として
子供心に わくわくドキドキしたものである
店内には ズラッと小説や漫画本が並ぶ
うわぁ〜懐かしいなぁ 若い頃を思い出す
こういう喫茶店 イマドキ少なくなったよね
時間を持て余す若者だった頃には
こういう店で 何時間も話をしたり
ゆったり本を読んだりしたものだ
ウエイトレスはメイド姿 といっても
アキバ辺りの流行の派手なモノではなく
ちゃんとした昔ながらの専用制服だ
そして 礼儀正しく サービスも行き届き
タイミングを計る目配せや気遣いは
イマドキ なかなかお目にかかれない逸材
せっかくなので ナポリタンを注文
例のケチャップべたべた濃厚味で
レトロ気分を一層盛り上げてくれる
お得なセットメニューは スープ サラダ
コーヒーまで付いて 980円也
お財布にも優しくて 嬉しくなる
セットでも キチンとしたコーヒーだ
白磁に藍色の文様が映える砥部焼
愛媛を代表する伝統工芸品の器
マイルドで雑味ない澄んだコーヒー
一人で本を読んでいるお客も多い
分かる気がする たぶん私も通うだろう
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